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愛なき世界 の商品レビュー

3.8

509件のお客様レビュー

  1. 5つ

    106

  2. 4つ

    197

  3. 3つ

    140

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  5. 1つ

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2019/02/13

初めて読むタイプの恋愛小説だったなーと。 文章全体が植物のように瑞々しく、色鮮やかに感じられました。 何度でも読みたくなる感じ! また、藤丸さんや本村さんに会いたいですね。

Posted byブクログ

2019/02/13

T大近くの飲食店で働く藤丸は、T大大学院の研究者本村に恋をした。 本村は一途に葉っぱを思い、葉っぱだけを見つめている。 藤丸の思いは届くのか。 植物学の研究という未知の世界に触れ、新たな興味を持ちました。 学者さんは変わった人が多いのかも、というイメージでしたが、本村も松田研究...

T大近くの飲食店で働く藤丸は、T大大学院の研究者本村に恋をした。 本村は一途に葉っぱを思い、葉っぱだけを見つめている。 藤丸の思いは届くのか。 植物学の研究という未知の世界に触れ、新たな興味を持ちました。 学者さんは変わった人が多いのかも、というイメージでしたが、本村も松田研究室の人達も根本的には普通の人で、とても好感が持てます。 そして、藤丸、なんていい子。 本村との恋が実らない歯がゆさ、でも彼の人柄でそれもありかもと思わされます。 研究の内容のシーンは、自身も藤丸のように、理解は出来なくともこんな感じかなと、雰囲気で味わいました。 素敵なお話。 また皆さんに再会したいです。

Posted byブクログ

2019/02/12

洋食屋の見習いの藤丸が植物を研究する院生、本村に恋をするお話。 料理人を目指して日々修行する藤丸は仕事場の店のすぐ近くのT大に出前など出入りするうちに本村さんに惚れちゃったんですね。 告白するも「葉っぱを見ている方がいい、というかだけ見ていたい」みたいに言われてフラれちゃう。 普...

洋食屋の見習いの藤丸が植物を研究する院生、本村に恋をするお話。 料理人を目指して日々修行する藤丸は仕事場の店のすぐ近くのT大に出前など出入りするうちに本村さんに惚れちゃったんですね。 告白するも「葉っぱを見ている方がいい、というかだけ見ていたい」みたいに言われてフラれちゃう。 普通年頃の女の子がそんなこと言ったら「へっ?」て感じで即あきらめてしまいそうなもんだけど、フラ丸君めげもせず、理解をしようとまでもいかないけれど(できないやろ)おいしいものを作ってあげたり、話を聞いてあげたり(あんまりないか)フラ丸君なりにサポートする姿がけなげです。 私は最後にはフラ丸君の熱意にほだされて、本村さんがついになびいちゃうのかなと思ったんだけど、そこは他の大学からT大に院生として入ってくるような人ですから、そう簡単にはいきませんでしたね。残念。 しかし、一介の料理見習のフラ丸君、臆することなく堂々とT大に出入りして(まあ仕事としてですから)研究に没頭する院生たちとわからないまま自分の意見を述べたり感想を言う、時には仕事中だというのを忘れていたりして。 二度もフラれながらも自分の夢に向かって邁進する、一日の終わりには研究所で株分けしてもらったさぼてんの世話も欠かさない、愛すべき青年フラ丸君頑張れ!! なんか私まで元気が出るようなそんな一冊でした。

Posted byブクログ

2019/02/11

すみません、こんなに噛み砕いて頂いたのに文系脳ミソにはハードル高すぎました。え、彼の言葉で救われるってことは好きってことだろ、おのれ言葉の価値ナメとんのか、みたいな。

Posted byブクログ

2019/02/10

名前が同じだから「多田便利軒」も好きだったけど、辞書編集の「舟を編む」、林業の「神去なあなあ」など滅多にお目にかかれない職業を書かれる三浦さん、今回は植物学の研究者。料理人習いの純朴な藤丸が恋した相手は、葉っぱの研究者本村。この本、装丁が素晴らしいですね(そこか(笑))。 遺伝...

名前が同じだから「多田便利軒」も好きだったけど、辞書編集の「舟を編む」、林業の「神去なあなあ」など滅多にお目にかかれない職業を書かれる三浦さん、今回は植物学の研究者。料理人習いの純朴な藤丸が恋した相手は、葉っぱの研究者本村。この本、装丁が素晴らしいですね(そこか(笑))。 遺伝子の話など元理系の私もちんぷんかんぷんでしたが、藤丸の気持ちでわからないまま呪文のように読みました。料理という実業と理系の基礎研究実験、まったく接点のない世界のようでいて、意外に共通点があったりして、その着想が面白かったのですが、私はどうしても藤丸側に立って読むので(1章のみ藤丸視点であとは本村視点)応援したくなるけど・・・(^^;。きっと本村さんも素敵な女性なんだと思うけど、研究にすべてをささげたのですから、それはそれで悔いのない人生なのかも。

Posted byブクログ

2019/02/09

藤丸くんは、頑固親父のもとで修行しながら 美味しいものを作ってる、単純だけど好青年。 出前に行くことになった大学の研究室で 植物の研究をする彼女たちと知り合う。 真剣に植物と向き合う本村さんに惹かれる藤本くん。 恋が生まれるか? 出てくる人がみんないい人で 真摯な生き方を...

藤丸くんは、頑固親父のもとで修行しながら 美味しいものを作ってる、単純だけど好青年。 出前に行くことになった大学の研究室で 植物の研究をする彼女たちと知り合う。 真剣に植物と向き合う本村さんに惹かれる藤本くん。 恋が生まれるか? 出てくる人がみんないい人で 真摯な生き方をしてて 優しい世界。 出会ったからって 安易に付き合ったり別れたりしなくて いい。

Posted byブクログ

2019/02/05

専門用語が続き諦めそうになったが 、2人の事がどうにも気になり 頑張って読了! 「俺が植物よりも魅力がないせいです!」‥こんなセリフを言わせてしまう 理学系女子ってスゴイ^^;

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2019/02/05

愛なき世界を研究する愛に溢れた人達のお話(^^)♪いいな~研究!(*≧∀≦*)でも私は松田研究室ではなく、諸岡研究室へ入ってお芋さんの研究をしたい(^^;)近くにある円服亭も定食から手作りスイーツまであって凄く私好み!(^q^)円服亭にいる藤丸くんがまた良いヤツなんだ(*^^*)...

愛なき世界を研究する愛に溢れた人達のお話(^^)♪いいな~研究!(*≧∀≦*)でも私は松田研究室ではなく、諸岡研究室へ入ってお芋さんの研究をしたい(^^;)近くにある円服亭も定食から手作りスイーツまであって凄く私好み!(^q^)円服亭にいる藤丸くんがまた良いヤツなんだ(*^^*)そして藤丸くんがつけた変なあだ名にナイス(^^)b

Posted byブクログ

2019/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ああ、なんかもう読みながらキューンとした!2章を読み終えたあたりで頭に浮かんだのは、「バカな子ほどかわいい」。 洋食屋で働く藤丸は、配達をきっかけにT大でシロイヌナズナを愛する(研究する)本村を好きになる。そして告白するも玉砕。それでもだんだんと植物に興味を持つようになった藤丸は、研究室のメンバー達とも交流を深めていく…というストーリー。 「ごめんね、お母さん。私は植物と結婚したんです……!受粉でどうにかなるなら、孫の顔を見せてあげられるんだけど。」なんて本村のモノローグが、すっごく三浦しをんっぽい(笑) あと本村が実験機材に感心したり、面白がったり、好きになったらする描写。これ全部三浦しをんの素直な気持ちなんだろうな。なんか勝手に取材をしながらイキイキしている三浦しをんの姿が浮かんだ。

Posted byブクログ

2019/02/02

まず、本の装丁と、中の透かしが美しい本に惹かれて購入。大学で植物の研究をしている女性と、大学の近くご飯屋さんで働く青年の恋愛小説。植物の研究について、とても詳しく書かれており、お仕事の面も強い小説でもあるかな。なかなか進展しない恋と研究。ドキドキして早く読みたい一方、読み終わるの...

まず、本の装丁と、中の透かしが美しい本に惹かれて購入。大学で植物の研究をしている女性と、大学の近くご飯屋さんで働く青年の恋愛小説。植物の研究について、とても詳しく書かれており、お仕事の面も強い小説でもあるかな。なかなか進展しない恋と研究。ドキドキして早く読みたい一方、読み終わるのが勿体ないという気持ち。

Posted byブクログ