今はちょっと、ついてないだけ の商品レビュー
中年が、少し前向きに自分のしたいことをやってみようと思える。 楽しそうだな。 私にもできることあるかな?何がしたいのだろうと考えてみた。 仲間がいるって素敵だな。大人になってから、良い仲間や友人に巡り会えるのは奇跡みたいだけど、運がついてきたら、巡ってくれば、人やことに出会えたり...
中年が、少し前向きに自分のしたいことをやってみようと思える。 楽しそうだな。 私にもできることあるかな?何がしたいのだろうと考えてみた。 仲間がいるって素敵だな。大人になってから、良い仲間や友人に巡り会えるのは奇跡みたいだけど、運がついてきたら、巡ってくれば、人やことに出会えたりして。年を取ることも悪くないと思える一冊だった。
Posted by
伊吹有喜さんの連作短編集 『今はちょっと、ついてないだけ』 収録は以下7つの短編 ・今はちょっと、ついてないだけ ・朝日が当たる場所 ・薔薇色の伝言 ・甘い果実 ・ボーイズ・トーク ・テイク・フォー ・羽化の夢 ●あらすじ バブル期に「ネイチャリング・シリーズ」という冒険...
伊吹有喜さんの連作短編集 『今はちょっと、ついてないだけ』 収録は以下7つの短編 ・今はちょっと、ついてないだけ ・朝日が当たる場所 ・薔薇色の伝言 ・甘い果実 ・ボーイズ・トーク ・テイク・フォー ・羽化の夢 ●あらすじ バブル期に「ネイチャリング・シリーズ」という冒険番組でもてはやされた「タチバナコウキ」こと立花浩樹。 バブルがはじけ、番組も終了し、プロデューサーの連帯保証人となっていた浩樹は、多額の負債を背負わされる。 自己破産もせず、十五年かけて地道に全額返済した浩樹だが、ふと気が付けば、家庭も持たないまま、夢や希望も見失い、人生に行きづまっていた。 そんな時、母の見舞い先で訪れた病院で新たな出会いが訪れるのだが・・・ ●感想 主人公の立花浩樹を中心に、色々な人が登場してくる短編集。みんながそれぞれの事情で人生に行きづまっている。 けれど、行きづまっている誰もが、真の部分にしっかりと自分の大切なものを秘めている。それが徐々に導かれるように描かれていくので、先が気になって仕方がない。 しかも、人生も後半戦に入っているであろう中年の方々がメインなので、歳の近さも相まって親近感すら抱いてしまった。 自覚できてるかどうかは別として、誰しも上手くいかない時はあると思う。振り返ってみれば、あの時何だか色々ついてなかったなぁってこともある。 今はちょっとついてないだけ・・・ 伊吹有喜さんからの、心を少し楽にしてくれる優しいメッセージなのだろう。 辛い時や行きづまった時には、そんな風に思えるように、これからの人生を過ごして行きたいと思った。
Posted by
主人公の心理的描写が乏しく、感情移入出来ずに読了。 才能とカリスマ性から徐々に周りに人が集まり始め、好転していく環境変化に伴う心理的変化が読み取れたらワクワクしただろうに。 タイトルを文字った大円団によるフィナーレにも、主人公はそんな前向きな思考や他責にするような思考回路をして...
主人公の心理的描写が乏しく、感情移入出来ずに読了。 才能とカリスマ性から徐々に周りに人が集まり始め、好転していく環境変化に伴う心理的変化が読み取れたらワクワクしただろうに。 タイトルを文字った大円団によるフィナーレにも、主人公はそんな前向きな思考や他責にするような思考回路をしてたっけ?と違和感。
Posted by
北川恵海さんの「ちょっと今から仕事やめてくる」をイメージしてしまっていた。短編集だった。 最初の話は主人公の立花が、一躍脚光を浴びていた時代からの没落(はめられた?)、借金をなんとか返し終えた内容だった。次からは立花に絡んだ人目線での、人生の上手くいかないことオンパレード。それ...
北川恵海さんの「ちょっと今から仕事やめてくる」をイメージしてしまっていた。短編集だった。 最初の話は主人公の立花が、一躍脚光を浴びていた時代からの没落(はめられた?)、借金をなんとか返し終えた内容だった。次からは立花に絡んだ人目線での、人生の上手くいかないことオンパレード。それでも地獄ではないようだ。宮川もそうだけれど、智美の話のときには、何が幸せなのかわからなくなった。 でも、なぜか目の離せないお話だった。
Posted by
中年からのワイルドカード(敗者復活)ショートストーリー。 同年代だから、あー、わかる…なんて感覚になる。 傷つくのが怖いのよね、ある程度年齢重ねてくると。 だから傷つかないフリする。 傷つかないようにひっそり生きようとする。 敗者復活があるならば、傷ついたとしても挑戦しなければい...
中年からのワイルドカード(敗者復活)ショートストーリー。 同年代だから、あー、わかる…なんて感覚になる。 傷つくのが怖いのよね、ある程度年齢重ねてくると。 だから傷つかないフリする。 傷つかないようにひっそり生きようとする。 敗者復活があるならば、傷ついたとしても挑戦しなければいけないのかも。
Posted by
連作もの 過去にテレビで人気が出た男だが 事務所に負わされた借金返済で その後の人生をすごしていた 借金返済が終わってからの物語でした 章ごとに視点が変わりそれぞれの物語が楽しめました それほど盛り上がる感じはないですが ストーリーは楽しめました 他の作品も読んでみたいです
Posted by
私の中ではちょっぴりブームな作者さん。 楽しめる話が続いていたが、今回は残念、曰く言い難いのだが、あまり好みではなかった。 かつて世界の秘境を旅するテレビ番組で一躍脚光を浴びながら、バブル崩壊で事務所の社長に負わされた借金を返すためだけの生活になった立花浩樹。必死に働いて借金を...
私の中ではちょっぴりブームな作者さん。 楽しめる話が続いていたが、今回は残念、曰く言い難いのだが、あまり好みではなかった。 かつて世界の秘境を旅するテレビ番組で一躍脚光を浴びながら、バブル崩壊で事務所の社長に負わされた借金を返すためだけの生活になった立花浩樹。必死に働いて借金を完済したが、気付けば40代になっていたというところから始まる物語。 その立花の現在の境遇が描かれる最初の話は、彼を『お前は一体何をしたいんや?』と叱咤する母親の、一方で『今はちょっと、運がむいてないだけ』と息子を信じ励ます姿が良い話だったのだが、それ以降の話は、登場する人物の誰もがモヤモヤする人ばかりで、共感できなかったりあまり興味を惹かなかったり。 最期の話でかつての事務所の社長と対峙した立花自身もなんかぐずぐずしていて、何かしたいという気概があまり感じられず、みんなとなんとかやっていたら、ついてない時期を抜けてきたよう、みたいな流れが物足らなかった。 佐山さんって、あれで人生を前向きにとらえたことになるんだろうか、私には壊れたようにしか思えなかった…。
Posted by
主人公たちと同じような年代だからなのか、挫折とか大切な人がいなくなるとか未来への焦燥感とか、色んなことにものすごく同調してしまった。物語全体に流れる雰囲気は優しくて美しいのに突然嫌な現実突きつけられる怖さはあるけど、基本的に前向きな再生の物語だったので、読み終わったときホッとした...
主人公たちと同じような年代だからなのか、挫折とか大切な人がいなくなるとか未来への焦燥感とか、色んなことにものすごく同調してしまった。物語全体に流れる雰囲気は優しくて美しいのに突然嫌な現実突きつけられる怖さはあるけど、基本的に前向きな再生の物語だったので、読み終わったときホッとした。
Posted by
主役が各話ごとに変わっていくけど、みんな共通して言えるのは、色々大変なことや挫折するような経験があっても、もう一度やり直そうとゆっくりと、でも少しずつ着実に前を向いて歩いてるところ。 読むと勇気がもらえる1冊です。
Posted by
短編集のような でも物語としては連動していて 主役の一人称が代わっていく設定 序盤は良かったんだけど だんだん、その一人称が誰なのか分かりづらくなってきて、途中から集中して読めなくなってしまった。 この作家さんの小説は、5冊読んだけど すごく柔らかい感じで女流作家という感じ やっ...
短編集のような でも物語としては連動していて 主役の一人称が代わっていく設定 序盤は良かったんだけど だんだん、その一人称が誰なのか分かりづらくなってきて、途中から集中して読めなくなってしまった。 この作家さんの小説は、5冊読んだけど すごく柔らかい感じで女流作家という感じ やっぱり全般的に好みではないのかも
Posted by
