これは水です の商品レビュー
タイトルだけ見てあやしそうな本だと思って敬遠していたけれど、まったくあやしくなかった。当たり前かもしれないけれど、当たり前すぎて忘れてしまうことを思い出させてくれる本でした。
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読了まで1時間もかからないが、その内容は深く重い。登壇者自身の顛末を知り再読すると、きっと違う発見があるだろう。
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アメリカの大学の卒業記念講演。 雑貨屋さんで面陳されており手に取った。 装丁もよく読みやすい。 内容は多面的な価値観の大切さを解きつつ 「これから君たちを待つのは退屈な日々です」 といいきる。 自殺するような大人になるなと伝えながら 本人は3年後自殺したという。。 そのこ...
アメリカの大学の卒業記念講演。 雑貨屋さんで面陳されており手に取った。 装丁もよく読みやすい。 内容は多面的な価値観の大切さを解きつつ 「これから君たちを待つのは退屈な日々です」 といいきる。 自殺するような大人になるなと伝えながら 本人は3年後自殺したという。。 そのこと自体もいろんな捉え方がある、ともいえそう。
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これは水です 著作者:デヴィッド・フォスター・ウォレス 田畑書店 天才ポストモダンな作家が若者たちに遺した珠玉のメッセージ タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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大学卒業の時のスピーチで スティーブジョブスを超えたと絶賛された内容。 大学で学ぶのは授業料と引き換えに学位を取得するためではない。 社会に出てから何をどのように考えるかを学ぶためだ。 具体的を交えて考え方は生き方をも変えることを諭す本。 考えが深くなる。
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“ほんとうに大切な自由とは、(中略) 無数の取るに足りない、ささやかな行いを色気とはほど遠いところで、毎日つづけることです” はなむけの席のスピーチなのに、首尾一貫してリベラルアーツと、冷めた現実主義の世界が展開。 「 これは水です」ー 見えない世間の「水」を、 さりげない言葉で...
“ほんとうに大切な自由とは、(中略) 無数の取るに足りない、ささやかな行いを色気とはほど遠いところで、毎日つづけることです” はなむけの席のスピーチなのに、首尾一貫してリベラルアーツと、冷めた現実主義の世界が展開。 「 これは水です」ー 見えない世間の「水」を、 さりげない言葉で見える言葉に綴り出して、見せてくれる。 自殺をほのめかすような言葉も綴られていて、それが当事者自身に降りかかってしまったのが残念でならない。 鬱病の希死念慮は、奇才をもってしても、考え方でどうなるものではなく服薬をやめてはならない、周囲は目を離してはならないと言う別の示唆も、訳者あとがきと著者の生き様から分かります。
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初期設定、というフレーズにはっとさせられる。 言われたくない現実を突きつけられて泣きそうになるけれど、そこから脱却できるかは自分自身。
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人文書ジャンルでおすすめされていて購入。 リベラルアーツの本質を卒業生に卒業スピーチとして説いたアメリカの作家デヴィッド・フォスター・ウォレスについて無知だった。彼は躁鬱病を抱えながらこのスピーチを行い、同年他大学で卒業スピーチをしたジョブス以上に絶賛されたが、この3年後、自ら...
人文書ジャンルでおすすめされていて購入。 リベラルアーツの本質を卒業生に卒業スピーチとして説いたアメリカの作家デヴィッド・フォスター・ウォレスについて無知だった。彼は躁鬱病を抱えながらこのスピーチを行い、同年他大学で卒業スピーチをしたジョブス以上に絶賛されたが、この3年後、自ら縊死している。享年46歳。 作家として作品も世に出し、大学で教鞭をとり、妻と幸せに暮らしてもなお、精神疾患というのはどれほど人を苛むものだか計り知れない。 自分は未だ経験していない病ではあるが、体調を崩して仕事を休み、自分の生産性の低さに辟易した日には、深く心に響き、考えさせられる本であった。
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どこかの書店さんのSNSで知り。 リベラルというといまは別の意味となりがち(解説でも触れられてるけど)で、本来のリベラル・アーツというのはそれこそ現在でいうところの多様性というものにつながる考え方、学問なのだろうと。 凝り固まった初期設定をいかに上書いていくか。。
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自分史上のベスト10に入る内容の本だと思いました。 何回も読み返しました。 声に出しても読みました。 息子にも読んでもらいました。彼も心に残ったようです。 いつも読めるよう、読みかえせるようにに置いておいてくれ!と言っていました。 自分の傲慢なデフォルトをどう調整するか?そ...
自分史上のベスト10に入る内容の本だと思いました。 何回も読み返しました。 声に出しても読みました。 息子にも読んでもらいました。彼も心に残ったようです。 いつも読めるよう、読みかえせるようにに置いておいてくれ!と言っていました。 自分の傲慢なデフォルトをどう調整するか?それが 学ぶこと。。。 とてもためになる話だと思いました。
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