人生はどこでもドア の商品レビュー
考えたら、知り合いと合流する前に、2週間一人旅しただけで、おまけに観光もしないのに、引き込まれた。 目的は「東京と同じ、生活をする」だけど… 東京と同じって、冷蔵庫や洗濯機を持たず、かなりスペシャルな生活をされている稲垣さん、どうなる?と、とっても気になった。 ホントに「生...
考えたら、知り合いと合流する前に、2週間一人旅しただけで、おまけに観光もしないのに、引き込まれた。 目的は「東京と同じ、生活をする」だけど… 東京と同じって、冷蔵庫や洗濯機を持たず、かなりスペシャルな生活をされている稲垣さん、どうなる?と、とっても気になった。 ホントに「生活」だからと、住みかとなる民泊だけ決めて、リヨンへ。 超シンプル生活の経験を駆使し、何とか「生活」しようとするのがいいし、フランス人のことも知れるのもいい。 カフェの店員が、今日は笑ってくれた!ってだけで、こちらも泣きそうになる。 もう少し写真が見たいと思うけど、旅行じゃなかった「生活」でしたね。
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リヨンに到着した日、飛行機が遅れ雪の中タクシーにのり、無事に宿泊先に着けたことがよかった! 知らない土地で過ごした14日間。 トラブルもありつつも丁寧に暮らしていた様子が素敵でした。
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面白かったてす。 個人旅行の楽しみ方満載。 旅先で名所や美しい景色を見るのも捨てがたいけれど 自分自身のやり方で その土地の人とに関わるのはもっと面白いかもしれない。 そして本作は 旅先ばかりではなく 今自分がいる環境の中でのアドバイスでもある。 稲垣さんのような極端な暮らしは...
面白かったてす。 個人旅行の楽しみ方満載。 旅先で名所や美しい景色を見るのも捨てがたいけれど 自分自身のやり方で その土地の人とに関わるのはもっと面白いかもしれない。 そして本作は 旅先ばかりではなく 今自分がいる環境の中でのアドバイスでもある。 稲垣さんのような極端な暮らしは出来ないけれど 日々の生活をちょっと見直すだけで 豊かな生活が送れるかもしれない。
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いま、毎日普通に何事もなく暮らしているけど、ものを買うにしても店員さんがいたり、それを作ってくれる人がいたり。誰かが配達物を届けてくれたり。 生活は、自分ひとりでは完結しない。 感謝の気持ちって、こういうことなんだろうね。 ・誰かとコミュニケーションをとるには、まずは自分が...
いま、毎日普通に何事もなく暮らしているけど、ものを買うにしても店員さんがいたり、それを作ってくれる人がいたり。誰かが配達物を届けてくれたり。 生活は、自分ひとりでは完結しない。 感謝の気持ちって、こういうことなんだろうね。 ・誰かとコミュニケーションをとるには、まずは自分が何者かを知っていること ・相手の笑顔を得るには相手の気持ちに「同期」すること ・お金を払ったからサービスうけて当然、な態度をとるとお金がとても冷たい道具と化する ・自分が何がしたいか分かっていれば、不安になってキョロキョロすることはなくなる
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すごくよかった エッセイなんだけど、鼻につく感じも浅すぎる感じもなくて、身近で親しみやすく、おもしろい 旅先で読むと元気が出そう
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思い立ってガイドブックすら持たずにリヨンに飛んで、 民泊で暮らした14日間の記録。 日本にいるのと同じように暮らし、地元の人と交流するのが目的。 私がドイツでアパートメントホテルを借りて暮らした日を思い出しながら またこういう普通の生活をする旅をしたいなあと胸が騒いだ。 わかりや...
思い立ってガイドブックすら持たずにリヨンに飛んで、 民泊で暮らした14日間の記録。 日本にいるのと同じように暮らし、地元の人と交流するのが目的。 私がドイツでアパートメントホテルを借りて暮らした日を思い出しながら またこういう普通の生活をする旅をしたいなあと胸が騒いだ。 わかりやすい観光地やグルメスポットよりも、スーパーやマルクトで食材を買い、 慣れないキッチンで工夫しながら料理して食べるようなことが本当に楽しいのだ。 しかしガイドブックはさすがに必要だと思った。緊急時の連絡先とか対処法とか、 短い期間だからこそ時間をかけたくはないところ。 言葉ができなくても、コミュニケーションを取ろうとする姿勢一つで相手も変わる。 ちょっとしたことで気持ちが幸せになる。
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アフロの稲垣えみこさんがリヨンで生活した2週間を書いたエッセイ。面白くてあっという間に読んだ。 どこでもドアでよその国に飛び出し、いつもの自分通り生活して、そこに前から住んでいる人に薦められたものを食べたり見たり、自然体で過ごせたら楽しいだろうな(女一人がエアビーで民泊に泊まるのは心配ないのだろうかと、小心者の私は不安に思うのだが)。気負わずちょっと出かける感じで旅できたら・・・と旅心を刺激された。 稲垣さんの素晴らしいところは、旅を通じて自分が何を求めて毎日生きてきたかに気づくところ。旅は決して変身の場ではなくて、むしろ本当の自分が現れる場なのだ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
元朝日新聞の記者で原発の事故後退社して、電気をあまりつかわない生活をしていることで知られる稲垣えみ子さんのフランスリヨンでの民泊体験記。 フランス語や英語もそれほどできるわけではないと本人は書いているが少しはできるようである。 いわゆるパック旅行とは真逆の観光地をめぐらず、地元の人たちと同じようにリヨンという街で生活してみようとし、どのように現地人と交流できるかと四苦八苦する本である。 もう少しフランス語を勉強すればもっと面白い旅になりそうだと思ったが、本人はできるだけ自然体で(ありのままの自分で)フランスの人と人間的なつきあいができるか挑戦したような旅である。 稲垣さんは滞在先のフランスでもパソコンを開いて、日本からの仕事をこなす(文章をかいている)。 日本のスーパーでは誰とも話をせずに買い物ができてしまうが、フランスのマルシェでカタコトのフランス語でコミュニケーションをとろうとする稲垣さんの姿勢は反原発の彼女なりの運動(社会的な運動ではなく、彼女の私的な)なんどと思う。 それは笑顔と気遣い、思いやりに実満ちた社会の古構築をめざす運動と言えるだろう。
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この方の生き方は本 ラジオ番組などで共感できることが多くあります。自分が今までしてきた旅行と重なる部分が多くありワクワクしながら読みました。私の旅は名所 旧跡も良いのだけれど人との出会いが旅の醍醐味だと思っています。鉄道の旅が好きなのでその時出会った人々は今でも強く心に残っていま...
この方の生き方は本 ラジオ番組などで共感できることが多くあります。自分が今までしてきた旅行と重なる部分が多くありワクワクしながら読みました。私の旅は名所 旧跡も良いのだけれど人との出会いが旅の醍醐味だと思っています。鉄道の旅が好きなのでその時出会った人々は今でも強く心に残っています。いろいろな都合で暫く海外へ出掛けていなかったのですが5月ごろイタリアへと調べていて挫けそうになっていた背中を押してもらった気になりました。本気で取り組んでみます。
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軽快な文章と親しみやすい人柄。誰かに親切にされるのと同じぐらい親切を誰かにすることを信条とする江戸的な持ちつ持たれつの人付き合いを、言葉の通じないリヨンで実践しようと思い立ち、まずはよく観察、発見、考察し、試行錯誤する。それってまさに生きるということ!旅という日常から離れた場所で...
軽快な文章と親しみやすい人柄。誰かに親切にされるのと同じぐらい親切を誰かにすることを信条とする江戸的な持ちつ持たれつの人付き合いを、言葉の通じないリヨンで実践しようと思い立ち、まずはよく観察、発見、考察し、試行錯誤する。それってまさに生きるということ!旅という日常から離れた場所で、純粋に生きることに向き合った記録とも言える。
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