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レプリカたちの夜 の商品レビュー

3

117件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    12

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2021/03/11

ミステリーだと思って期待してたのにぃぃ。 全然謎が解決されない。これはファンタジーの部類ですね。 ミステリーだと思ってる人は注意しましょう。

Posted byブクログ

2021/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全然わからなかった。とはいえ、読みやすかったし、どんなにデカイニュースでもすぐに忘れられるから、悩むだけ時間の無駄、とも思えるラストは気持ちよかった。何度か悪口でハゲと言うところがあるから、そこは注意。

Posted byブクログ

2021/02/22

僕の勝手な推論ですが、この小説の中の世界は現在(2021年)よりもはるかに未来の話で、本物の人間は労働をせずに、レプリカの人間に労働をさせているのかな?と思いました。 本物の人間が住んでいる地域とは分断された場所で。 (*往本たちが、たまたまレプリカ製造工場で働いているだけで、他...

僕の勝手な推論ですが、この小説の中の世界は現在(2021年)よりもはるかに未来の話で、本物の人間は労働をせずに、レプリカの人間に労働をさせているのかな?と思いました。 本物の人間が住んでいる地域とは分断された場所で。 (*往本たちが、たまたまレプリカ製造工場で働いているだけで、他の業種でも同じことが行われているのかも?) 作中にて、うみみずが「イヌやネコは絶滅した」と言っていますが、往本がネコを目撃した場面があります。 ネコは偶然、本物の人間たちが暮らす地域から迷い込んでしまっただけだったり。 うみみずの記憶は後から何者かによって植え付けられたものなのかな?と思いました。 人間のクローンを製造することは今のところ禁止されていますが、将来、クローンを無限に作り、働かせることができるようになるかもしれない。 人間は楽になるかもしれないけれど、何も知らずに働かされるクローンは可哀想だな〜と思ってしまい、複雑な気持ちになりました。 世界観の設定について色々と考えさせられる小説でした。 何年か経って読み返すと、また新しい発見ができるかもしれないので楽しみです。

Posted byブクログ

2021/02/09

中盤まで、噛み合わない会話と記憶に翻弄されていましたが、終盤のレプリカと泥んこの世界に「好きなお話だ!」となりました。面白かったです。 レプリカと泥んこだけど、北野勇作さんのカメ系のお話よりは、「きつねのつき」の世界だと思います。黒い太陽が出てからは特に。 ミステリーと言われれば...

中盤まで、噛み合わない会話と記憶に翻弄されていましたが、終盤のレプリカと泥んこの世界に「好きなお話だ!」となりました。面白かったです。 レプリカと泥んこだけど、北野勇作さんのカメ系のお話よりは、「きつねのつき」の世界だと思います。黒い太陽が出てからは特に。 ミステリーと言われればミステリーだけれど、不条理なSFでディストピアでした。結局部長はどうなってるんだろう。。 ぷりんぷりん音頭が気になりますが踊る勇気はありません。 ひらがな多めの文章も独特のリズムがありました。漢字のある言葉もひらがなで書いてあって、たいへんな事になっていても、ふわふわした空気を醸し出してました。

Posted byブクログ

2021/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーん、うーん、、、うん、うん、うん。うん。 すまん!わからんかった!一條次郎さん、すまん!俺には、サッパリわからんかった!という感想ですね。 ブルース・リー的に言うならば「ドントスィンク!フィール!!!」という事で「考えるな!感じろ!!!」という事で、「わかりました!考えません!感じようとしてみます!そして!結果!結果は!感じられませんでした!!!」という感じ、でしょうか。うん。そんな感じです。 この作品は、第2回新潮ミステリー大賞受賞作、なんだそうです。 で、その審査員を、伊坂幸太郎さんがされたようなのですが、この本の帯に寄せた、その伊坂さんの推薦文?のようなものが、抜群にふるっています。 とにかくこの小説を世に出すべきだと思いました。ミステリーかどうか、そんなことはどうでもいなあ、と感じるほど僕はこの作品を気に入っています。 ほほう。ミステリー大賞に応募され、伊坂さんがおそらくバンバンに推してミステリー大賞受賞作になったほどの作品をして「ミステリーかどうか、そんなことはどうでもいいなあ」とな!?それってなんか、ぶっ飛び過ぎやない?と思う。思うぞ。なんだか凄いぞ。 「ミステリーかどうか、そんなことはどうでもいいなあ」という作品がミステリー大賞受賞作になるというミステリー。ある意味おもろい。面白すぎる。 で、自分も読んだ結果、「え?コレってミステリーなの?違うんじゃね?」とか思ったのですが、ま、なにをもってして「この作品はミステリーである」と定義するか?となると。ま、その定義、なんでもいいんじゃね?だってミステリーだし。すなわち謎。それでいんじゃね?という気もする。 アレですね、なんか、無理やり例えるとすると。 「○○社主催・ほにゃらら時代小説大賞」という賞があるとしましょう。応募基準は「時代小説」である、ということ。 その賞に、町田康さんが、完全に無名の小説家だったとして「パンク侍、切られて候」を応募して、その賞の大賞を受賞するもんかなあ?とか。そんな感じ? アレも、「時代小説か?」と問われると、大いに謎なのですが、ま、一応ね。時代小説の体裁?だった気が、しますものね。うん。 で、この作品。ホンマに全然わからんかった。面白いか面白くないかで言うと、自分にとっては、間違いなく面白くない作品だったのですが、その面白くなさがある意味逆に面白い、という気もしないでもないが勘違いかもしれないと言えなくもない、みたいな。そんな作品。ま、でも、うん。面白くなかったよ。あくまでも、自分にとってはね。 文庫本裏側のあらすじに「デヴィッド・リンチ的世界観」とあって、ああ、さもありなん、とは思ったのですが、うーむ。デヴィッド・リンチ監督の映画「ロスト・ハイウェイ」や「マルホランド・ドライブ」っぽいよね、ということだと思うのですが(「イレイザーヘッド」「ツイン・ピークス」は未見ですみません)、、、 あれだ、「ロスト~」とか「マルホ~」とかは、正直全然全く意味わからんかったけど、映像があって「なんだかシュールだね」ってまだ楽しめたんですが、こっちは小説で完全に字だけなんで、そのシュールさ不条理さを楽しむこともできんかったよ、すまん、って感じですね。 ・参考文献が矢鱈と多い ・登場人物が、作者の主義主張っぽい?思いを代弁して喋っている気がする という点は、なんとなく、中村文則っぽいなあ、とか思いましたね。 あと、やたらめったら、漢字表記できるはずの箇所を何故かひらがなで書く、っていう文章、というか文体。そこは、町屋良平っぽいな、って思いました。町屋さんの本、「1R1分34秒」しか読んでないので、それを読んだ時の思いが蘇ってきた、ってだけなんですがね。 あの、漢字表記できるところを敢えてひらがなで書く、というのは、一体、なんなんだろう。不思議である。あの意図が、うーむ。わからぬ。わかりません。いやあ、謎だなあ、って思いましたね。 ま、とにかく。興味深い程に、抜群に自分にとっては、面白くはない作品でした。メチャクチャ文句言ってますね。すまんです。でも興味深いのは間違いないんだよ。多様性って不思議だなあ。「何か」を「誰か」が「面白いと思う」ということは、不思議なことだよなあ。

Posted byブクログ

2021/01/30

『面白かった』です。わけわからんといえば、わけわからんけど、すいすい読めて物語に容易に入り込める文体のせいで、苦もなく読み進められました。入り込んで行けると、物語の世界観も容易に受け入れられ、よかったです。

Posted byブクログ

2021/01/27

シュールな世界観は読む人を選ぶと思います。特に中盤から終盤にかけての展開では、かなりぶっ飛んだ言動をするキャラクターが登場したり、荒唐無稽な出来事が起こったりと、好き嫌いが分かれそうです。結構哲学的な要素もあって私は面白いと思いました。

Posted byブクログ

2021/01/11

「なにこれ?」って思い続けた結果、「よくわからん」って言う感想が正解なのかもと思った。 こういう謎の議論が繰り広げられる文体が結構好きだから読み進められたかなと。 わたしも一貫性のある立場をもちたいな。 知識も豊富についたし、世界の曖昧さも痛感したし、読書もっとしようって思い...

「なにこれ?」って思い続けた結果、「よくわからん」って言う感想が正解なのかもと思った。 こういう謎の議論が繰り広げられる文体が結構好きだから読み進められたかなと。 わたしも一貫性のある立場をもちたいな。 知識も豊富についたし、世界の曖昧さも痛感したし、読書もっとしようって思いました。 いやほんと、「自我」ってなんやろな!

Posted byブクログ

2021/01/05

置物のレプリカと呼ばれる動物などの模型を作る工場で残業をしていると、シロクマが2本足で歩いていた。それを向上の顔見知りに話しても、誰も相手にしてくれなかったが、工場長は「スパイの仕業だ」と言い始める…。 うーんと、最初の50ページくらいで世界が崩壊し始めるので、さて、感想を書く...

置物のレプリカと呼ばれる動物などの模型を作る工場で残業をしていると、シロクマが2本足で歩いていた。それを向上の顔見知りに話しても、誰も相手にしてくれなかったが、工場長は「スパイの仕業だ」と言い始める…。 うーんと、最初の50ページくらいで世界が崩壊し始めるので、さて、感想を書くのが難しいぞ。場所がリアリティのない工場とアパート、ピラニアの出る用水路でぐるぐると回る。世界の狭さと、ねじれた不条理な感覚は、安部公房の『密会』『カンガルーノート』などを思わせる。 一部はしゃっくりのように、破滅に向かっては気がつくという部分が繰り返され、あれ?夢?となるのだが、そうでもない。 突然ビーチボーイズや文学について語り始めたかと思えば、中川いさみの不条理漫画のようにレコードプレーヤーを搭載したカッパが現れるなど、まあ、書きたいことはわかる(わかるんか?)。 ただ、安部公房や筒井康隆を読み慣れてしまうと、ふざけてやってるだけかな?文章の濃淡がきついから、ここは推敲もめんどくさいと書き飛ばしたのかな?と感じる部分が多々見られた。 安部公房などであれば、どうでもいい部分とストーリー部分と煮詰まる部分が、同じコントラストで描かれるのに、そこまで達してはいない。 終盤はめんどくさくなったかな?という展開で、ちょっと不満が募る。 不条理小説というほどでもないが、全く受け付けない人も多い作品になっていると思う。 ただ、不思議なほど、読みにくくもなかったのだよな。まあ、全然だめ、全く受け付けないという人も一定数はいる作品だ。嫌いではない。

Posted byブクログ

2020/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それなりのメッセージ性はわかるんだけど、小説として面白いかというと素直にうなずけない。結局そういうところに落ち着くのか、とがっかりのほうが大きかったな。

Posted byブクログ