辺境メシ の商品レビュー
帯の惹句「人類最後の秘境は食卓だった!」のとおり、人類は様々なものを食べてきたんだなー、そして今も食べているんだなーと驚愕の事実が明かされていく。ただ、今この狭い島国に生きる僕ら、あるいはたいした人生経験もない僕にとって驚愕の事実であっても、世界各地で生きてきた人々、今を生きる...
帯の惹句「人類最後の秘境は食卓だった!」のとおり、人類は様々なものを食べてきたんだなー、そして今も食べているんだなーと驚愕の事実が明かされていく。ただ、今この狭い島国に生きる僕ら、あるいはたいした人生経験もない僕にとって驚愕の事実であっても、世界各地で生きてきた人々、今を生きる人々にとっては、それは当たり前の風景だったりする。すでに当たり前ではなくなっているものもあるが。倫理や論理の問題ではなく、「食」は基本的に「生きる」ということそのものの問題なんだなー。そこには、「いい」や「悪い」はない。 ヒキガエルジュース、猿の脳みそ、水牛の脊髄、各種の虫、口噛み酒・・・・豊かな食の実際を知る。多様性に満ちた、人類の歴史と今を知る。グローバル化の名の下に、それらの多様性はおそらくもう少しで消えていく。その意味では、貴重な記録になるに違いない。
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探検家の高野さんによる、辺境グルメリポート。 文章も達者だけど、もはやクレイジージャーニーで 紹介されちゃってるものも多々あるので、 映像のインパクトにはかなわないような気もしました。
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高野さんがこれまで食べてきたゲテモノの類を紹介したもの。 読みやすく、軽い感じで読むにはよいかも。ただ、高野さんの本を読むのであれば、他のソマリア本や探検本を読むことをお勧めする。 ちなみに食べもの系では『謎のアジア納豆』がお勧め。 --- 『謎のアジア納豆: そして帰って...
高野さんがこれまで食べてきたゲテモノの類を紹介したもの。 読みやすく、軽い感じで読むにはよいかも。ただ、高野さんの本を読むのであれば、他のソマリア本や探検本を読むことをお勧めする。 ちなみに食べもの系では『謎のアジア納豆』がお勧め。 --- 『謎のアジア納豆: そして帰ってきた〈日本納豆〉』のレビュー https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4103400714 『謎の独立国家ソマリランド』のレビュー https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4860112385 『恋するソマリア』のレビュー https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4087715841 『幻獣ムベンベを追え』のレビュー https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4087475387 『アヘン王国潜入記』のレビュー https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4087461386
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筆者が学生の頃から50代の執筆時点までに食した・接した様々な食に関わる文化・人々とともに、実際に食べた記録。 何故か?、想像していたほどにはグロくは無く、概ね普通に読み進められた。
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早稲田大学探検部は頭おかしい人たちばかりだなぁ。 まず、筆者がゴリラ肉を食べるところから始まる。 ゴリラ、、、食べるんだ。 虫、蛇、カエルは当たり前だと思ってたら、 ヒキガエルをミキサーにかけてジュースにするって人の食い物(飲み物?)かよ、、、。 表紙裏の数々の...
早稲田大学探検部は頭おかしい人たちばかりだなぁ。 まず、筆者がゴリラ肉を食べるところから始まる。 ゴリラ、、、食べるんだ。 虫、蛇、カエルは当たり前だと思ってたら、 ヒキガエルをミキサーにかけてジュースにするって人の食い物(飲み物?)かよ、、、。 表紙裏の数々のゲテモノ食の写真の中でも、テナガザルの脳みその燻製が頭蓋骨付きで呪いの道具みたいだ。 インディジョーンズかよ。 ヤバそうなメシの食レポ。 こんな食べ物が、世界には存在する。
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今までの活動のベスト盤やまとめ感は 否めないが それでも聞いたことや見たことない食べ物ばかりで お腹壊さないかなーと思いつつ よくよく読んでいくと その食べ物を食べるに至るまでの 文化背景が面白かったり切なかったり 一回は食わず嫌いをしないで挑戦してみるのも 必要だなーと
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すごい イッテQや他の旅行作家など足元にも及ばない 怪獣探索や辺境探査の本業?も持ちながら食べ物だけでこの一冊 最後の幻覚ドリンクが気になるし ところどころものすごく美味しそうな食べ物がある あと鮮度は大事 美味しい鯨も食べてみたい なかなか高野さんのように躊躇なく食べられな...
すごい イッテQや他の旅行作家など足元にも及ばない 怪獣探索や辺境探査の本業?も持ちながら食べ物だけでこの一冊 最後の幻覚ドリンクが気になるし ところどころものすごく美味しそうな食べ物がある あと鮮度は大事 美味しい鯨も食べてみたい なかなか高野さんのように躊躇なく食べられないけど 世界は広いなと思わされる本
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
同著者の「謎のアジア納豆」からの流れ読み。それにしても珍しい食材をよくここまで食せるものだと感心してしまう。ただし、ただ単にゲテモノを求めているわけではなく、一緒に食について語る仲間はその道の一流どころなところにやや安心させられる。ムシを生で食べてしまうおっちょこちょいなところは人柄が出て面白い
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面白かったけど、高野さんの体がちょっと心配になった。 学生時代からつい最近のことまで書かれているので、もちろん一気に色々食べた訳ではないだろうが、これだけのものを食べることに日本人の胃腸が耐えられるのだろうかと思う。(胃腸は強くないって書いてあるし。)アジアやアフリカに行くと普通...
面白かったけど、高野さんの体がちょっと心配になった。 学生時代からつい最近のことまで書かれているので、もちろん一気に色々食べた訳ではないだろうが、これだけのものを食べることに日本人の胃腸が耐えられるのだろうかと思う。(胃腸は強くないって書いてあるし。)アジアやアフリカに行くと普通のレストランで食事しても胃腸の具合が悪くなる日本人も大勢いるのに。 ピスコサワーとか、フリアとか爆発ナマズとか、それは食べて(飲んで)みたいな!というものもいくつかはあったけど、大抵は「それは、ムリ」というもの。 私は排水溝の掃除が嫌いなのだが、「女性の髪そっくりの長く黒い毛が肉のあちこちにからみついている」チンパンジーの肉(おいしいらしいけど)を食べるか、排水溝の掃除をするか、と訊かれれば、喜んで排水溝の掃除をする。ましてや血豚とかヤギの胃袋の中身のスープとかは他人の家の排水溝掃除さえできそうなレベル。虫や蛇、魚は意外に食べられる気がするが、見た目がスプラッタあるいはスカトロ系は、どんなに旨いと言われても食べる自信はない。 高野さんももう50代、どうかあまりムチャをせず、体を大切にして、面白いものを書き続けてください。日本のレストランで出されたパスタにゴキブリが入っていたら、お店に連れて行ってくれた人に悪いなんて思わず、突き返してください。 ホントに頼みます。
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人類最後の秘境は食卓だった!食のワンダーランドへようこそ―辺境探検家がありとあらゆる奇食珍食に挑んだ、驚嘆のノンフィクション・エッセイ!(アマゾン紹介文) 久しぶりの新刊? あぁ、面白かった! 辺境で奇食で高野さんとなればそりゃ面白いだろうと思っていましたが、予想を違わぬ内容で...
人類最後の秘境は食卓だった!食のワンダーランドへようこそ―辺境探検家がありとあらゆる奇食珍食に挑んだ、驚嘆のノンフィクション・エッセイ!(アマゾン紹介文) 久しぶりの新刊? あぁ、面白かった! 辺境で奇食で高野さんとなればそりゃ面白いだろうと思っていましたが、予想を違わぬ内容で嬉しい限り。 欲を言えば、カラーがあと数ページ欲しかったなぁと。そうすれば掲載品すべてを色付きで見られたのに。 また、モケーレヌベンベ探索のコンゴや最近の著作のソマリランドなど、これまで高野さんが訪れたあちこちの名前が出ているのも、懐かしさを追体験できてよかったです。
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