レプリカたちの夜 の商品レビュー
訳わかんなかったきっと私にはまだ早かった。 大好きな伊坂幸太郎が薦めてたから読んでみた✌️ こんなに不思議な文章をスラスラと読めてしまうのは 作家さんの文章力の高さなんだろうなと感じた。 ずっと不思議なワクワク感があった。
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わけがわからない!ぶっとんでる!が率直な感想。 動物レプリカ製造工場で働く主人公は、ある夜に工場で動くシロクマを発見する。それが本物なのか、偽物なのか、外部からのスパイなのか調査するよう工場長から命じられるところから物語がスタートする。 事件的な物語なのかと思ったら全く違う!! この本の中では、「脈絡」とか「道理」が存在しない。なんでもありで、起きる物事に理由なんていらない世界。理解が追いつかないというか、そういうものなんだと受け入れるしかない。 結局シロクマはなんだったのか、そもそも工場の人々、主人公の正体はなんだったのか、いい意味で後味の悪い話だった。 2022年8月20日
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この作品を一言で表す言葉が見つからない。 例えると、 楽しくお喋りしていた相手が 急に泡を噴き出して痙攣し始め、 そして直ぐに何事もなかったように お喋りしだす感じだ。 最初に「?」と感じる部分がどんどん増えて、 膨れ上がってもうどうにもできない。 手に負えない。 なんなんだこれは。 これはきっと、ぷりんぷりん音頭のせいなのかもしれない。
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新潮ミステリー大賞受賞作だそうですが、ミステリというよりは幻想文学やSFといったほうがしっくりくる気がします。少し哲学っぽくもある。 ミステリかはわかりませんが、結構面白かったです。夢と現実、虚構と事実があいまいになる、不条理系ファンタジー小説のような感じ。
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同僚に勧められた本。 工場長の話の中で、「自我」について語っているシーンがあるが、その話を読んだ途端、僕の中でループが始まった気がする。 自我ってなんなんだろう、この文章を考えているのは本当に自分なのだろうか?と言った思考がループされる感じがする。 少ないながらも、これまでに読ん...
同僚に勧められた本。 工場長の話の中で、「自我」について語っているシーンがあるが、その話を読んだ途端、僕の中でループが始まった気がする。 自我ってなんなんだろう、この文章を考えているのは本当に自分なのだろうか?と言った思考がループされる感じがする。 少ないながらも、これまでに読んできた小説の中で、1番と思えるぐらいに不可思議な話だった。 シロクマはこの話のはじまりのトリガーに過ぎなかったのだろうか。
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え、意味分からへん。なんなん?なんなん?うわ、溶けた。あれ、普通にまた出てきた。は?は?お~、わけ分からん! 正味こんな本でした。
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色んな所で評判を聞き、覚悟はしていたのですが、予想を超えて凄まじく あり得ない事が起きたかと思えば、起きた事件は次章で無かった事になる。最後までストーリーらしきものは無く、ましてや伏線回収なんてとんでも有りません。突然に自我や実存についての哲学的な話題が出てきたりするのだが、それ...
色んな所で評判を聞き、覚悟はしていたのですが、予想を超えて凄まじく あり得ない事が起きたかと思えば、起きた事件は次章で無かった事になる。最後までストーリーらしきものは無く、ましてや伏線回収なんてとんでも有りません。突然に自我や実存についての哲学的な話題が出てきたりするのだが、それが本筋でもなさそう。しかし、最後に書かれた参考文献のリストの長さは・・・。 困ってしまってGoogleの検索窓に「レプリカたちの夜」と入力したら「レプリカたちの夜 考察」というキーワードが出て来た。確かにこの本については「感想」よりも「考察」が相応しいな。 しかし、何かおかしなユーモアが有って、ハチャメチャストーリーに文句を言いながらも最後まで面白く読んでしまった。妙な小説です。
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ちょっと得意ではない感じの話で、読むのに時間がかかっちゃった。これは文章で読むよりもアニメとか映像で見た方が面白いかも。
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本のジャンルなど、あまり意味のないものだと改めて感じさせてくれる痛快な物語である。ミステリーじゃないとか正直どうでもいい。この作品が発掘されたこと、それが文庫で読むことが出来る事が貴重な事だと感じる。確かによく分からないことも多い。でも小説というのはストーリーそのものは、そこまで...
本のジャンルなど、あまり意味のないものだと改めて感じさせてくれる痛快な物語である。ミステリーじゃないとか正直どうでもいい。この作品が発掘されたこと、それが文庫で読むことが出来る事が貴重な事だと感じる。確かによく分からないことも多い。でも小説というのはストーリーそのものは、そこまで重要ではない。この文章を読んで「なんだこれ」と思うこと、「で、何なの」と感じること、その没入感こそが味わえることにこの小説の素晴らしさがある。
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大好きな作家・伊坂さんのオススメだったので読んでみました。 動物のレプリカを作る工場に勤める往本は、 夜、仕事を終え帰ろうとした時、 自動運転中の機械の前にシロクマを見つけた、 後ろ足でたちあがり、機械の中をのぞき込んでいるように見えたが、 これは、工場で自...
大好きな作家・伊坂さんのオススメだったので読んでみました。 動物のレプリカを作る工場に勤める往本は、 夜、仕事を終え帰ろうとした時、 自動運転中の機械の前にシロクマを見つけた、 後ろ足でたちあがり、機械の中をのぞき込んでいるように見えたが、 これは、工場で自分たちが作っているレプリカのシロクマだ、 誰がこんな所に置き忘れたのか? 2メートル以上もあるので、台車を持ってきて片付けなくちゃと思ったその時! シロクマが振り返った?! おまけに目が合った?! ここから、不思議なことが起こり始めるというか、 訳のわからない展開になっていくのだけど、 ついつい、読み進めたくなるのです。 「何じゃこりゃ?!」って思いつつも、 面白くて、 あっという間に読み終えました(笑) たまにはいいな、こんな小説。 気になる方はぜひ!
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