武器になる哲学 の商品レビュー
武器になる哲学 物事を正確に認識するのは不可能 量子力学とハイゼンベルグの不確定性原理 といはWhatとwhy 学びはプロセスとアウトプット Whatの問いについては現代科学が否定しているものが多い プロセスからの学びは方法論として有用 人を説得して動かすためにはロゴス、エ...
武器になる哲学 物事を正確に認識するのは不可能 量子力学とハイゼンベルグの不確定性原理 といはWhatとwhy 学びはプロセスとアウトプット Whatの問いについては現代科学が否定しているものが多い プロセスからの学びは方法論として有用 人を説得して動かすためにはロゴス、エトス、パトスがいる(アリストテレス、弁論術 論理、倫理、情熱 ルサンチマンとは弱者が強者に対して抱く感情、やっかみなど 高級ブランドが売れるのはルサンチマンを解消するため 判断基準を転倒させるという手段がある たとえばローマ人は富裕層に対抗するために神を生み出した 努力や挑戦を伴わない価値の転換 ルサンチマンを抱えた人に価値の転換を提案することはキラーコンセプトである 自由は高価であるし孤独と責任わ伴う せっかく手に入れた自由を捨ててでも共産に走ったのは孤独と責任に耐えられなかったから ドーパミンは快楽物質ではなく、覚醒、意欲、目標志向行動を呼び起こすもの=欲求系 快楽はオピオイドがもたらすとされている アーレント:悪とはシステムを無批判に受け入れること マズロー五つの欲求 生理、安全、
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※このレビューにはネタバレを含みます
・その行為による報酬が確実に与えられるとわかっている状況よりも、不確実に与えられる時の方がより効果的に強化される→人は不確実な報酬が好きースキナー ・外側の現実は自分自身の働きかけでそのような現実になっている。その現実を自分ごととして主体的に関わって良いものにするべき(アンガージュマン)。自由であるということは、社会や組織が望ましいと考えるものを手に入れることではなく、選択するということを自分自身で決定すること。自分自身の人生を芸術作品のように創造するーサルトル ・悪の陳腐さ、悪とは自分で考えることを放棄した凡人からなされるものである。システムを批判的に思考せよ。ーアーレント ・予告された報酬は人間の創造的な問題解決能力を著しく毀損する。質の高いものを生み出すためにできるだけ努力しようと考えず、最も少ない努力で最も多くの報酬を得られるように行動しようとするーエドワードデン ・意見に反証する自由を認めてこそ、自分の意見が正しいといえるための絶対条件であるージョン・スチュアート・ミル(悪魔の代弁者) ・独裁による秩序と自由ある無秩序ーホッブズ ・ヤバそうだと思ったらさっさと逃げる。事態の変化をとらえるセンス、偶然に対する勘、大胆な選択とそれに従う勇気
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本書の構成が面白かった。 はじめにでも説明があるが哲学の発祥から時系列に学んでいくことが一般的だが、それだと興味をなくしてしまう。 (私も大学の時に哲学を専攻したが挫折したクチである) 本書は問題定義がありそれに関して哲学者がどのように考え、結論を出したのかの解説が来る。 その...
本書の構成が面白かった。 はじめにでも説明があるが哲学の発祥から時系列に学んでいくことが一般的だが、それだと興味をなくしてしまう。 (私も大学の時に哲学を専攻したが挫折したクチである) 本書は問題定義がありそれに関して哲学者がどのように考え、結論を出したのかの解説が来る。 そのため時代遅れの内容ではなく今でも使える哲学を学ぶことができる。 とは言えやっぱりなかなか頭に入らず、本書の内容に関して何一つ残っていない…
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哲学のキーワードをザッと押さえることができる良書。哲学なんてこれまでの人生で全く学習しなかったけど、なんとなく聞いたことあるものが多くて、その意味を知ることができた。かなり面白かった。
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50人の哲学者(思想家)のアイデアが数ぺーに平易にまとめられていて、ざっくり理解するには役に立つ。50という数から、いくつかは、自分にフィットするアイデアもあると思う。ただ、やはり挙げられている著書や、巻末のブックガイドでより深く自らに定着させないと自分のものになりにくいと感じた...
50人の哲学者(思想家)のアイデアが数ぺーに平易にまとめられていて、ざっくり理解するには役に立つ。50という数から、いくつかは、自分にフィットするアイデアもあると思う。ただ、やはり挙げられている著書や、巻末のブックガイドでより深く自らに定着させないと自分のものになりにくいと感じた。
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本書は経済学、文化人類学、心理学、言語学などを取り入れて 現代社会に必要な思考を与えてくれる一冊。 哲学じゃないじゃん!って思うかもしれないけど 『問うこと』=『哲学』なら哲学は全ての学問を包括しているとも言える。 今まで当たり前だと思ってたことに 『これってホントに当たり前...
本書は経済学、文化人類学、心理学、言語学などを取り入れて 現代社会に必要な思考を与えてくれる一冊。 哲学じゃないじゃん!って思うかもしれないけど 『問うこと』=『哲学』なら哲学は全ての学問を包括しているとも言える。 今まで当たり前だと思ってたことに 『これってホントに当たり前なのか?』 って思えるようになると思う。
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1.なぜ哲学が武器になるのかを考える 2.哲学は現代において学ばなければならない教養であり、哲学を学ぶことで人生の修羅場を潜り抜けることができたと著者は述べております。本書は一般的な哲学書と異なり、著者自身が良いと思った人の内容を人、組織、社会、思考の4つのテーマに分けています...
1.なぜ哲学が武器になるのかを考える 2.哲学は現代において学ばなければならない教養であり、哲学を学ぶことで人生の修羅場を潜り抜けることができたと著者は述べております。本書は一般的な哲学書と異なり、著者自身が良いと思った人の内容を人、組織、社会、思考の4つのテーマに分けています。紹介されているのは哲学者だけではなく、心理学や経済学などの多岐にわたって紹介されています。 3.哲学は「考えることの基礎学問」という認識になりました。思えば、哲学者は他分野でも活躍されている人が多いです。その理由としては、哲学を通して人について考え抜き、分野に縛られない発想を持ち続けていたからだと思います。哲学を学ぶ意義としては「何が問題なのかを正確にとらえる」ことだと思います。
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ビジネスに応用できる哲学を体系的に学ぶことができて勉強になる。 哲学と言うと難しい印象が強いが、具体例などを織り交ぜて分かりやすかった。
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今まで哲学は抽象的な概念で、特にビジネスにはそこまで影響しないイメージがあったが、むしろ学ぶべきだということがわかった 解るということはそれによって自分が変わるということ 無知の知 社会人として経験を積んできたから納得できるところもあると思う 言葉だけ理解しても仕方ないの...
今まで哲学は抽象的な概念で、特にビジネスにはそこまで影響しないイメージがあったが、むしろ学ぶべきだということがわかった 解るということはそれによって自分が変わるということ 無知の知 社会人として経験を積んできたから納得できるところもあると思う 言葉だけ理解しても仕方ないので、実際の行動に移せるまで落とし込みたい 持
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「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?…」の山口周氏の書 本当はこちらから読みたかったのだが… 飲茶氏の哲学本に触れ、生まれてはじめて哲学に興味を持った(恥) とりあえず型にとらわれず哲学的な書に触れていきたくこちらを読むことに 本書の流れは ■各哲学者の思想 ■歴史...
「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?…」の山口周氏の書 本当はこちらから読みたかったのだが… 飲茶氏の哲学本に触れ、生まれてはじめて哲学に興味を持った(恥) とりあえず型にとらわれず哲学的な書に触れていきたくこちらを読むことに 本書の流れは ■各哲学者の思想 ■歴史的事実や、実験などを踏まえ ■現代の我々はどう行動すべきか と言う感じ 本編前に熱いメッセージがある 〜大切なのは「プロセスからの学び」 哲学者らがどのようにして考え、最終的な結論に至ったかという思考のプロセスが大切 結果や結論を手っ取り早く求めるのは哲学に挫折してしまう〜 頭でっかちにならずよく咀嚼しなくては! 多くの学びがあったが特に気になったものをピックアップ 09悪の陳腐 ハンナ・アーレント ナチスによるユダヤ人虐殺計画の主導的役割を果たしたアドルフ・アイヒマン 連行されるアイヒマンの風貌があまりに小柄で気の弱そうな「普通の人」であったことは有名だが… アーレントは 「悪とは、システムを無批判に受け入れることである」と警鐘を鳴らす 自分で考えることを放棄してしまった人は誰でもアイヒマンになる得る 〜これってイジメも然りだ 周りに何となく流されて同じように無意識にイジメという行動を起こしてしまう… 見て見ぬふりをするのも同罪だ 人間の怠惰さが生む「悪」である 29自然淘汰 チャールズ・ダーウィン ここで興味深かった広島大学研究グループによるアリの研究 アリ塚では1匹が巣の外でエサを見つけると、フェロモンを出しながら巣まで帰って仲間の助けを呼び、他のアリは地面につけられたフェロモンをトレースすることでエサまでのルートを知り、巣まで手分けして運搬する 実験 エサを見つけフェロモンを出すアリをAとする アリAのフェロモンを間違いなく追尾できるマジメアリと一定の確率で間違えてしまうマヌケアリの混合率の違いによるエサの持ち帰り効率を調査 優秀なマジメアリだけのコロニーより、マヌケアリがある程度存在する場合の方がエサの持ち帰り率は中長期的に高まるらしい つまりマヌケアリが適当に寄り道したり間違えたりする(エラーをおこす)ことで、思わぬ形で最短ルートが発見されたりする 自然界のそこかしらに見られる「偶発的だエラーによって進化が駆動される」 エラーはネガティブなことばかりではない 【備忘録】 ※親切心のかけらもない個人的な備忘録です ・哲学のプロセスと合わせ時代背景を知る ・「自由」のしんどさ、責任の重さ ・悪魔の代弁者(反論する人間)の必要性 ・人脈は狭く深く ・分かり合えない人こそが学びや気づきを与えてくれる ・「わかる」ためには「今はわからない」ものに触れる必要がある ・「わかる」ということは「変わる」ということ 腹に落ちるほどの深い理解が大切 ・人間が作り出したシステムによって人間が振り回される(資本主義) ・「能力提供し、給料をもらう」ではない関係性を作ろう 斬新的だ! ・ヤバいと感じたら逃げて良い ・差別や格差は同質性が高いからこそ生まれる (公正の危険性) ・公正世界仮説→見えない努力もいずれ報われるの大嘘!世界は公正ではない 報われない努力は人生を破壊しかねないのだ ・直感に導かれることの大切さ(ブラコラージュ) 大変読みやすく上手にまとめられている 深掘りする前の取っ掛かり的読本という感じかな 表面的に読むだけでは明日になったら忘れるだろう しかし哲学って結構人間の心理学が満載なのですなぁ 改めて哲学の大切さをしみじみ実感 システマチックになりがちなこのような時代こそ、自分に問うべき事柄が沢山ある 頭がかたくなっていく危険さをはらむ中、素の状態にリセットし自分を見直したいと感じる 知識ばかりの言葉で表面的にするりと通り抜ける感じじゃなく、ズドンと腹に落ち毛穴から染み込むような… そんな理解が哲学には必要なんだなぁ さて次はもう少し哲学を深掘りしていきたい
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