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ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。 の商品レビュー

3.8

107件のお客様レビュー

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2019/06/08

確信した。 この人と私は似ている。 具体的な経験は違うだろうが、 その都度、自分の心を通してしっかり感じ、 思考し、己の言葉で紡いできたという体験が似ているのだろう。 彼にしか語れない、借り物ではない彼だけの言葉。 そしてそれを愛する唯一の息子へ語っているからこそ、 普遍性を帯...

確信した。 この人と私は似ている。 具体的な経験は違うだろうが、 その都度、自分の心を通してしっかり感じ、 思考し、己の言葉で紡いできたという体験が似ているのだろう。 彼にしか語れない、借り物ではない彼だけの言葉。 そしてそれを愛する唯一の息子へ語っているからこそ、 普遍性を帯びて、 パラドキシカルに誰にでも届く言葉になるのだ。 なにについて、ということではなく、 彼と語り合ってみたい。 専門性はまるで違うのだが、 根底に流れる真実は重なる気がする。

Posted byブクログ

2019/06/07

先日これから社会に出る大学生たちに、なにか話してくれ、と頼まれました。これから激変する社会で、彼らにとって意味のある言葉を発することが出来るのか、激しく悩んでしまって断ろうか、と思った時に、その話を持ち込んだ大学の先生に「まあ、一回これ読んでみてよ」と勧められたのが、本書です。強...

先日これから社会に出る大学生たちに、なにか話してくれ、と頼まれました。これから激変する社会で、彼らにとって意味のある言葉を発することが出来るのか、激しく悩んでしまって断ろうか、と思った時に、その話を持ち込んだ大学の先生に「まあ、一回これ読んでみてよ」と勧められたのが、本書です。強い本ですし、強くなれる本です。「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる」という題名が、もう強い。テーマの言語化とアクションの意志化が強い。「子どものころ、ほしかった親」という他の誰にも代えの効かない自分だけの目標を持ち、「親である」ではなく「親になる」という行動への宣言をしているタイトルはこのメッセージ集の背骨そのものでありました。この強さは著者がもともと持っていたものなのだと思いますが、きっと命の期限を示されたことにより強度が上がっているのかもしれません。多発性骨髄腫という血液のガンを発症し医師からあと3年の余命を宣告されたのが2017年、今もきっと漠然と真逆の純度の高い日歩を送っているのだと思います。自分が持っている時間で、どれだけ主体的になれるか、そこに3年と30年の違いはないような気がして我が身を振り返させてくれます。いろんなことを横目で見ながら歩調を合わせる人生ではなく、「幸せが何かは自分で決めていい…」(P190)人生を。本書に背中を押されて、学生たちと90分一緒に考える会、やっってみました。それは自分がこれからの人生を考える会でもありました。ありがとうございました、幡野広志さん。

Posted byブクログ

2019/05/26

癌と宣告されてから残された子供へのメッセージだった。幡野さんは、優しさを大事にしていることがダイレクトに伝わった。親に余裕があれば子供の行動ややり取りを考えながら本の内容の事が出来るのに‥っと自分の子供への言動に反省した。正直、幡野さんのようなステキなパパってなかなか探すのは難し...

癌と宣告されてから残された子供へのメッセージだった。幡野さんは、優しさを大事にしていることがダイレクトに伝わった。親に余裕があれば子供の行動ややり取りを考えながら本の内容の事が出来るのに‥っと自分の子供への言動に反省した。正直、幡野さんのようなステキなパパってなかなか探すのは難しいかも。

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2019/05/12

それほど真剣に考えていなかったことも、あらためて言葉を読むとハッと気づかされることが多かった。 ・「子は親の鏡」 指示なんかしなくても挨拶など基本的な生活習慣は毎日親がしていれば、身に付くもの。 ・息子にやめてほしいのは、孤独が怖くて、好きでもない友だちにしがみついてしまうこと...

それほど真剣に考えていなかったことも、あらためて言葉を読むとハッと気づかされることが多かった。 ・「子は親の鏡」 指示なんかしなくても挨拶など基本的な生活習慣は毎日親がしていれば、身に付くもの。 ・息子にやめてほしいのは、孤独が怖くて、好きでもない友だちにしがみついてしまうこと。孤独を恐れない人であって欲しい。 ・息子をいじめからまもる方法として三つ。 一つ、愛情を注ぐこと。二つ、相手に伝わる話をする力をつけさせること。三つ、嫌な人から逃げる方法。 そうだなぁと思うところと、嫌な人から逃げるというのを、 どうするかを考えさせられた。社会にでると、上手くやっていかなくてはならないこともあるし、嫌な人でも相手の懐に入っていかないと仕事が進まないこともあるし、などなど大人でも難しい。 ・嫌な人から逃げる一番の方法は、自分に自信をもつことだと思う。 ・面白い人は、自分がしっかりあって、人の目を気にしない人だ。 ・面白い人になるには、面白い人のそばにいるのがいちばん。これは、分かる。思わずうなずいた。 ・「やりたいことがわからない」と息子が言うなら、「考えていないで試してごらん」と教えたい。 ・いくら好きなことでも、自分のすべてを注ぎ込むのはやめたほうがいい。 ・人がアウトプットしたもにあ、その人の人柄が反映される。文章だって、料理だってそうだ。 ・18歳で100万円。 これいいな、と思った。18歳でなくても、20歳でもいいし。あるタイミング、若い時にしかできない時間の過ごし方をして欲しい。 ・お金について子どもに教えるのは親の役目なんだと思う。 ・ガン患者はガン以外で苦しめられる、という事実をガン患者になって知った。これは、当事者でないと分からなかったことかも。もっと、どう接するかを考えて合えばよかったと思う人もいる。 ・死は日常の中にある。死を解決する方法はまだ分からない。樹海でであった、おじさんとのくだり、コーヒー。今から死ぬのに、殺されるのは嫌だ。

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2019/05/08

34歳でガンにより余命3年の診断を受けたプロカメラマンの筆者が2歳のの息子に残したいメッセージを保存のため、ブログに書いて発信したのがきっかけで出版された本。 ・子どもにつけようと思う名前を、親が2、3ヶ月試しに使ってみよう など、親が子どもを思う気持ちからの行動、メッセージを綴...

34歳でガンにより余命3年の診断を受けたプロカメラマンの筆者が2歳のの息子に残したいメッセージを保存のため、ブログに書いて発信したのがきっかけで出版された本。 ・子どもにつけようと思う名前を、親が2、3ヶ月試しに使ってみよう など、親が子どもを思う気持ちからの行動、メッセージを綴っている。

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2019/04/22

子育てには様々な方法がある。 若くしてガンになった写真家の父親 まだ小さい子ども 著者なりの子どもへ伝えたい言葉 個人的には少し意見別れる部分もあるが このような著書にできることは素晴らしい

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2019/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分も子供がいるので、興味深く手にとらせてもらった。 余命宣告され、子供は2歳。自分なんかは背中を見て育てな感じで日々ぐうたら子供と接しているわけだが、この作者はそれができない。2歳の子供に、思春期の相談や、進路の指針などできるわけもない。未来の子供へ宛てた親父の手紙。 中には賛同できない意見もあったが、ほとんどの意見に同意。しかし、その意見が合っていようが間違っていようが、芯が通ったスタンスは格好いいなと思った。 巻末に、息子がこの本を開かなくても別にいいとあった。読み進めていくなかで、お子さんがいつかこの本を読んだ時に、どんな感じ方をするのか考えながら読んだが、重しにならないか?プレッシャーにならないか?と思ったりもした。でも巻末のその一言で、重みが緩和される気がした。

Posted byブクログ

2019/03/29

おっしゃってること、よくわかりました。でも、基本一人称で書かれてるので、傍観者的になってしまうのがなんとも残念です。娘世代には伝えたいです。

Posted byブクログ

2019/03/12

優しさについて、孤独と友だちについて、夢と仕事とお金について、生と死について…。余命宣告を受けた35歳の写真家が、2歳の息子に伝えたい大切な言葉を綴る。ブログを書籍化。 著者はどうしてここまで強いのか? 共感出来ることと出来ないことと。

Posted byブクログ

2019/03/11

どんな子に育ってほしいか、という希望はあまり持たないようにしているけど、 どんな親になりたいか、というのは考えておいてもいいのかなー、と思って読んでみた本。 共感できる部分と、できない部分と。 色んな考えがあって面白いなー。 世の中には色んな人がいて色んな考え方があって、...

どんな子に育ってほしいか、という希望はあまり持たないようにしているけど、 どんな親になりたいか、というのは考えておいてもいいのかなー、と思って読んでみた本。 共感できる部分と、できない部分と。 色んな考えがあって面白いなー。 世の中には色んな人がいて色んな考え方があって、色んな優しさの表現がある。 自分にとって気持ちいい人、優しさ、生き方を見つけることができたらハッピーに過ごせる、と思う。

Posted byブクログ