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そこにいるのに の商品レビュー

3.4

50件のお客様レビュー

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2020/03/18

わかりやすく、バラエティに富んだホラー短編集。 短編だし、がっつり爪痕を残すような重厚さはないですが、あっさり、さっぱり怖くて良いです。 中学生の選書候補でしたが、怖さの程度はちょうどいいのにちょっとしたグロ描写が入るのが気になる。でも、リクエストに挙がっている本の内容を確かめ...

わかりやすく、バラエティに富んだホラー短編集。 短編だし、がっつり爪痕を残すような重厚さはないですが、あっさり、さっぱり怖くて良いです。 中学生の選書候補でしたが、怖さの程度はちょうどいいのにちょっとしたグロ描写が入るのが気になる。でも、リクエストに挙がっている本の内容を確かめてギョッとすることも少なくない近年、最近の中高生はこの程度なんでもないでしょうね。 他にもっとわかりやすく怖い話がいくつもあったのに、1番頭にこびりついているのは「二股の道にいる」。なんだろうあの嫌な感じ。嫌な感じなのに嫌いじゃない。多分、この本のタイトル、作者を忘れても、この話だけはいつまでも覚えていそう。

Posted byブクログ

2020/01/22

なぜか新年早々ホラーに手を付ける。「やばいやばいやばいやばい…」と呟きながら読んでたら、「そんな怖いのならやめればいいじゃん」と言われたけど、バカ言うな!途中でやめたらもっとこわいんじゃ! 見ちゃいけないもの、見ちゃった時の怖さったら…ねぇ。

Posted byブクログ

2019/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どの話も面白かった!いい感じの短さなので、いい気分転換になる。 出だしからゾクゾクとする怖さ、幽霊的な怖さがあり◎。 そして、不意打ちのハートウォーミングにはちょっと感動。 ・六年前の日記 シックスセンスを思い出した。 ゾクゾク系 ・写真 なんとなく貞子な感じのホラー。オチは分かるが1番怖かったかも! ・おまえを見ている 夜道思い出したら怖いかも。 ・陸橋のあたりから ちょっと、私年末新幹線乗るんですけど。 思い出さないことを祈ろう! ・二股の道にいる こーゆー道に迷う系の怖さって嫌よね。 Y字路おじさんって結局なに?目的は? ・痛い エゴサーチとかちょっと現代的な感じ。 なんか理不尽で嫌やったわ ・なぜかそれはいけない ベッドの下にいるってのが、よくあるホラーやなと。 そこそこ面白かった ・帰り道の子供 これは良い!!まさかの不意打ちの良い話!! 私も誰かを救えるような人物になりたい。 ・随伴者 一人?一匹?だと思ったら、複数だった笑 ・昨日の雪 まあ、なんとなくオチは分かってたけど、犯人逮捕で主人公?が殺されなくてよかった ・なかったはずの位置に これも写真と同様、迫りくる怖さがあるね! 白いナース?って、なんとなくサイレントヒルに出てくるナースのイメージ ・ルール これ、位置調べてみたい。調べてもいいのかしら? ・視えないのにそこにいる 面白さでいったら、ダントツ! もう大好きな感じ!!こういうホラーミステリー系でいい本ないかな? 雰囲気、グロさ、ミステリー具合等、最高!

Posted byブクログ

2019/11/13

一話目『六年前の日記』で、ぞわっときたな。ホラーの短編集。考えると理屈に合わないこととか、なんでそうなるんだ、ってところもあるんだけど、恐怖というのはそういうものかもしれない。けっこう楽しく読めた。ホラーが楽しくというのも、なんだけど。恐怖もまた愉しみだ。

Posted byブクログ

2019/10/11

ホラー短編集。似鳥鶏さんてユーモアミステリの人かと思ってたけど、ホラーも書くんだぁと意外だった。 見るたびに写真に写っている人がどんどん近づいてくる話と、Y字路おじさんの話が特に怖かった。こういう都市伝説系の話が好きなのだ。各話タイトルのちょっとした仕掛けも遊び心があって好き。ク...

ホラー短編集。似鳥鶏さんてユーモアミステリの人かと思ってたけど、ホラーも書くんだぁと意外だった。 見るたびに写真に写っている人がどんどん近づいてくる話と、Y字路おじさんの話が特に怖かった。こういう都市伝説系の話が好きなのだ。各話タイトルのちょっとした仕掛けも遊び心があって好き。クママリで最後にもうひと仕掛けあると思ったんだけどな。結局クママリって何だったの…?

Posted byブクログ

2020/10/31

何かがおかしい。どこかおかしい。 ふと感じる違和感を深く掘り下げてしまった先にある『怪異』という印象を受ける短編小説集。 不条理ホラーが続いてる中でど真ん中に救いのある不可思議を持ってきてくれてすごく救われた。救われ過ぎて思わず泣いた(笑) 『世にも奇妙な物語』にするには短編すぎ...

何かがおかしい。どこかおかしい。 ふと感じる違和感を深く掘り下げてしまった先にある『怪異』という印象を受ける短編小説集。 不条理ホラーが続いてる中でど真ん中に救いのある不可思議を持ってきてくれてすごく救われた。救われ過ぎて思わず泣いた(笑) 『世にも奇妙な物語』にするには短編すぎるから『トリハダ』みたいなドラマ化がコスト的にも現実的かも。

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2019/08/13

図書館で借りた本。13話の短編ホラー集。帰り道の子供の話は、日常のちょっとした事だけど結果、人を救ってた話は好きだな。昨日の雪は怖いと感じたし、視えないのにそこにいるは、ハードボイルド風で面白い。全話一気読みできる内容で猛暑の夜に読むのが涼めてよしかな。

Posted byブクログ

2019/06/14

綺麗な風景に出会い写真を撮ったり、帰り道で電気のついた家をちょっと見上げてみたり。何も考えずに普通にやっていることが恐怖に変わります。普段著者のミステリを読んでいますから、なんとなくそれなりの結論を期待してしまいますが、ほとんどが本当に純粋な短編ホラー。当事者には理不尽としかいえ...

綺麗な風景に出会い写真を撮ったり、帰り道で電気のついた家をちょっと見上げてみたり。何も考えずに普通にやっていることが恐怖に変わります。普段著者のミステリを読んでいますから、なんとなくそれなりの結論を期待してしまいますが、ほとんどが本当に純粋な短編ホラー。当事者には理不尽としかいえない恐怖に震えました。一つだけ後味がいいものが入っていたのが著者らしいかもしれません。読み終わってみるとちょっと怖さが違う「六年前の日記」、中編でミステリっぽい作りなのにひたすら怖い「視えないのにそこにいる」が印象深かったです。

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2019/04/29

ホラー短編集。 かなり短い話が多かったので、すぐ読める。 その中でも「帰り道の子供」はホロリとして良かった。

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2019/04/14

あまりに理不尽としか言えないホラーもあればどうせこの話もそうなんだろ理不尽エンドなんだろとびくびくしながら読み進めるとそれなりに解決したりほっとできたり、色々な味わいの短編集。個人的にはにこにこしながら読んでしまった「随伴者」、道具立ての好きな「視えないのにそこにいる」が気に入っ...

あまりに理不尽としか言えないホラーもあればどうせこの話もそうなんだろ理不尽エンドなんだろとびくびくしながら読み進めるとそれなりに解決したりほっとできたり、色々な味わいの短編集。個人的にはにこにこしながら読んでしまった「随伴者」、道具立ての好きな「視えないのにそこにいる」が気に入った。

Posted byブクログ