国宝(上) の商品レビュー
祝映画化! オーディブルにて読む。 九州やくざの親分の息子が、歌舞伎役者として名を成す話。 講談調の語り口がユニーク。 また、本編終了後に、まるで舞台をみているかのような「特別音声編」も収録。 オーディブルで読むのがおすすめの作品と思う。 ♫長崎は今日も雨だった/内山田洋...
祝映画化! オーディブルにて読む。 九州やくざの親分の息子が、歌舞伎役者として名を成す話。 講談調の語り口がユニーク。 また、本編終了後に、まるで舞台をみているかのような「特別音声編」も収録。 オーディブルで読むのがおすすめの作品と思う。 ♫長崎は今日も雨だった/内山田洋とクールファイブ(1969)
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私の本棚では『怒り(上)』が絶賛中断中の吉田修一さん作品。なんでだか情景がさっぱり入ってこない。 この国宝もおなじく堅苦しい語り口で、「女形の歌舞伎役者」「厳しい下積時代」「元ヤクザの息子」という際立つキャラクターのおかげで喰らい付いていけた。 ──俺なんか一本の木やねん。せ...
私の本棚では『怒り(上)』が絶賛中断中の吉田修一さん作品。なんでだか情景がさっぱり入ってこない。 この国宝もおなじく堅苦しい語り口で、「女形の歌舞伎役者」「厳しい下積時代」「元ヤクザの息子」という際立つキャラクターのおかげで喰らい付いていけた。 ──俺なんか一本の木やねん。せや、ただの一本の木やから、馬鹿にされたら悔しなんねん。でも、自分が山やったら、木一本馬鹿にされたところで気にもせんやろ─ 特異な世界観の中にも共感できるセリフ発見。 ヨガにタダーサナ(山のポーズ)という直立不動の体勢がある。ただ立つだけ。これが難しい。なにせ正解が分かるようで分からない。たまに電車に乗ったとき、吊り革にもつかまらず参考書を読んでいる中学生に出くわしたりすると二度見して驚愕する。こいつ山かと。(何の話) ところでAudibleでは尾上菊之助さんの朗読! 時おり響きわたるホンモノの口上に目が覚める。(寝とるんかい)一度は生で歌舞伎を見てみたい。まずはアマプラで坂東玉三郎師匠かな。 さあさあ下巻の幕開けでござぁいぃ。
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歌舞いてる❓ ってな事で、吉田修一の『国宝 青春編』 ナホミがハゲてるわしに、面白しろ過ぎてハゲるって言うから読んでみた 歌舞伎は観たことも無いんで難しいかなぁと思ってたけど、まるで初めて読む原田マハさんのアートの話の様にスル~と読めてしまう面白さ 歌舞伎俳優のアルアル色...
歌舞いてる❓ ってな事で、吉田修一の『国宝 青春編』 ナホミがハゲてるわしに、面白しろ過ぎてハゲるって言うから読んでみた 歌舞伎は観たことも無いんで難しいかなぁと思ってたけど、まるで初めて読む原田マハさんのアートの話の様にスル~と読めてしまう面白さ 歌舞伎俳優のアルアル色恋沙汰や、その道の裏社会との繋がり等有りながら、本家家元の俊介と極道を父に持つ喜久雄の二人が切磋琢磨しながら歌舞いてく姿が堪らなくカッコエエ‼️ 歌舞伎、一度は観てみたいな 2023年43冊目
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歌舞伎を知らない自分でも、読み出したら面白かった。 すらすらと最後まで読める、ドラマを見ているかのような流れでした。 (下)が楽しみです
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白い! 吉田修一さんの書く作品は本当にキャラクターが魅力的。 ヤクザの跡取り息子だった喜久雄。まだ中学生の時に父親が殺され、歌舞伎の道へ。歌舞伎の世界にのめり込み、芸を磨き、師匠が骨折した際は、御曹司を差し置いて自分が代役に選ばれて大成功する。ここからが転落の一途だ。御曹司は出奔し、師匠は死に、後ろ盾を失って実質歌舞伎界を干された喜久雄。 それでも不満を言わずに自分の与えられた役を全力でこなす。 ただ報われない。報われないまま上が終わった。下巻はこれ以上ないどん底から這い上がることを期待する。 ヤクザの息子時代からの徳次、女将さんの幸子、義理の母のマツ。本当に皆魅力的。 個人的には幸子が本当に好き。喜久雄を憎いと思いながらもそれを隠そうとしないものの、ちゃんと喜久雄のお母ちゃん役として世話を焼き続ける。もうカッコ良すぎる。
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新聞小説として連載されていたもの。 とっていた切り抜きを今更ながら読んで、とはいえ途中までだったので、改めて単行本を手に取った。 極道の家に生まれた少年が、その父を亡くし、とあるご縁で歌舞伎の世界に入っていく。 父の死には秘密もあり、それがどう今後関わっていくのかもちょっと気にな...
新聞小説として連載されていたもの。 とっていた切り抜きを今更ながら読んで、とはいえ途中までだったので、改めて単行本を手に取った。 極道の家に生まれた少年が、その父を亡くし、とあるご縁で歌舞伎の世界に入っていく。 父の死には秘密もあり、それがどう今後関わっていくのかもちょっと気になる。
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つまらなくはない。でもめっちゃ面白いというわけでもなかったから最後ほぼ流し読みしてしまった。やっぱり展開がゆっくりだったりするの苦手だ。ロコミみたら、上下巻一気読みしてめちゃくちゃ面白いっていう感想たくさんあったから映像化したやつを見たい。でも歌舞伎見てみたいと思った!日本文化は...
つまらなくはない。でもめっちゃ面白いというわけでもなかったから最後ほぼ流し読みしてしまった。やっぱり展開がゆっくりだったりするの苦手だ。ロコミみたら、上下巻一気読みしてめちゃくちゃ面白いっていう感想たくさんあったから映像化したやつを見たい。でも歌舞伎見てみたいと思った!日本文化はやっぱり美しい。
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実在するのかと思うぐらい、登場人物の誰もが想像できる。山と木の例え、なるほど。どちらも力は大きいはず。
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もっと早く読めば良かった。吉田修一さんは元々好きな作家だけど、これが一番面白いな。 歌舞伎の世界はよくわからないけど、全然読み辛くなく、情景描写がこれまた凄くて、本当に映画を劇場で見ているかのようだ。 そもそも伝統の世界、そして物語の背景も昭和の50年代くらいだから、今の歌舞伎の...
もっと早く読めば良かった。吉田修一さんは元々好きな作家だけど、これが一番面白いな。 歌舞伎の世界はよくわからないけど、全然読み辛くなく、情景描写がこれまた凄くて、本当に映画を劇場で見ているかのようだ。 そもそも伝統の世界、そして物語の背景も昭和の50年代くらいだから、今の歌舞伎の世界とはまた何かが違うのかもしれないが、本当に生きているうちに一度、ちゃんと観てみたいと思った。 まぁそれはともかく、この小説、まだ2月だけど、たぶん今年一番じゃないかな。
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日経新聞の2023年1月1日の朝刊の交遊抄で、 中村鴈治郎さんの記事を読んで、 読んでみたいと思い、図書館で予約。。。 下巻が気になります。
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