平成くん、さようなら の商品レビュー
読みたくない、読みたくない、 と感じながら読了。 死を考えるのは、生を考えること。 生とは何か?考えたくない事をロジカルに考える。 人間の脳も、バーチャル世界を作っていたのか
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古市さんってこんな文章書くんだなって思った。TikTokやTwitter、OneDriveなど、現代(平成?)を象徴するような単語が使われていた。内容は面白かった。性描写がいかついのでばあちゃんに貸そうと思ってたけどやめます。
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コメンテイターとして古市さんが好きだったので手に取った。安楽死について。平成生まれの平成(ひらなり)くんが古市さんのことかと思えた。
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死ぬってなんだろうと誰でも一度は漠然と考えたことに触れた一冊。きっと、死生観についてややこしく考えるから生き辛くなるし、『人生の締め切り』も必要なんだろうなぁ〜と感じた。最後のシーン、すきです。
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平成くんが死んじゃうのもやだし死ぬって言ったのに死なない平成くんもいやなので悶々とした気持ちで読んだ。愛ちゃんの説得で平成くんが改心して一緒にずっといれたとしてそれはなんか「平成くん」ではなくてどっちにしろミライはなかったんじゃないかなって思った愛ちゃん強く生きて欲しい平成くん、さようなら
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無駄話ができる相手がいるって、とても尊いことだと改めて感じた。 「二人で映った写真が7521枚で、LINEを送りあった期間が3年半で、その間97万字の言葉を交わしていた。僕たちには、もうこれだけの歴史があるって気付いた。」と言って、平成くんが愛ちゃんのために自分とよく似た声で話すスマートスピーカーを作ったくだりが泣けた。 大切な人に「死にたい」って言われたら、どうしよう。自分はどうするだろう。
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読み終わったあと 愛ちゃんどうしてるかなあ とふと思った。 「猫になったんだよな 君は」のフレーズが浮かんで 愛ちゃんを抱きしめたくなった。 切ない。 古市さんのイメージが変わった
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「1年近い猶予が殯としての機能を果たしたのかも知れない。」淡々と進んでいくんだけど続きが気になる。普通の私には理解し難い性格や生活が描かれているんだけど、、、最後は切ないなぁ。 殯(もがり)・・・死者の復活を願いつつも遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認することにより、死者...
「1年近い猶予が殯としての機能を果たしたのかも知れない。」淡々と進んでいくんだけど続きが気になる。普通の私には理解し難い性格や生活が描かれているんだけど、、、最後は切ないなぁ。 殯(もがり)・・・死者の復活を願いつつも遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認することにより、死者の最終的な「死」を確認すること。
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社会学者である著者のデビュー作で、芥川賞の候補にもノミネートされた作品で、興味津々で読んでみた。 「平成くん」の変わり者な感じはどうしても著者のイメージと重なるが、安楽死が合法化された世界で安楽死を望む平成くんが、取材を通して自らの安楽死に向けて準備を進めていくという設定自体は面白かった。 やたらブランドの名前が描写されるのは、平成という時代を強調するためなのかもしれないが、やや鼻についた。 ラストの、AIで身代わりができるとしたら永遠にその人を失わずにすむという発想も著者らしくていいし、全体を通して面白い作品だった。この作品で芥川賞を欲しそうにしていた人間らしい著者の一面もまた面白かった。
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