歪んだ波紋 の商品レビュー
記者は一度は未知の扉を開けるものだ。「黒い依頼」――誤報と虚報 「共犯者」――誤報と時効 「ゼロの影」――誤報と沈黙 「Dの微笑」――誤報と娯楽 「歪んだ波紋」――誤報と権力 新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア――情報のプリズムは、武器にもなり、人間を狂わす。そして、「革命」を...
記者は一度は未知の扉を開けるものだ。「黒い依頼」――誤報と虚報 「共犯者」――誤報と時効 「ゼロの影」――誤報と沈黙 「Dの微笑」――誤報と娯楽 「歪んだ波紋」――誤報と権力 新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア――情報のプリズムは、武器にもなり、人間を狂わす。そして、「革命」を企む、“わるいやつら”が、いる。『罪の声』の“社会派”塩田武士が挑む、5つのリアルフィクション。誤報の後に、真実がある。 「誤報」にまつわる5つの連作短編集 5つの短編集かと読み進めたけど 違う違う、これ繋がってるんやわって途中で思いました この作家さん、元新聞記者だったんですね 随分前に読んだ『罪の声』がなんだかとてもリアルに感じ あの迷宮入りしたグリコ・森永事件は実は….って思ってしまいそうになるくらいだった 誤報やフェイクニュースはこうやって作られてしまうんやろうなぁと思った
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「悪貨が良貨を駆逐するように」、フェイクニュースがレガシー・メディアに取って代わったら。書かれた6年前より状況は確実に悪化している。レガシー・メディアの価値を信じたい一人としてあまりにリアルで心拍数を上げながら読む。 価値のあるニュースは足で稼ぐしかないし、そのためには時間や家庭...
「悪貨が良貨を駆逐するように」、フェイクニュースがレガシー・メディアに取って代わったら。書かれた6年前より状況は確実に悪化している。レガシー・メディアの価値を信じたい一人としてあまりにリアルで心拍数を上げながら読む。 価値のあるニュースは足で稼ぐしかないし、そのためには時間や家庭は犠牲になる。そうまでして手に入れた情報がしかし、大きな組織の中では平気で踏み躙られる。現場は疲弊してゆく。それでもやりがいは確かにあって、だけれど「長時間労働」に大鉈が振るわれたのはあのクリスマス、ある大手広告代理店の事件があった。 わたしはその時すでに働いていて、あそこで潮目が変わったという実感は合致する。正しいものを届けるにはエネルギーが必要で、でも受け手は書き手の顔を想像しない。それでも誠実に真摯に向き合い続けるしかない。伝えることは、信頼の上に成り立つことだから。
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連作短編集。 各短編がゆるく繋がっていると思いきや、最後で一気に収束して繋がっていくのが快感だった。
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私が手にする情報は、完全に発信する側の様々な思惑通りにされている。その情報が誤報かどうかも判断はできない。新聞もテレビもネットも今や信憑性に優劣はないのだ。なんてことを思い知らされました。最終章は付け足し感を感じました。
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現代日本の歪みを描いていた作品で、一応連作短編集になるのだろうか。 深いところを描いているように見えるが、今ひとつ振れ幅がないように見えてしまい入り込めなかった作品。
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世界はフェイクニュースw ってな事で、塩田武士の『歪んだ波紋』 黒い依頼 共犯者 ゼロの影 Dの微笑 歪んだ波紋 の短編じゃけど、それぞれの物語は繋がって行く。 新聞社のニュースが実は誤報や捏造じゃったら……。 その捏造を暴こうとする記者が身内や外部の人間を探りを入れる...
世界はフェイクニュースw ってな事で、塩田武士の『歪んだ波紋』 黒い依頼 共犯者 ゼロの影 Dの微笑 歪んだ波紋 の短編じゃけど、それぞれの物語は繋がって行く。 新聞社のニュースが実は誤報や捏造じゃったら……。 その捏造を暴こうとする記者が身内や外部の人間を探りを入れるが……。 こりゃ、面白かった♪ おっ!あっ!えっ?って感じの展開で、また読み返したくなる内容じゃねw 2019年12冊目
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「存在のすべてを」がとてもよかったのでこちらも読んでみた。 短編集のようでつながっているんだけど、登場人物の多さと難解な言い回しでちょっと難しく感じた。
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何で知ったか覚えてないけど、図書館の読みたい本リストに入れてたもの。5篇の連作短編集。誤報にまつわる5つの物語、と帯にある。最初はちょっとずつ前の登場人物が出てくるだけかと思ったら、最後の話で一気につながっていく。ほんと何が正しい情報なのか。やっぱ何でもすぐネット検索しちゃうし、鵜呑みにはしてないとは思うけど、まぁ信じちゃってるのもあるよな。いやー、なんとも怖い話だった。
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誤報にまつわる短編集。 それぞれの話がリンクしていた。 一つ一つの話が完結しなくてモヤモヤ あまり私には合わなかった。
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記者目線の短編のようで実は繋がっている長編。作者の長編は登場人物がじっくり書かれていて好きだけど、短編の制限の中に色々詰め込もうとしている点が読みにくくもあり、感情移入もしにくくしている。其々長編であればと残念でならない。
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