レプリカたちの夜 の商品レビュー
伏線かと思っていたものは伏線ではなかった。小説たるもの、張られた伏線は回収されるものだという先入観があった。次から次へと描かれる不可解な現象は、それ自身で完結しているもので、特に他の現象と何か関係があるわけでもなかったような気がする。とりあえず、よくわからなかったが、わかるわから...
伏線かと思っていたものは伏線ではなかった。小説たるもの、張られた伏線は回収されるものだという先入観があった。次から次へと描かれる不可解な現象は、それ自身で完結しているもので、特に他の現象と何か関係があるわけでもなかったような気がする。とりあえず、よくわからなかったが、わかるわからないとかそういうことではないのかもしれない。その中でもなんとか掴むことができたのは、自我とは何か、自分とは何か。何が自分を自分たらしめているのか。現実は思ったよりも不確実で説明できないよってことなのかな。読んでいる間は、没入感があって楽しかったけど、読み終わったあとは夢から覚めた後にも近いような感覚で、急に自分がいた世界が全く理解できないまま閉じてしまった感じ。終始不穏な感じもまた良い。
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ミステリーかどうかと聞かれたらミステリーではないような、 でも確かに最大の「謎」がこの本には詰まっています。 なんならこの本自体が「謎」です。 そしてそれを解決できるかは読み手の私達次第。 倫理的、哲学的、夢と現実の間。 本物と偽物(レプリカ)の見分け...
ミステリーかどうかと聞かれたらミステリーではないような、 でも確かに最大の「謎」がこの本には詰まっています。 なんならこの本自体が「謎」です。 そしてそれを解決できるかは読み手の私達次第。 倫理的、哲学的、夢と現実の間。 本物と偽物(レプリカ)の見分け方… 遠い昔の時間軸の話かと思いきや 遥か先の未来の事のような話。 なんならパラレルワールドなんじゃないか。 自分が今どこにいるか、何者なのか… 何を言ってるかって? 私にもわからないのです。 そう、わけがわからないのです。この作品は。 ただあまりの勢いと混乱で一気に読んでしまいます。 勢いよく駆け抜けて一体何だったんだと考える魅力的な作品。 考える事がお好きな方、あえて難しい事がお好きな方、 不思議な世界に迷い込みたい方、おすすめです。
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どういう内容だったか説明しづらいけど、あっという間に読み終わり、「なんじゃこりゃ」と思ってしまう作品。読み終わっても内容がよくわからない。作者が、どういう意図があって、どのように考えながら執筆をしたのかすごく気になる。こんなにスラスラ読めた本は久しぶりだった。 これを是非アニメ化...
どういう内容だったか説明しづらいけど、あっという間に読み終わり、「なんじゃこりゃ」と思ってしまう作品。読み終わっても内容がよくわからない。作者が、どういう意図があって、どのように考えながら執筆をしたのかすごく気になる。こんなにスラスラ読めた本は久しぶりだった。 これを是非アニメ化してほしい。すごく面白そう。
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だめだ、良さが全然分からなかった…。新潮ミステリー大賞受賞作で、あの伊坂幸太郎さんも絶賛しているというのに…。 細切れでしか読む時間がなかったからうまく入れなかったのかな…でも、もはや理解できなかったから読んでたら眠くなっちゃうんだよな…。 ちょっと世界がずれすぎてて、描写もなん...
だめだ、良さが全然分からなかった…。新潮ミステリー大賞受賞作で、あの伊坂幸太郎さんも絶賛しているというのに…。 細切れでしか読む時間がなかったからうまく入れなかったのかな…でも、もはや理解できなかったから読んでたら眠くなっちゃうんだよな…。 ちょっと世界がずれすぎてて、描写もなんだか気持ち悪くて、だめだったな…。
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んーよくわからん。この一言に尽きます笑 私だけなのかな。。と思い、皆さんのコメントを読みにいくと、同じ人いっぱいいました!笑笑 ちょっと怖いし、読み返そうとは思いませんでした。。汗
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文庫本の裏表紙にあるあらすじを読んで「よくわからん」と思ったが、本編はもっとよくわからなかった。「選考会を騒然とさせた」「選考委員絶賛」とあるが、その選考委員が伊坂幸太郎、貴志祐介、道尾秀介と豪華すぎる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 伊坂幸太郎「とにかくこの小説を世に...
文庫本の裏表紙にあるあらすじを読んで「よくわからん」と思ったが、本編はもっとよくわからなかった。「選考会を騒然とさせた」「選考委員絶賛」とあるが、その選考委員が伊坂幸太郎、貴志祐介、道尾秀介と豪華すぎる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 伊坂幸太郎「とにかくこの小説を世に出すべきだと思いました。ミステリーかどうか、そんなことはどうでもいいなあ、と感じるほど僕はこの作品を気に入っています」 選考委員絶賛の驚異の新人、第2回新潮ミステリー大賞受賞作!! 動物レプリカ工場に勤める往本がシロクマを目撃したのは、夜中の十二時すぎだった。絶滅したはずの本物か、産業スパイか。「シロクマを殺せ」と工場長に命じられた往本は、混沌と不条理の世界に迷い込む。卓越したユーモアと圧倒的筆力で描き出すデヴィッド・リンチ的世界観。選考会を騒然とさせた新潮ミステリー大賞受賞作。「わかりませんよ。何があってもおかしくはない世の中ですから」
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ジャケットとタイトルに惹かれて… 何という世界や? 何か意味不明な感じはするけど、 ミステリー大賞とったらしい。 ミステリーちゃうと思う。 SF?ファンタジー? ん…分からん。 不思議な作品。 自分が自分だけなんて、ほんとにそうなんか? ホントに人間なんか? 自分? それって、...
ジャケットとタイトルに惹かれて… 何という世界や? 何か意味不明な感じはするけど、 ミステリー大賞とったらしい。 ミステリーちゃうと思う。 SF?ファンタジー? ん…分からん。 不思議な作品。 自分が自分だけなんて、ほんとにそうなんか? ホントに人間なんか? 自分? それって、何で分かるの? 100文字以内で答えてみよ! …ごめんなさい…分かりません… もう悩まんと、日々、精進しながら生きていきます! こんなん悩み出したら、キリないし… 病む… 自我崩壊しそうな作品。 まぁ、崩壊してもええけど。 代わりいるし …怖わ…
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男より女が強い作品はいいぞ 本作を一言で表すならなんじゃこりゃ(笑) しかし非常にテンポがよろしく痛快 数々の参考文献のリストが裏打ちするように 本作には相当な準備と推敲を重ねたのだろうが しかし結果として載せられている文章は大胆 実に大胆に軽やかに情景を心情を台詞を回してい...
男より女が強い作品はいいぞ 本作を一言で表すならなんじゃこりゃ(笑) しかし非常にテンポがよろしく痛快 数々の参考文献のリストが裏打ちするように 本作には相当な準備と推敲を重ねたのだろうが しかし結果として載せられている文章は大胆 実に大胆に軽やかに情景を心情を台詞を回していく そしてスルスルと次の場面へと移っていく でも強引でもない 不思議だけど不快感はない きっと、この作者特有の文章力がなかったら それだけでこの作品は破綻していたはずだ それほど文章力には天性の魅力を感じた なによりキャラクター達の台詞回しがいい どのキャラクターも下手にアニメ臭くない、 真の意味で言葉選びの差異によるキャラ立てが完了している うみみずなんか特に痛快だ 男キャラより女キャラの方が強い魂をもっていると感じる こういう作品はそれだけで当たりだ 作者の本音は悪役に喋らせろ、 なんてメソッドがあるとかないとかだが、 それでいくならこの作者は実に巧妙に 発露したい・表現したい事柄を魅力的なキャラクター達に潜ませている その出し入れの繊細さがアニメ臭くない上品な雰囲気を出しているのかな 安心してまったり読めた アール!!!!
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面白かった。 ミステリー小説というか、SFでもあり、ふぁんたじーでもあり、ホラーでもある。 世にも奇妙な物語に近しいものを感じる。 訳がわからないけどすいすい読める。ただ好き嫌い分かれそうな作品だと思った。私は好き。
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