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今はちょっと、ついてないだけ の商品レビュー

3.8

74件のお客様レビュー

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2022/02/17

自分も「今はちょっと、ついてないだけ」状態なので、タイトルに惹かれ買ってしまいました。 行き詰まってる登場人物が立花と関わったり、撮られたりする事で自分と向き合い良い方向に動き出せるようになる話の構成は、読みやすく、読了感爽やかでした。 この本に触れ、自分も自分と向き合い動き...

自分も「今はちょっと、ついてないだけ」状態なので、タイトルに惹かれ買ってしまいました。 行き詰まってる登場人物が立花と関わったり、撮られたりする事で自分と向き合い良い方向に動き出せるようになる話の構成は、読みやすく、読了感爽やかでした。 この本に触れ、自分も自分と向き合い動き出したいです。

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2022/02/10

今はちょっと、ついてないだけ。 そのうちいい運がやってくるよ いろいろ遠回りをしてきたけれど 今だからこそ見える景色が、ここにある 自分の現状ゆえか、書店で題名に惹かれて購入 心が軽くなりました!映画化もされるとのこと、楽しみです! 読了後、表紙のイラストを見るとまたいい本だ...

今はちょっと、ついてないだけ。 そのうちいい運がやってくるよ いろいろ遠回りをしてきたけれど 今だからこそ見える景色が、ここにある 自分の現状ゆえか、書店で題名に惹かれて購入 心が軽くなりました!映画化もされるとのこと、楽しみです! 読了後、表紙のイラストを見るとまたいい本だなと感じました!

Posted byブクログ

2022/02/10

若くして「時代の寵児」として虚像を造り上げられ、その時代の終焉と共に全てを失った男が、母親の見舞いに訪れた病院で出会った親子との縁で、それぞれに挫折を抱えた人々と触れ合う。 それぞれの再生の物語。 ◯立花弘樹…大学時代にスカウトされ、カメラマンが秘境をめぐる番組「ネイチャ...

若くして「時代の寵児」として虚像を造り上げられ、その時代の終焉と共に全てを失った男が、母親の見舞いに訪れた病院で出会った親子との縁で、それぞれに挫折を抱えた人々と触れ合う。 それぞれの再生の物語。 ◯立花弘樹…大学時代にスカウトされ、カメラマンが秘境をめぐる番組「ネイチャリングシリーズ」で時の人となるがバブル終焉と共にブームは去り、さらに恩人の作った多額の借金を背負う事に。 人間不信で寡黙だが佇まいが美しい。 ◯宮川静枝…弘樹の母親の入院仲間で、 弘樹に写真の撮影を頼む。 ◯宮川良和…静枝の息子。 映像の制作会社に勤務。 お色気番組で一世を風靡したが、リストラに近い自主退職に。 母の見舞いで、かつての有名人「タチバナコウキ」と出会い、その変わり果てた姿を罵倒するが、実は当時の「コウキ」は自分の憧れのヒーローだった。 押しかけで、弘樹のアシスタントになり ナカメシェアハウスに。 ◯宮川菜々子…良和の娘。 幼い頃からバレエをしていたが、良和の知らないうちに創作ダンスの劇団で活動。 祖母・静枝の紹介で弘樹にパンフレットの撮影を依頼する。 ◯巻島雅人…弘樹をスカウトしたプロデューサー。ネイチャリングシリーズの仕掛け人。多額の負債を背負うが自己破産し姿を消した為、保証人の弘樹に弁済義務が。 ◯岡野健一…弘樹の大学時代の友人。妻子との関係修復の為アウトドアの指南を受けるが、次第に自身がハマって行く。 ネット関係の分野に明るく弘樹達に協力。 ◯瀬戸寛子…ナカメシェアハウスの住人。美容全般のスキルを持つメイクアップアーティストだが、接客が苦手でリストラされ現在就活中。 弘樹たちの撮影にメイクアップで関わって行く。 ◯会田健…旬を過ぎて仕事の無い大物お笑い芸人。宣材写真の依頼がキッカケでナカメシェアハウスに加わる。

Posted byブクログ

2022/02/09

一度活躍していた時代があり、活躍した場所から外れていくが、小さなつながりから居場所ができてきているように感じた。居場所は仕事役割など。

Posted byブクログ

2022/01/30

物語の現在時は、ちょっと前なのかな? バブルを経験した世代が、だいたい40代の時だ。 バブル期にもてはやされた写真家の立花浩樹。 自分をプロデュースした人物の莫大な借金を背負って、結婚もせず、定職にもつかず、40代を迎えた。 借金を返し終え、この先どう生きるかという問題に直面す...

物語の現在時は、ちょっと前なのかな? バブルを経験した世代が、だいたい40代の時だ。 バブル期にもてはやされた写真家の立花浩樹。 自分をプロデュースした人物の莫大な借金を背負って、結婚もせず、定職にもつかず、40代を迎えた。 借金を返し終え、この先どう生きるかという問題に直面する。 偶然知り合った映像制作会社で働いていた宮川良和、メイクアの道で行き悩んでいる瀬戸寛子、落ち目の芸人相田健、大学の同級生岡野といった人物たちと関わり、ゆっくりと浩樹の人生が動き始める。 イケメンで、いい体をしている浩樹。 どこまでも自己肯定感が低く、自分がかつてテレビの冒険番組で人気を博してきたのも、周りが勝手にスターダムに押し上げただけだと思い込んでいる。 「イケメンでも淡泊すぎて」もてない。 そんな彼の再起は、なるほど、容易ではなさそうだ。 いわば、みんな人生で行き詰まりを感じている人たち。 そのパワーが結集して、人生大逆転!…とまでは、さすがにいかない。 少し、前に踏み出すところへ。 少し、希望が感じられるまで。 この、やりすぎず、ほどよい塩梅が、受け入れやすい。 でも、「カンパニー」の方が好きかな。 そして、この作品では寛子が後景に回っていたけれど、中年女性の再起の物語も読んでみたい。 寛子にしても、佐山にしても、アラサーで、まだ如何様にもなる年齢の女性ではなくて。

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2021/10/27

淡々と話は進んでいくけど、なんだかほんわか前向きになれる。 まあ、うまくいきすぎな感はあるけど。 敗者復活戦、合ってほしいよね。 登場人物の会話のテンポが軽快で楽しい。

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2021/09/13

「今はちょっと、ついてないだけ」 長い人生、誰しもそんな時期は必ずあります。そんな「ついてない」人たちが少しだけ前を向けるようになっていくお話。 一人一人の足がかりは小さくても、そんな人たちが繋がれば人生は上向いていく。 私もついてない時期に顔を下に向けるんじゃなく、少しずつでも...

「今はちょっと、ついてないだけ」 長い人生、誰しもそんな時期は必ずあります。そんな「ついてない」人たちが少しだけ前を向けるようになっていくお話。 一人一人の足がかりは小さくても、そんな人たちが繋がれば人生は上向いていく。 私もついてない時期に顔を下に向けるんじゃなく、少しずつでも前に進んでみよう。そんな風に思わせてくれる優しい作品でした。

Posted byブクログ

2021/07/13

思い返したらすごく好きな小説だったなぁと思った。おとなで、かっこよくて、泥臭いところもあって、人間味があって。いろんなことがある人生だけど、それはそれで良いのかもと思わせてくれた本だったかな〜。

Posted byブクログ

2021/07/02

「今はちょっと、ついてないだけ」 言葉って不思議。 言い方変えるだけで前向きに。 嫌なことがあっても 少しだけ発想の転換をして 過ごしていけたらいいな。

Posted byブクログ

2024/03/22

 現在不遇の状況にある元フォトグラファーの立花浩樹と、浩樹の住むシェアハウスでたまたま出会った失意の男たちのリスタートを描く、ついてない人々の再生物語。          ◇  かつて秘境を訪れありのままの自然を撮るTV番組で人気を博した写真家の立花浩樹だったけれど、バブル崩壊に...

 現在不遇の状況にある元フォトグラファーの立花浩樹と、浩樹の住むシェアハウスでたまたま出会った失意の男たちのリスタートを描く、ついてない人々の再生物語。          ◇  かつて秘境を訪れありのままの自然を撮るTV番組で人気を博した写真家の立花浩樹だったけれど、バブル崩壊によりネイチャリング・フォトグラファーという肩書きを失ったあとは転落も速かった。  仕事だけでなく、家も失くし恋人も離れていった。バブルに踊らされ自分を見失っていたことに気づいたときは、後の祭りだった。  厭世的になり、自堕落な生活を送っていたある日、入院中の母親から知人を撮影するように頼まれた。気が進まないながら引き受けた浩樹だったが……。      * * * * *  登場する主要人物は、主人公の立花浩樹はじめ真面目で不器用な人間ばかり(宮川も実はそのタイプだと思います)。虚勢を張っていても足元の危うさには気づいています。  そんな彼らが、自分を見つめなおしつつ足下を固めていくという過程が面白かった。  何に仕事のやり甲斐を感じ、何を生き甲斐として人生を送っていくか。私たちは生きるうえで、そこに気をつける必要があるのだと思いました。  結局、金銭や虚栄心を第1にすると、切りがなくなる。いつまでも安心は手に入らない。だから、決して幸せにはならないのでしょうね。  大切なことは、きれいごとに聞こえるかも知れませんが、どれだけ人に喜んでもらえるかだと思います。(自分の能力を使って人々に感動や喜びを感じてもらう。大谷翔平選手を見ていると、よくわかります。)  伊吹有喜さんらしい優しいタッチで紡がれた物語で、温かい気持ちになりました。  安易に恋愛を味付けとして使っていないところもよかったと思います。

Posted byブクログ