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鵜頭川村事件 の商品レビュー

3.5

33件のお客様レビュー

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2024/05/12

冒頭から猟奇的なのかと思いきや、前半は村の雰囲気がよく出ていて、読み物としても面白い。 最後の動機がちっちゃくまとまったなぁ〜と、少し残念だった。

Posted byブクログ

2024/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔の田舎の嫌なところを煮詰めた感じの話し。 そこに反感する若者たちの気持ちが高まって(陽動されて)暴動が… 主人公完全に巻き込まれて事故だし、最後までいろんな人がいろんな意味で報われない。

Posted byブクログ

2024/04/04

閉ざされた環境で、まさに生きるか死ぬかの極限状態。よそ者の岩森さんやエツ子さんがいたのが救い。ちょうど大雨で、余計怖かった。 読むのに、すごく時間がかかった。

Posted byブクログ

2023/11/01

怖かったぁ。災害で陸の孤島と化した小さな村。家長制度が色濃く残っていて、良くも悪くも日本の風土や風習が人々をがんじがらめにしている。時代背景が昭和54年ということも相まって不気味さが増していました。ゾンビだとか未知の細菌でパニックに陥る話は良くあるけれど、これは普通の人間がいろい...

怖かったぁ。災害で陸の孤島と化した小さな村。家長制度が色濃く残っていて、良くも悪くも日本の風土や風習が人々をがんじがらめにしている。時代背景が昭和54年ということも相まって不気味さが増していました。ゾンビだとか未知の細菌でパニックに陥る話は良くあるけれど、これは普通の人間がいろいろな条件環境などで狂気を生み出していく。じわじわと怖くなっていって、早く逃げて逃げてと思いながら読み進めました。夢を諦めた青年は、自らの手で未来を変えようと思いそして未来を壊した。最後は可哀想だったな。

Posted byブクログ

2023/02/12

櫛木 理宇さんの「チェインドッグ」後に文庫化され「死刑にいたる病」に改題 が面白かったので本作も期待して読みました。 表紙もタイトルも何やら物々しい雰囲気 舞台になるのは1979年、今から39年前の鵜頭川村(うずかわむら) 亡き妻の故郷の村であるその場所へ幼い娘、愛子と共に訪れ...

櫛木 理宇さんの「チェインドッグ」後に文庫化され「死刑にいたる病」に改題 が面白かったので本作も期待して読みました。 表紙もタイトルも何やら物々しい雰囲気 舞台になるのは1979年、今から39年前の鵜頭川村(うずかわむら) 亡き妻の故郷の村であるその場所へ幼い娘、愛子と共に訪れた岩森明が主人公です。 発見された若者の死体、皆が決めつける犯人、土砂崩れで閉じ込められる村 「矢萩」と「降谷」の対立、若者達で構成した自警団 次々と不穏な空気感が立ち込め、湿り気を帯びた嫌な感じが続きます。 巻頭に人物相関図があるのですが、集中して読み進めないと、段々理解不能になってしまいがちでした。 パニック・ミステリー!とありましたが、想像していた様な恐怖も感じず、ただ村社会の閉塞感が一番心に残りました。 次作に期待したいです。

Posted byブクログ

2022/09/16

今月8冊目。 もっとおどろおどろかと思ったらそうでも。 やはりこの著者の血縁関係とかの話が多いね。田舎で洪水の時に町から出られなくなりそこで街を牛耳っていた地主に復讐する。

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2022/09/03

WOWOWでドラマ化(2022年10月から松田龍平主演)されているので読んでみる。筆者の作品はリームダスト・モンスターズは面白かったが、「チェインドッグ」は私好みの作品じゃなかったし、ホラーってことだったので覚悟はしていたが、ホラーじゃなくてヴァイオレンス小説やった。ホラー以上に...

WOWOWでドラマ化(2022年10月から松田龍平主演)されているので読んでみる。筆者の作品はリームダスト・モンスターズは面白かったが、「チェインドッグ」は私好みの作品じゃなかったし、ホラーってことだったので覚悟はしていたが、ホラーじゃなくてヴァイオレンス小説やった。ホラー以上に苦手。雰囲気は横溝正史の村ものって感じだが、舞台が1979年で、出てくる若者と私の年が変わらないことが怖い。スターウォーズにインベーダーゲームだもんね。それが一番怖かった

Posted byブクログ

2022/08/29

もっと猟奇的な展開になるのかと思っていたけど案外でした。幼いこどもを連れた主人公がさほど苦しまず、真相も見つけるし、ちょっと解決が安易かな。 ほんとの怖さは普通の人が狂ってしまうこと。新左翼的なアジで狂わせるのは物足りなさでいっぱい。

Posted byブクログ

2022/08/14

本当にあった話かと思うくらいリアル。そして、残酷な描写も多く、本当にリアルでゾッとする。 人間の狂気がすごく見事に描かれています。 エツ子さん、愛子、港人の存在だけが唯一の心の救い。

Posted byブクログ

2022/06/30

主な登場人物の多くが30歳以下なのに、面白くて一気読みしたのは、舞台が1979年(昭和54年)だからでしょうか。ホラーと言うより、令和の横溝正史かと思いました。WOWOWでドラマ化するそうですが、役者さん方は大変なのではないかしら。

Posted byブクログ