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文字渦 の商品レビュー

3.9

50件のお客様レビュー

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2026/01/24

映像化はもちろん、翻訳、音読すら拒む「文字」の物語12篇。意味のある記号、そしてその組み合わせとしての漢字の増殖。記号化できない線、意味を見失わないかなの生き様。円城さんならではのSelf-Reference ENGINE的な文字の世界は深淵で美しく、なんならロマンチック。 表題...

映像化はもちろん、翻訳、音読すら拒む「文字」の物語12篇。意味のある記号、そしてその組み合わせとしての漢字の増殖。記号化できない線、意味を見失わないかなの生き様。円城さんならではのSelf-Reference ENGINE的な文字の世界は深淵で美しく、なんならロマンチック。 表題作の「文字渦」からしてぞくぞくする世界観。ここでの会話で「?」と思った部分の意味が他の章を読んで分かってくる繋がり方もいい。そのほか、「闘字」「微字」「かな」の世界が美しくて好き。「誤字」本文の読みにくさすごい。「天書」のインベーダーゲーム、「幻字」の犬神家は笑った。

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2025/07/10

まぁしかし、難しい。着眼点がぶっとんでて面白かったのは認めるけど、どういう発想をされているんだか… まず、ラテン系の外国語に翻訳することは無理なんじゃないか?と思いながら読みました。 2026年、攻殻機動隊の脚本をされる氏、どうなるか楽しみですな。

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2025/07/08

文字が主役の物語。これSFになるのかと驚いた。 人間とは関係なく文字そのものが進化、分岐していく様を描き出す。面白いけど、見たこともない漢字のオンパレードにはまいった。なかで、ルビが自由に語り出すのは痛快だったね。建前と本音みたいでさ。

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2024/12/21

漢字について詳細な歴史を題材にしつつ、円城塔らしく突飛な想像を膨らまし、笑ったり唸ったりさせられる連作集だった。

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2024/08/25

ムズい!でも面白い! 『言葉は生き物』とはよく言うけれど、この本の世界では文字そのものを生物として扱っている。 8割方何を言っているか理解できないし、そもそも読めない文字も大量に出てくるのに、読み終わった感想は「あー、面白かった」でした。 普段何を考えていればこんな本が書けるんだ...

ムズい!でも面白い! 『言葉は生き物』とはよく言うけれど、この本の世界では文字そのものを生物として扱っている。 8割方何を言っているか理解できないし、そもそも読めない文字も大量に出てくるのに、読み終わった感想は「あー、面白かった」でした。 普段何を考えていればこんな本が書けるんだろう? まさに「奇書」という名に相応しい本だと思いました。

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2024/05/25

DNF。文字に関してあれこれ弄っているというのはわかるが、それの面白さが理解できなかった。いつかまた挑戦したい。

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2024/01/01

筆者が文字をとにかく捏ねくり回す作品。 文字をこれでもかと弄り倒す、それが一番この作品を表すのにちょうどいいかな、と思います。 文字を1つ書く、それだけで考えられることはたくさんある。 例えば「の」という字があったとして、誰が書いた?とかどんな意味が?というのはもちろん何故「の」...

筆者が文字をとにかく捏ねくり回す作品。 文字をこれでもかと弄り倒す、それが一番この作品を表すのにちょうどいいかな、と思います。 文字を1つ書く、それだけで考えられることはたくさんある。 例えば「の」という字があったとして、誰が書いた?とかどんな意味が?というのはもちろん何故「の」を選んだのかというのは「の」のつく言葉を書こうとした以外にも、もしかしたら「の」の丸みを注目したのか記号としての「の」なのか「もしかしたら、のが家出してきたのかも」などなど色んな考察ができる。 このように、一般的な考え方の文字の使い方とは限らないところに作品の面白さがある。 小説ではなく、学術書のような話、SFに寄った宇宙と文字の話、まるでムシキングやポケモンカードのような対戦型の文字、ずっと夢の中にいるときのようなファンタジー、真面目に一字一句読むのは正直疲れました。

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2023/07/31

導入の「文字渦」がとても好き。文字の持つイメージや芋する分物と引き剥がされ、機構としての「文字」担っていく過程が秦王嬴、後の始皇帝と陶工俑と交わされる会話の中で作り上げられていくのが良かった。 読み従っていく間に固着した「文字」が様々な書き手と書き手の中で少しずつ意味を変え最後に...

導入の「文字渦」がとても好き。文字の持つイメージや芋する分物と引き剥がされ、機構としての「文字」担っていく過程が秦王嬴、後の始皇帝と陶工俑と交わされる会話の中で作り上げられていくのが良かった。 読み従っていく間に固着した「文字」が様々な書き手と書き手の中で少しずつ意味を変え最後には「かな」になり解体していく文字の大冒険を楽しむ本。 「誤字」の章はDTPオペーレーターや校正の方々の苦労が忍ばれて本筋とは別のところで泣けた。

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2023/03/23

難しい。言いたいことはわかる。だけど読んでも意味がふわふわ滑ってしまい、戻って読むという作業が必要だった。 特に二番目の緑字。 えーん、なにー?と何度も読んでいて迷子になったし。 速読するタイプの私には特にこの作業はしんどかったけど、それ以上に面白いのだ。 ちくちょーと言いたくな...

難しい。言いたいことはわかる。だけど読んでも意味がふわふわ滑ってしまい、戻って読むという作業が必要だった。 特に二番目の緑字。 えーん、なにー?と何度も読んでいて迷子になったし。 速読するタイプの私には特にこの作業はしんどかったけど、それ以上に面白いのだ。 ちくちょーと言いたくなる気持ちを抑えながら(面白いから難しいのに読んじゃうだろう、のちくしょー)なんとか読みました。 面白い。というか、絶対に私には書けない(他のものなら書けるという意味ではなく) なんか、すごかったです。

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2023/02/01

文字遊びの本。この本では、文字が物語の描写や状況の説明に使われるだけではない。 「緑字」では文字が地図のように広がって島を形成するし、「闘字」では漢字そのものを使って対戦バトルをするし、その他にも本筋と関係無いルビを執拗にふってみたりと、文字が記号、シンボル、おもちゃのような扱い...

文字遊びの本。この本では、文字が物語の描写や状況の説明に使われるだけではない。 「緑字」では文字が地図のように広がって島を形成するし、「闘字」では漢字そのものを使って対戦バトルをするし、その他にも本筋と関係無いルビを執拗にふってみたりと、文字が記号、シンボル、おもちゃのような扱いがされている。 よくこんな発想を思いついたものだなあ。

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