商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/08/09 |
JAN | 9784065123515 |
- 書籍
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歪んだ波紋
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歪んだ波紋
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商品レビュー
3.6
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記者は一度は未知の扉を開けるものだ。「黒い依頼」――誤報と虚報 「共犯者」――誤報と時効 「ゼロの影」――誤報と沈黙 「Dの微笑」――誤報と娯楽 「歪んだ波紋」――誤報と権力 新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア――情報のプリズムは、武器にもなり、人間を狂わす。そして、「革命」を...
記者は一度は未知の扉を開けるものだ。「黒い依頼」――誤報と虚報 「共犯者」――誤報と時効 「ゼロの影」――誤報と沈黙 「Dの微笑」――誤報と娯楽 「歪んだ波紋」――誤報と権力 新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア――情報のプリズムは、武器にもなり、人間を狂わす。そして、「革命」を企む、“わるいやつら”が、いる。『罪の声』の“社会派”塩田武士が挑む、5つのリアルフィクション。誤報の後に、真実がある。 「誤報」にまつわる5つの連作短編集 5つの短編集かと読み進めたけど 違う違う、これ繋がってるんやわって途中で思いました この作家さん、元新聞記者だったんですね 随分前に読んだ『罪の声』がなんだかとてもリアルに感じ あの迷宮入りしたグリコ・森永事件は実は….って思ってしまいそうになるくらいだった 誤報やフェイクニュースはこうやって作られてしまうんやろうなぁと思った
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「悪貨が良貨を駆逐するように」、フェイクニュースがレガシー・メディアに取って代わったら。書かれた6年前より状況は確実に悪化している。レガシー・メディアの価値を信じたい一人としてあまりにリアルで心拍数を上げながら読む。 価値のあるニュースは足で稼ぐしかないし、そのためには時間や家庭...
「悪貨が良貨を駆逐するように」、フェイクニュースがレガシー・メディアに取って代わったら。書かれた6年前より状況は確実に悪化している。レガシー・メディアの価値を信じたい一人としてあまりにリアルで心拍数を上げながら読む。 価値のあるニュースは足で稼ぐしかないし、そのためには時間や家庭は犠牲になる。そうまでして手に入れた情報がしかし、大きな組織の中では平気で踏み躙られる。現場は疲弊してゆく。それでもやりがいは確かにあって、だけれど「長時間労働」に大鉈が振るわれたのはあのクリスマス、ある大手広告代理店の事件があった。 わたしはその時すでに働いていて、あそこで潮目が変わったという実感は合致する。正しいものを届けるにはエネルギーが必要で、でも受け手は書き手の顔を想像しない。それでも誠実に真摯に向き合い続けるしかない。伝えることは、信頼の上に成り立つことだから。
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連作短編集。 各短編がゆるく繋がっていると思いきや、最後で一気に収束して繋がっていくのが快感だった。
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