地球星人 の商品レビュー
ポハピピンポボピア星人だというのは、どうやって確信したのか、とか、実際にこの三人以外にもいるかどうかもわからないのに、なぜここまで工場や、地球星人から逃れる必要があるのか…、頭が回らねぇ…。 今回は割とライトだなあ、と思って読んでいたら、塾の先生がやばいことしてきて、主人公が殺し...
ポハピピンポボピア星人だというのは、どうやって確信したのか、とか、実際にこの三人以外にもいるかどうかもわからないのに、なぜここまで工場や、地球星人から逃れる必要があるのか…、頭が回らねぇ…。 今回は割とライトだなあ、と思って読んでいたら、塾の先生がやばいことしてきて、主人公が殺してしまったり、それが主人公には魔女に見えていたりとかして…なんじゃそりぇ。みたいな。 最後に、三人とも飢餓で耄碌としているシーン、栄養失調でみんなお腹が膨らんで「妊娠」といっていたけど…すごい発想だなあ。キモ面白かった。 ポハピピンポボピアポハピピンポボピアポハピピンポボヒア…感染系の宇宙生命体奥が深い…!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こんなん世に出していいのか、とすら思える。 こんなの読んだら、みんな宇宙人の目をもってしまって情とか慣習とかに守られた生活無くなっちゃうんじゃないか。 でもそうならないのが地球星人なんでしょう。
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人類の常識に当てはまっている人々を「地球星人」と表現し、幼いころから違和感を抱いてきた3人の物語。主人公の奈月は小学生のころ、塾講師に性被害を受けていたが周りの大人は勘違いと一蹴し、聞く耳を持たないどころか、奈月を糾弾した。そのまま34歳になり、地球星人でいうところの結婚をした奈...
人類の常識に当てはまっている人々を「地球星人」と表現し、幼いころから違和感を抱いてきた3人の物語。主人公の奈月は小学生のころ、塾講師に性被害を受けていたが周りの大人は勘違いと一蹴し、聞く耳を持たないどころか、奈月を糾弾した。そのまま34歳になり、地球星人でいうところの結婚をした奈月のその後には、少しでも世の中の仕組みに疑問を抱いたことのある人間ならクスリと笑えるだろう。最後まで3人は人類の定める常識に洗脳されておらず、徒党を組み、地球星人に対して、犯行の意を示す。 生きることではなく、生き延びることに照準を合わせていることが合理的且つ可哀想だった。
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大好きって言うのを躊躇してしまうくらいイカれてる(でも好き)。強烈な読書体験を得られる作品。異常!?でも、そんな世界の見方もありかもねと思ってしまう。 村田沙耶香さんは結構前に『コンビニ人間』を読んで以来、2作目。やっぱり凄いなこの方。
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人にお勧めできるかと言われたら…かなり難しい。 価値観の違いから、自らを地球星人とは違う宇宙人「ポハピピンポボピア星人」と認識して生きる3人の話。 本当にぶっ飛んでいてグロい。性的虐待、猟奇的殺人、生々しい描写とともに、人間の家族システムに疑問を抱き、逸脱していく3人。終盤、...
人にお勧めできるかと言われたら…かなり難しい。 価値観の違いから、自らを地球星人とは違う宇宙人「ポハピピンポボピア星人」と認識して生きる3人の話。 本当にぶっ飛んでいてグロい。性的虐待、猟奇的殺人、生々しい描写とともに、人間の家族システムに疑問を抱き、逸脱していく3人。終盤、倫理観は破綻していたが、3人は自らの道を進み生き生きしていたのが印象的だった。世の中の枠組みから徐々に外れていき、不気味な妄想に支配されて法を犯していくのは宗教の洗脳と似た不気味さがあった。『常識は伝染する』は名言。
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これですこれ。普通に生きてて常識だと思ってた価値観をぶっ壊してくれる。村田沙也加さんの作品の爆発力… 『生命式』でくらって、『コンビニ人間』でなんかパンチがねぇな、ってなって、『地球星人』。 くらったぁー。めっちゃ面白いのに、全然読み進められなかった。重くて。 序盤の面白さか...
これですこれ。普通に生きてて常識だと思ってた価値観をぶっ壊してくれる。村田沙也加さんの作品の爆発力… 『生命式』でくらって、『コンビニ人間』でなんかパンチがねぇな、ってなって、『地球星人』。 くらったぁー。めっちゃ面白いのに、全然読み進められなかった。重くて。 序盤の面白さから、中盤の苦しさ、終盤の弾けた感。 今まで読んだ村田作品3冊の中では1番グロかったかも。 やっぱ凄いなこの人。
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一作目に読んだ村田沙耶香作品で、一気にクレイジーな発想の登場人物に引き込まれた。 イカれた発想ながらにも、自分もそう思ってるところがあるかもと思わされて一気に読んでしまいました。 中学生の頃とかに読んでたから もっと違う価値観になりそうな一作でした。
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この本は当たり前の世界などないということを訴えているような感じだなぁと思いました。 意味がわからないシーンが多いように感じるけど 自分の生き方を見つめ直すきっかけにはなるのかなぁとぼんやり思いました。 敷かれたレールに素直に従い生きるのが本当は一番楽な道なのかな... 評価は分か...
この本は当たり前の世界などないということを訴えているような感じだなぁと思いました。 意味がわからないシーンが多いように感じるけど 自分の生き方を見つめ直すきっかけにはなるのかなぁとぼんやり思いました。 敷かれたレールに素直に従い生きるのが本当は一番楽な道なのかな... 評価は分からないのでつけません。
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村田沙耶香さんの作品は、3冊目だが、よく覚えてるのは前回読んだ消滅世界。消滅世界を読んだ時に、自分の価値観を覆される感覚があったけど、それまた味わってしまったなと思いました。あの本を読んだ時とまた同じ気持ちになっている。 自分が普通に恋愛をして、その人を愛して、その人と暮らす、そ...
村田沙耶香さんの作品は、3冊目だが、よく覚えてるのは前回読んだ消滅世界。消滅世界を読んだ時に、自分の価値観を覆される感覚があったけど、それまた味わってしまったなと思いました。あの本を読んだ時とまた同じ気持ちになっている。 自分が普通に恋愛をして、その人を愛して、その人と暮らす、そんな日常をも"地球星人"として流れでやってきているだけなんじゃないかと疑い始めてしまっている。村田沙耶香さんの作品って、全員に影響を与える力を持っているなって思いました。 仲良しをしない関係っていうのもあっていいとは思うけど、今その関係の夫婦がいたとして、確かに反対は凄いだろうなと思います。 少しドキドキする描写もあるけど、最後にはしっかりそれを裏切る展開で大満足です。 ハンニバル映画が大好きなので、まさかここに来てハンニバル要素が出てくるとは思いませんでした。裏切られた!とかではなく、確かにこうなる事は予想できたかもなという感想が自然と浮かぶそんな作品でした。また次の作品を読むのが楽しみです
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初めは綺麗な読みやす文章で すらすらと読み進めていけて心地よかったのは 最初だけでした。 サイコパス、ホラー、虐待… 価値観なんて言葉では収まりきらない 価値観を感じました。
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