人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている の商品レビュー
なぜ正しいことを言っても通らないかわかった。人は偏った論調が好きである。人に話す時は正しいことではなく気持ちの良いことに重きを置くことにする。
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プラスのイメージを引き起こすもの、であれば 全体的に優秀である、と思考の錯覚を引き起こす 人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚は一種の資産として機能する =錯覚資産 人はその錯覚を自覚できない 錯覚力があると成長機会が与えられる 実力だけがある人より成長...
プラスのイメージを引き起こすもの、であれば 全体的に優秀である、と思考の錯覚を引き起こす 人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚は一種の資産として機能する =錯覚資産 人はその錯覚を自覚できない 錯覚力があると成長機会が与えられる 実力だけがある人より成長スピードが早い 思考の錯覚に陥ってるということをまず自覚する 社会では一度成功すると、ほかでも成功すると錯覚される。しかし、受験勉強ではそうはならない。 ハロー効果のおかげで点数が良くなったりしないから。運に左右される割合が少ない。 自分で物事をコントロールする ということが心身にどれほど影響があるかという実験 →老人ホームでボランティアの人がくる日を自分で決めた場合と、決められた場合の数ヶ月後の老人の死亡率 錯覚資産の3つの次元 ・錯覚の種類 ・錯覚の強さ ・錯覚の範囲 種類 ハロー効果、利用可能性ヒューリスティック、感情ヒューリスティックなど 加えて、思い浮かびやすい情報は威力が大きい ハロー効果の強さ✖️思い浮かびやすさ✖️思い浮かぶ人の数✖️思い浮かべる人の質
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人間の特性として、認知の中に勘違いや記憶の上書きがある。これを用いた醜悪な勝者と美しき敗者、どちらになるべきか。ここでも自身の人生の優先順位を踏まえて選択をしなければならない。
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社会人になると運と実力に加えて「錯覚資産」で人生決まってくる。錯覚資産は、ハロー効果を利用して実力に下駄を履かせるもの。周りが「この人は実力がある」と錯覚することで、より良い仕事が貰える。より良い仕事を成功させることによって実力も上がる。上がった実力をみて、さらに周りは「やはりこ...
社会人になると運と実力に加えて「錯覚資産」で人生決まってくる。錯覚資産は、ハロー効果を利用して実力に下駄を履かせるもの。周りが「この人は実力がある」と錯覚することで、より良い仕事が貰える。より良い仕事を成功させることによって実力も上がる。上がった実力をみて、さらに周りは「やはりこの人は実力がある」と錯覚する。というループが起こる。 怪しげに見えるタイトルだけど、心理学を多用した説明は納得するものばかり(と思いたがる認知バイアスがまさに今起こっているかもしれないけれど)。
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「錯覚資産」と言う「勘違いさせる力」について書かれた本。 実力があり、成果を出しても、知られなければいい環境には恵まれず、意識して「錯覚資産」を増やしている人とは大きく差がついてしまう。 肩書き、成功体験などとにかく数を打っておいて、優秀だと思われるようなものを手に入れ、それがきっかけで新しい成功を得られるといった成功のループを作ることが大切である。 自分はSNSなど自分を発信するのが得意ではないが、せっかく努力して手に入れた成果を誰にも知られず次に生かせないのはもったいないことだと思うので、自分なりに人に拡散できる方法を模索していきたいと思う。
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この本を読むまでは,この世のほとんどが実力で決まると考えていた。しかし,この本はその思い込みを吹き飛ばした。実力よりも錯覚資産が評価に繋がりやすいのだとか。日々のことを大切にしたい。
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表題の通り、実力や運よりも、ハロー効果や感情ヒューリスティック等の認知バイアスによって人の評価は変わるという趣旨。 「他人が自分に対して抱く、自分に都合の良い錯覚」=錯覚資産という概念が重要。 その錯覚資産を増やす方法は、ハロー効果の強さ(実際の成果)×思い浮かび易さ×思い浮かぶ...
表題の通り、実力や運よりも、ハロー効果や感情ヒューリスティック等の認知バイアスによって人の評価は変わるという趣旨。 「他人が自分に対して抱く、自分に都合の良い錯覚」=錯覚資産という概念が重要。 その錯覚資産を増やす方法は、ハロー効果の強さ(実際の成果)×思い浮かび易さ×思い浮かぶ人の数という式で表される。
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錯覚資産の考え方は、日頃考えていることと整合的に思う。 活用出来るものがあるかは別の話だが、意識していて損は無いと思う。
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錯覚資産を非常にわかりやすく端的に表している。2020年の良書。 最初が肝心とはよくいったもので、最初の成功体験がその後の展開を決める。誰もが一目置くポジションに座ること。 運ゲーで勝つコツは、小さく賭けて大きく張ること。 成果を出すなら、わかりやすい成果を出さなければもった...
錯覚資産を非常にわかりやすく端的に表している。2020年の良書。 最初が肝心とはよくいったもので、最初の成功体験がその後の展開を決める。誰もが一目置くポジションに座ること。 運ゲーで勝つコツは、小さく賭けて大きく張ること。 成果を出すなら、わかりやすい成果を出さなければもったいない。わかりにくい成果は、そもそも評価されない。わかりやすい成果とは、数値化できたり、指標として重視されているものである。 脳は一貫性を非常に好むため、キャラクターとしても一貫したキャラクターが求められる。どのようなキャラクターを描いてもらうと都合がよくなるかは、誰を対象にするかにより異なる。対象によりキャラクターを分けることは煩雑であるが、感情ヒューリスティックに基づけば「好かれること」は条件として効果が高い。どのように好かれるか?というと八方美人になりがちのため難しいかもしれない。公共性や特別感がキーワードになるかも。「やりたいことリスト/やりたくないことリスト」のように、「好かれる人の特徴リスト/好かれない人の特徴リスト」を書き出してみるのも面白いかもしれない。
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文体がライトで読みやすい。イラストもあり読み通すのが楽なのがメリット。 一方で情報量はさほど多くない。 情報元となってるカーネマンの『ファストアンドスロー』が情報もあるかわりに冗長で読みにくいのと対照的だ。 両方読むのが良いと思うが、時間は貴重な資源なのでとりあえずこの本を読んで...
文体がライトで読みやすい。イラストもあり読み通すのが楽なのがメリット。 一方で情報量はさほど多くない。 情報元となってるカーネマンの『ファストアンドスロー』が情報もあるかわりに冗長で読みにくいのと対照的だ。 両方読むのが良いと思うが、時間は貴重な資源なのでとりあえずこの本を読んでみる、という戦略は優れてると感じる。
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