国宝(下) の商品レビュー
とても良かったです スゲー感動しました 1人の歌舞伎役者の生き様を淡々と書かれている感じがとても良く 小説を漫画に例えるのってダサいと思うんですが ヒカリの碁やアイシールド21みたいに題材となる事柄の事は結局よくわからないままなんだが それに相対する人間ドラマで書き上げていく...
とても良かったです スゲー感動しました 1人の歌舞伎役者の生き様を淡々と書かれている感じがとても良く 小説を漫画に例えるのってダサいと思うんですが ヒカリの碁やアイシールド21みたいに題材となる事柄の事は結局よくわからないままなんだが それに相対する人間ドラマで書き上げていくというのは本当に実力がなければ出来ないなーと感動しました 分厚い事もあり 中学生から晩年まで書かれている為に 読み終わった後の達成感が半端なかった
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2019年4月「眼横鼻直」 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/library/plan-special-feature/gannoubichoku/2019/0401-7637.html
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装丁からも期待して。読み始めはちょっと進まなかったけど、次第に引き込まれていった。 歌舞伎は1度しか観たことないけれど、この描写はすごい… 誰かに教えたい、共有したい、また読み返したい。。 あっと言う間に下巻へ。
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特にモデルは無い、というなか確かに一人の歌舞伎役者の半生を共に感じられる名作。 なのだけど、終盤でご都合主義的な展開も続き、すこし面倒になったのかな、、と感じた。特にフィナーレに消化不良。最後まで、言葉にしてほしかった。
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主人公二人の対立の物語ではなく、二人が病気や家族に翻弄されながらも、一生懸命歌舞伎にまい進していく、というところがよかった。真面目に一途に生きていても、行く手を阻むものが現れる、それとどう戦っていくか…二人を応援しながら読みました。
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喜久雄はほんとうに人を犠牲にして芸道を極めたのか?そうではない。そう思おうと思ったんだ。何故だろう?もう少し考える時間が必要だ。
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・上巻。少年時代、バックボーンとなるあれこれ、役者の養子になり、歌舞伎にのめりこみ、鮮烈なデビュー、思いがけない襲名の顛末、後ろ楯を失っての苦境、苦境、、、、つらい。 ・下巻はぐぐっと寝るまも惜しんで一気読み。 ・「惡の華」で始まって、ここからガラリとピカレスクか?!と思いきや、そうでもなく。がっかりするような、安心したような。そして後々吾妻千五郎が許すところ、感動した。 ・あんなこともあった、こんなこともあった、簡単には語り尽くせない。人生だなあ、大河だなあ。
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やはり芸の道を究めていくひとは どこか孤独でなければいけないのだろうか 俊介と競い合うことで生きていた喜久雄が 俊介の足の問題とか 亡くなってからは ライバルというか背負うものが大きくなりすぎてきて 少し見ているのがつらい部分もあった
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梨園に育った2人の少年。タイプは違えど歌舞伎に魅了された2人の、生々流転の世に翻弄されながら芸の真髄を求め続ける一生を描いた大河小説。 最近読んだ「昭和元禄落語心中」を彷彿とさせる内容だったが、まあ骨子はどちらもスポ根(スポーツじゃないけど)の定石。定石の気持ち良さを味わいつつ...
梨園に育った2人の少年。タイプは違えど歌舞伎に魅了された2人の、生々流転の世に翻弄されながら芸の真髄を求め続ける一生を描いた大河小説。 最近読んだ「昭和元禄落語心中」を彷彿とさせる内容だったが、まあ骨子はどちらもスポ根(スポーツじゃないけど)の定石。定石の気持ち良さを味わいつつ、どこか浮世離れした梨園の空気を堪能した。 芝居の口上のような語り口が軽やかだが、そのせいか主役2人の心情に生々しさがなく、どこか薄皮一枚隔てて見ているような感覚があったのが少し残念。
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圧倒的だった。 息をするのも惜しいほど夢中で読み耽った。 歌舞伎に魅せられ、娘と一緒に訪れた神社で「歌舞伎を上手うならして下さい。日本一の歌舞伎役者にして下さい。その代わり、他のもんはなんもいりませんさら」と祈るほど、全てを歌舞伎に捧げる姿は、孤独で、周りの人が受ける犠牲も痛々...
圧倒的だった。 息をするのも惜しいほど夢中で読み耽った。 歌舞伎に魅せられ、娘と一緒に訪れた神社で「歌舞伎を上手うならして下さい。日本一の歌舞伎役者にして下さい。その代わり、他のもんはなんもいりませんさら」と祈るほど、全てを歌舞伎に捧げる姿は、孤独で、周りの人が受ける犠牲も痛々しかった。 でもだからこそ、喜久雄の芸は気高く、蠱惑的だったのだと思う。 喜久雄の最後はどうなったんだろう。 ハッピーエンドは似合わないが、それでも歌舞伎に全てを捧げた男には幸せであってほしいと思った。
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