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そこにいるのに の商品レビュー

3.4

50件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2022/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホラー短編集。 どの主人公もたまたま見えてしまっただけ、つい立ち入ってしまっただけで恐怖に巻き込まれる。 ホラー慣れしているとなんとなく読んでいて展開は予想できて、読みながら静かにじわじわ追い詰められる感覚がとてもいい。 ほとんどの話の主人公がなすすべもなく怪異に巻き込まれていたせいか、最後の『視えないのにそこにいる』で主人公が怪異に立ち向かう姿にスッキリした。(怪異自体が消えるわけではないけど) 一つだけ救いのあるお話もあり。 結局クママリってどんなキャラクターなんだろう(笑

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2022/03/24

2022.03.24 ワクワクしながら読み始めましたが、期待外れだった…。 どこかで読んだことのあるようなお話が多く、途中でオチが読めてしまうものも。 ホラーは読み慣れているので上っ面で怖がらせようとしてるだけだな…浅い…と感じてしまった。 どの短編にも出てきたキーワードの「...

2022.03.24 ワクワクしながら読み始めましたが、期待外れだった…。 どこかで読んだことのあるようなお話が多く、途中でオチが読めてしまうものも。 ホラーは読み慣れているので上っ面で怖がらせようとしてるだけだな…浅い…と感じてしまった。 どの短編にも出てきたキーワードの「クママリ」も、最後の話につなげるため?に出てきたにしては弱すぎる。 全体的に残念な感じでした。

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2021/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館にて。 最近、小一の娘によく怖い話をせがまれる。 そんなとき、最適な物語の宝庫の1冊。 都市伝説のようなシンプルな怖い話ばかりかと思いきや、じーんとくる物語も散りばめられていて意表をつかれる。 「帰り道の子供」とても良かった。心から救われる。エピソード一つ一つ丁寧に描かれていて、ラストシーンも本当にいい。 「陸橋のあたりから」はひらがなが多かったので、娘が音読してくれた笑 楽しそうだった。 娘が1番怖かったのは「六年前の日記」だそうだ。娘は全部読んだわけではないがそのセレクトか、でも実際に本当に怖いのはそういうことかもしれない。

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2021/08/10

どのはなしも読みはじめてすぐ落ちがわかる話だったので少し残念。 『視えないのにそこにいる』が一番よかったかな。 結局クママリとは…。

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2021/05/16

目に見えない何か、それは科学で説明できるものとできないものがある。 そして、科学で説明できないものの中には、良いものと悪いものがある。 私自身はこれまで怖い存在を感じたことはないが、助けられたことはある。 親が子供を危険から守るようにぐいと危険から押し戻されたのだ。 祖父だったの...

目に見えない何か、それは科学で説明できるものとできないものがある。 そして、科学で説明できないものの中には、良いものと悪いものがある。 私自身はこれまで怖い存在を感じたことはないが、助けられたことはある。 親が子供を危険から守るようにぐいと危険から押し戻されたのだ。 祖父だったのか、いや、気のせいかもしれない。 この世は生者のものだが、たまに重なることもある…かもしれない。 さて、本書は残念ながらそんなハートフルな話ではなく、ホラー短編小説だ。 ちょっとだけネタバレすると一つだけ救いのある話がある。 つまりそれ以外は絶望的ということだ。 一つのキーワードがずっと繋がり、最後の物語にたどり着く。 幕開けは既刊の文庫アンソロジーの作品を一部変えたものだ。 そこからはじまる恐怖の世界。 理由などなく、ただ、見てしまった、会ってしまっただけ。 その瞬間に「それ」はぴたりとそばにいる。 そして引きずり込む。 どうして、なんで。 理由?あるとすればそれは、大好きな漫画、『地獄先生ぬーべー』でも繰り返し描かれた、「見てしまった」罪。 人に会えないからって、密を避けるためだって、入っては行けない場所、見ては行けないものもある。 ダメなものはダメ、禁忌は禁忌。 とはいえ…家の中だって決して安全ではないのだけれど

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2021/05/03

ホラー短編集。いやもう、どれをとっても怖いってば! どの物語でも、「そこにいる」んですよねえいろんなものが……! 一番怖かったのは「なぜかそれはいけない」。物語の運びも謎めいていて引きつけられ、ラストでそれが氷解すると同時にどっきりさせられるところも凄まじくて。そしてこの恐怖って...

ホラー短編集。いやもう、どれをとっても怖いってば! どの物語でも、「そこにいる」んですよねえいろんなものが……! 一番怖かったのは「なぜかそれはいけない」。物語の運びも謎めいていて引きつけられ、ラストでそれが氷解すると同時にどっきりさせられるところも凄まじくて。そしてこの恐怖って、一番リアルなものなのかも。たぶん一番嫌な話。好きだけど。 「二股の道にいる」も嫌だなあ。終わりのない恐怖という感じで。「写真」も「なかったはずの位置に」も気味が悪いし。「視えないのにそこにいる」はあまりにパワフルなホラー。「痛い」や「ルール」も今どき要注意の事柄ですし、本当に、怪しいものには近づいてはいけないし見てもいけないんだなあ。気を付けなければ、という気にさせられます。 「帰り道の子供」も不吉な予感にぞくぞくしながら読みましたが。なるほどそういうのもありですね。ちょっとここで心休まりました。

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2021/01/11

13のホラー短編集。1話1話のテンポが良いし、所謂「世にも奇妙な物語」や「ほん怖」的な、いろんなタイプの怖い話がバラエティ豊かに揃っているので(笑)サクサク読めると思う。 「六年前の日記」、「なぜかそれはいけない」、「なかったはずの位置に」、「視えないのにそこにいる」が好き。 ...

13のホラー短編集。1話1話のテンポが良いし、所謂「世にも奇妙な物語」や「ほん怖」的な、いろんなタイプの怖い話がバラエティ豊かに揃っているので(笑)サクサク読めると思う。 「六年前の日記」、「なぜかそれはいけない」、「なかったはずの位置に」、「視えないのにそこにいる」が好き。 幽霊ものや、見てはいけないもの・気づいてはいけないものに気づいてしまう話も好きなんだけれど、「人間って怖い」みたいなのも好きなのよね。 ところで、「クママリ」は何だったんだろう。目次前からかなり匂わせてたから、最後は「連作短編集」みたいに一本つながるかと思ったけれど、最後まではっきりしなかったな。

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2020/07/25

人間のイヤミスは好きだけど、霊的なホラーは苦手だと悟る…。『六年前の日記』は人間のイヤミスですきでした。

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2020/06/13

気がつくと、周囲が暗くなってきていた。塀の中。電柱の影。曲がり角の先。周囲のあちこちに暗いところが増えてきていて、そこから夜がじわじわと湧き出て水位を上げてきていた。 (P.62)

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2020/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

バッドエンドの短編が多かったけど面白かった 帰り道のこどもはほっこり系で後味のいい話でこの短編集では異質だけど良かった ラストの話も不穏だけどハッピーエンド さくさく読めるのでひまつぶしにおすすめ

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