さよならの夜食カフェ の商品レビュー

古内一絵(著者)

2021/08/12

マカンマランシリーズ
ついに終わってしまいました。

生きていく上で困難にあうと
縁がある人は巡り会う
マカンマランという名のカフェ

読んでいくにつれ
出てくる人たちにも愛着が湧き
終わってしまうのが寂しいです

今回の4つの短編は

学校でひとりぼっちに怯える希望
父子家庭で育ち、亡き母の理想を叶えようと
女子校へと進むが、
周りの気持ちを考えられない希望は
学校で浮いていってしまう

かつて世界一のレストランで修行した庸介
今ではメディアを駆使し
半年先も予約で埋まっている店を持つ。
しかしメディアばかりを気にして
本物のファンを作らずにいたからか
SNSの炎上を機に足元を掬われる

トロフィーワイフとして年上の夫と結婚した更紗
特別な生活を手に入れたと思っていたのに
夫に女の影が潜む
そんな中妊娠していることがわかったが
夫にはもう子供はいらないと言われてしまう

そして今までを振り返るような最終章
柳田と再会のきっかけとなった
性同一性障害のエリックが現れる

どの話も、自分も一緒に救ってもらったような
認めてもらえたような気持ちになります。
薬のような作品です

最終話ということで
どうやって物語が閉じていくのか
気になって読み進めました。

シャールさんの病気が悪化？？とか
立退話が？？とか
いろいろ想像してましたが
変わらずそこに居続けてくれる終わり方で
私もいつか行ってみたいなという
希望をもっていられて、嬉しいです(^^)

2021/08/12

最後までとてもよかった。テーマとしては決して軽くないものも多いのだけれど、重くなりすぎず読めるというか。ほっとひとつ、息をつけるような場所を確保しておくと、いざというとき少しだけ強くいられる。この本自体に、そういう効能がある気がした。古内一絵さん、別な作品も読んでみたいです。

2021/08/10

「ふたたび」「みたび」ときてこれで「お四まい」。
でもきっと彼らは今日もニギヤカに、そして豊かに時を重ねているのでしょう。
いつか私にもキジトラのお誘いがあったらいいな。
[図書館·初読·8月10日読了]

2021/08/07

とうとう終わりが来てしまった。
だけど、想像していた悲しい終わりじゃなくて本当によかった。
いつかまたシャールさんに会いたい。

2021/08/05

シリーズ最終作。女子高生もセレブも貧乏もお金持ちもみんな大変なんだなぁ。そういえば最近なぜか思いついて「もち麦」買ってみたんだけど、たぶんこのシリーズ読んでるからだな。

2021/08/02

よかった。４部作　全てがよかった。
シャールさん達と、また会いたい。
後書きにもあるように、また会えることを楽しみにしています。
今回の本は　1人ぼっち。それぞれの孤独についての話。

2021/08/01

読み終わりたくなくてずっと積読していたのをようやく手を伸ばした……
懐かしい人が沢山出てきてまた1から読み直したくなった。読み終わりじゃなくてまた1から読み始められる〜と浸って。この4作でたくさんの人が出てきて、その苦悩を読んでいただけに、前に進んでる登場人物達を見るとジーンとする。
今作では1番最初の「さくらんぼティラミスのエール」が印象的だった。
同じ年代ということもあってか共感で苦しくなる。
私も自分で自分の機嫌を上手にとれるようになりたい。ふれふれ、私。

2021/07/31

4部作最終
最後の6ﾍﾟｰｼﾞくらいと、謝辞で浸った。

今回の短編は、以前ちらっと出てきた人がﾒｲﾝだった。
そして総集編のようなガレット・デ・ロワ。
ｼｬｰﾙでの締め、最高。
「さよなら」って題だったから、色々悪い想像してたけど…。

図書館から借りて4作品読んだけど、購入しようかなって思うくらい何度も読みたい。
そして自分が辛いとき、ｼｬｰﾙから、それぞれの主人公から、勇気や癒しや激励を貰いたい。

最後
ずっと、ｼｬｰﾙみたいな人に会いたい、
マカン・マランみたいなｶﾌｪや素敵な時間を過ごせる場所が欲しいと思ってた。
謝辞を読んで、私はもう来店してたと気付いて少し切なくて愛おしくなった。

2021/07/27

最終巻とは知らず、タイトルに惹かれて読みましたが、問題なく読めました。
料理がどれも食べてみたくなる！美味しい物好きにおすすめです。
登場人物の個性も掴みやすく、身近にもいそうな自然な感じで物語に入り込めました。

2021/07/26

シリーズ最後…さみしい、もっと読みたい。でも、最後までシャールさんは素敵だった！今まで登場した人達も、みんな頑張ってる！ ちゃんと自分を大切に、心に身体に正直に生きてる！あーこのシリーズ最高！