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平成くん、さようなら の商品レビュー

3.6

234件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2021/04/05

描かれているのは、「安楽死」が割と簡単に認められてしまう現代日本。フィクションだけど、実際に合法化されている国もあるくらいだし、今後日本は絶対ない、とは言い切れないよなぁ。 私が、「安楽死を考えているんだ」って大切な人から言われたらどうだろうと考えた。 「嫌だ!死なないで!」と...

描かれているのは、「安楽死」が割と簡単に認められてしまう現代日本。フィクションだけど、実際に合法化されている国もあるくらいだし、今後日本は絶対ない、とは言い切れないよなぁ。 私が、「安楽死を考えているんだ」って大切な人から言われたらどうだろうと考えた。 「嫌だ!死なないで!」と言うのは簡単だけど、本人が地獄の苦しみの只中にいるなら、引き留めるのはエゴなのか…。 「チームラボ」や「SCRAP」や「UBER」「かがみの孤城」などなど、現代の固有名詞が続々と登場します。今がいかにモノに溢れていて、便利で合理的か、というのが表されているように思いました。 いかに世の中が便利になって娯楽に溢れても、人が絶望の淵から「やっぱり生きよう」と思うきっかけは結局、人とのつながりだよなぁ。この本でも、そのことが言いたんじゃないかな。 最後に「平成くん」がどうなったかは分からないけど、生き延びていると信じたい。 古市さん、小説も書けちゃうのすごい…。

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2021/04/14

安楽死 ハイブランド グーグル スマートスピーカー スケジュール共有 グーグルパスワード セックストイ  最後のスマートスピーカーに話しかける 「ねぇ平成くん」の連呼で泣きそうになった。

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2021/03/21

安楽死という主題に対し、主人公の軽妙な心情や語り口がどうにも、説得力に欠ける印象を受けた。 通常結果としての死を受け入れるのみの他の生命に対し、残酷にも人は死を強要する。にもかかわらず時に人は選択としての死を望む。いかにも奇異で酷薄を極めた生命であると感じた。 本論から逸れる...

安楽死という主題に対し、主人公の軽妙な心情や語り口がどうにも、説得力に欠ける印象を受けた。 通常結果としての死を受け入れるのみの他の生命に対し、残酷にも人は死を強要する。にもかかわらず時に人は選択としての死を望む。いかにも奇異で酷薄を極めた生命であると感じた。 本論から逸れるが、今日の日本において当事者の意思を反映できない動物(ペット)では安楽死が認可され、反映できるヒトでは認可されていないのはどうにも直感に反する...

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2021/04/18

平成くんは古市さん?!??と錯覚しそうになる。 実在する人物名や名称が出てくるので、現実とごっちゃになりそうでした。 古市さんの思惑でしょうか…

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2021/03/09

#平成くんの魅力 #東京のブルジョワの生活 #まるで無縁 #だけど引き込まれた #私の平成くんはイミンギである

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2021/02/28

タイトルとジャケットに惹かれて読みたいと思ってた発売当時。結局平成が終わり令和になって3年も経ったいま、ようやく購入し読みました。 平成を感じる固有名詞の多さにたった3年で懐かしさを感じます。自分は一般庶民なので聞いたことないブランド名もありましたが、、、 感想としては切なさ感じ...

タイトルとジャケットに惹かれて読みたいと思ってた発売当時。結局平成が終わり令和になって3年も経ったいま、ようやく購入し読みました。 平成を感じる固有名詞の多さにたった3年で懐かしさを感じます。自分は一般庶民なので聞いたことないブランド名もありましたが、、、 感想としては切なさ感じる恋愛小説だなと。 安楽死というか「死」についても考えさせられる1冊。

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2021/02/20

彼から安楽死の希望を聞かされた。そんな彼女と彼のお話。まさに今という印象。古くもなく未来でもなく、今、ありそうな二人。グロい話なのかと始めはギョッとしたけど、全然そんなことなく、重いテーマなのにほんの1〜2時間で読み終えた。癖になる余韻があり、読んでよかったと思える作品。きっとま...

彼から安楽死の希望を聞かされた。そんな彼女と彼のお話。まさに今という印象。古くもなく未来でもなく、今、ありそうな二人。グロい話なのかと始めはギョッとしたけど、全然そんなことなく、重いテーマなのにほんの1〜2時間で読み終えた。癖になる余韻があり、読んでよかったと思える作品。きっとまた読むと思う。

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2021/01/28

古市さんらしさを感じる作品でした。 ラストシーンが切なくて好きです。 私もコンセント抜いちゃうだろうな…

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2021/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「誰かが隣にいてくれると、誰かから嫌われても傷つかない」 「評価されなかった時は『バカに褒められても嬉しくない』と思おう」 直接会って無機質な最期を見守るよりも、生死もわからないけどお互いを想い合いながら過ごす日々の方が尊いなって、思った。 2人の人間らしい葛藤と、最終的にたどり着いた決断に涙なしではいられなかった。

Posted byブクログ

2021/01/07

古市さんという感じ。 古市氏こういうことを考えているのか、平成くんは自身がモデル…?、結構、さらけ出すのが恥ずかしくないタイプなのだな、でもそうかも、とか思った。 安楽死について考えさせられた。

Posted byブクログ