武器になる哲学 の商品レビュー
あの人はなんてポンコツな仕事をしているんだと思うことないですか? もしくは、何で自分はこんなポンコツな仕事しかできないんだと思うことはないですか? この本には、ポンコツぶりを発揮している理由とか、解決方法とかが書いてありました。 この本を読むことで、武器になる思考が手に入った感...
あの人はなんてポンコツな仕事をしているんだと思うことないですか? もしくは、何で自分はこんなポンコツな仕事しかできないんだと思うことはないですか? この本には、ポンコツぶりを発揮している理由とか、解決方法とかが書いてありました。 この本を読むことで、武器になる思考が手に入った感じがします。 ・悪(アイヒマン)の陳腐さ ー悪事は、思考停止した「凡人」によってなされる ハンナ・アーレント ・自由からの逃走 ー自由とは、耐え難い孤独と痛烈な責任を伴うもの エーリッヒ・フロム ・カリスマ ー支配を正当化する三つの要素「歴史的正当性」「カリスマ性」「合法性」 マックス・ヴェーバー ・マタイ効果 ー「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう」 ロバート・キング・マートン ・予定説 ー努力すれば報われる、などと神様は言っていない ジャン・カルヴァン ・悪魔の代弁者 ーあえて「難癖を付ける人」の重要性 ジョン・スチュアート・ミル ・コギト ー一度チャラにして「疑えないこと」から再スタートしてみよう ルネ・デカルト ・イデア ー理想に囚われて現実を軽視していないか? プラトン ↑特によかった項目 (デカルトは、私が数学好きなので、特別推し。 プラトンは、私がイデア論好きなので、特別推し。) アイヒマンは、人間の本質ですかね。自分で考えるってしんどいですから。 カリスマは、人工的に作れるみたいなので、ちょっとカリスマになってみたいなぁと考えたのですが、きっとカリスマってしんどいに違いないので、やめときます。
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過去の哲学者の言葉から現代でも通じる理としてまとめた本。温故知新のために色々な書物から引っ張ってきてはいるものの、個人的には尊敬できる数人の本を溺愛する方があってるので、不特定多数の書物は読んでて疲れた。幅広く、考えのコンセプトを知るには適した本
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前に読んだっけ?と思うくらい冒頭で述べられた言葉に共感しただけでなく、本編は実践的な考え方で展開されて分かりやすくメモばかりしてしまいました。最後におすすめの本もあったので、そちらも読んでみたいと思います。
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身近な場面で哲学を使うヒントが数多く提示された実用書。50のキーコンセプトのうち、強く印象に残ったものを挙げると... ・「努力→結果→評価→報酬」という因果関係が正しいように思いがちだが、プロテスタンティズムでは「神が全てを予定している」契約説が教義となっている (#2) ・人...
身近な場面で哲学を使うヒントが数多く提示された実用書。50のキーコンセプトのうち、強く印象に残ったものを挙げると... ・「努力→結果→評価→報酬」という因果関係が正しいように思いがちだが、プロテスタンティズムでは「神が全てを予定している」契約説が教義となっている (#2) ・人は「環境から影響を受け、考えが変わり行動が変わる」と思いがちだが、認知的不協和があると、「起こした行動を正当化するために意識を適応させる」という逆転が見られる(#11) ・自然界の適者生存は、個体の意思によるものではなく偶然によるものである(#29) ・格差や差別は異質性により生まれると考えがちだが、逆に同質性の高さから生まれる(#34) ・自己実現は内発的なものではなく、他者との差異という形で規定される(#36) また、巻末のブックガイドが充実しており、学習意欲を掻き立てる。
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哲学の本、って、なんだか難しくて読むのが苦痛な気がしますが、本書は全くそんなことありません。ビジネスとか日常に参考になる哲学・心理学・人類学の概念を、今日の具体例を引きつつ、簡潔に紹介してある。「わかること」は「かわること」、、、。はい。
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先人たちの考え(プロセス)をヒントに ■概要 まえがきにあるとおり、著者が役にたつと思った「思想」を抜粋している。the哲学だけでなく、心理学や経済学の様な観点も入っている。 人、組織、社会、そして思考をキーコンセプトに50の考え方を紹介している ■感想 現代の悩みはほとんど...
先人たちの考え(プロセス)をヒントに ■概要 まえがきにあるとおり、著者が役にたつと思った「思想」を抜粋している。the哲学だけでなく、心理学や経済学の様な観点も入っている。 人、組織、社会、そして思考をキーコンセプトに50の考え方を紹介している ■感想 現代の悩みはほとんど過去の哲学者が答えを出している(あるいは解がないことを示している)、といった半分ホントで半分ウソの様な話があるが、それも哲学で解説できる。弁証法の様にA⇔Bという主張やコンセプトが行ったり来たりを繰り返す中で、復古と進化を繰り返すのだから、その過程で生じる悩みも尽きないのだなと。 中央集権と分散型社会であったり、共和政と王政であったり大きなうねりがあって、その中でも我々は「自由意思」と呼べるもの、を自分の中に持たないといけない。自由意思がない方が幸せである、という哲学もある(自由からの闘争)かもしれないが、それは自由意思なのか、ということでもあるし、そもそも自由意思とは何であり、存在するのかというのは私の中の哲学における永遠のThemaである
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哲学は難しい。でも読み返してもう少しちゃんと理解したい。そうすれば、自分の引き出しを増やすことが出来る。
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書籍サイトの紹介で興味持ち、購入。 冒頭の、なぜ初心者向けの哲学解説書で挫折するのか、という箇所に納得感がありすぎて、ちょっと笑ってしまった。 本書のように時代にとらわれずテーマ別に紹介していくというアプローチは、聞いたことのあるキーワードと結びつき読みやすいと感じた。 3章...
書籍サイトの紹介で興味持ち、購入。 冒頭の、なぜ初心者向けの哲学解説書で挫折するのか、という箇所に納得感がありすぎて、ちょっと笑ってしまった。 本書のように時代にとらわれずテーマ別に紹介していくというアプローチは、聞いたことのあるキーワードと結びつき読みやすいと感じた。 3章の社会に関するキーコンセプトが、視点を広げるという点で個人的に良かった。
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会社は過去の通例を疑い、変化し続けなければ存続できない。レヴィンの三段階組織変革プロセス(解凍、混乱、再凍結)その通りだなあ、と思った。組織が大きく歴史が長いほど、まず解凍に対する反発がすごくて動かないんだろうなと思った。マタイ効果…4月生まれの方が結果的にスポーツも勉強もできる...
会社は過去の通例を疑い、変化し続けなければ存続できない。レヴィンの三段階組織変革プロセス(解凍、混乱、再凍結)その通りだなあ、と思った。組織が大きく歴史が長いほど、まず解凍に対する反発がすごくて動かないんだろうなと思った。マタイ効果…4月生まれの方が結果的にスポーツも勉強もできる子に育つ可能性が高い。若いうちから色んな組織・コミュニティに所属して人的資本を分散する。10000時間の法則の論理的欠陥。世界は公正ではない。ブリコラージュみたいなのは厳然とあるのは分かるが、その概念を知ったからといってイノベーションの実現に役立ったり、アイデアの論拠にできないのが辛いところ。
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それぞれの哲学書を読むのは難易度が高そうだが、それらを要約し平易な言葉でビジネスに結びつける視点で書かれており読みやすく面白い。昔からの思想も先人を通して脈々と今に受け継がれていることが胸に響く。
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