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わたしの本の空白は の商品レビュー

3.4

81件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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    40

  4. 2つ

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2019/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

記憶を失った状態というものを、初めてちゃんと想像してみました。 きっとこの主人公のように、自分も周りの人も何もかも信じられなくて、夜も眠れず不安な毎日を送るに違いない 。巷に溢れている安直な記憶喪失モノ(大抵親切な美形に大切にされているw)に比べて、過酷な心情を描いている作品です。 環境の不穏さや自分の過去の断片を知ることによって次第にミステリーの様相を呈してきます。 ただ優しく接せられるだけではきっと怖い。祐未の存在が頼もしかったです。

Posted byブクログ

2019/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

*気づいたら病院のベッドに横たわっていたわたし・三笠南。目は覚めたけれど、自分の名前も年齢も、家族のこともわからない。現実の生活環境にも、夫だという人にも違和感が拭えないまま、毎日が過ぎていく。何のために嘘をつかれているの?過去に絶望がないことだけを祈るなか、胸が痛くなるほどに好きだと思える人と出会う…。何も思い出せないのに、自分の心だけは真実だった* もし自分が記憶を失ってしまったら…どれだけ不安なことか。自分自身が信じられないなんて、何をよすがに生きていけばいいのか、絶望しかない気がする。ましてや、本能的に違和感しかない状況ならばなおのこと。そんな風に自分だったら…と思いながら読み進んだので、なかなか新鮮な読み心地でした。 なんとなく全てがうやむやに終わった感もありますが、さらっと読めて、それなりにミステリー気分も味わえます。

Posted byブクログ

2019/04/12

ミステリー仕立ての近藤史恵の長編。 読み応えのある、という本ではないがグイグイと引き込まれるように読み切った。

Posted byブクログ

2019/03/30

好きな作家だけど、この作品は好みではなかった。 もっとミステリー色が強いのを読みたかったのかもしれない。 「記憶喪失」は苦手な分野だけど、それでも読みやすいのは作者の文章の上手さだと思います。

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2019/03/01

こんな仕打ちを受けていたら、そりゃ忘れたままでいてほしい・むしろ忘れたかったから記憶喪失になったのだろうって周囲は思うわな。実家があって良かったね。

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2019/01/17

記憶喪失の状態で目を醒ました、そこは病室。 名前も家族も友人も分からない、という冒頭がわくわくしたのだが、もやっとしままま終わってしまった・・・

Posted byブクログ

2019/02/15

目覚めたら、自分の名前も家族のことも わからなくなっていたわたし。生活環境にも 夫だという人にも違和感が拭えない中、胸が 痛くなるほど好きだと思える人と出会い…。

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2019/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

晴哉が秘密を握る救済者かと思ったら、ただただムカつく野郎でした。こんなヤツはどうしようもない最期を迎えてしまえ~。 南が関係を断ち切れたのは良かったけど、何となく未練もあるようだし結末がすっきりしなかった。 (渚の兄嫁さんが今後心配) 慎也も好きになれないタイプ。祐未さんが一番まともで頼れるかも。

Posted byブクログ

2018/12/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

目が覚めたら、自分がだれかわからない。 自分のことを南と呼ぶ夫と名乗る男を信用していいのか、夢に見る男性は誰なのか。 南の記憶を探すように一気に読み終わりました。 とても読みやすいですが、なんていうか読後感スッキリではありません。 ある種の人を怖く感じたのと、辛くあたってたユミさんが一番信用できる人だったのかも。何もかも忘れてまだ好きでいたいのかと。 結局、記憶が戻ろうといちばんわからないのは自分。

Posted byブクログ

2018/12/05

ミステリーなのかなんなのか、ふわふわしたお話。オチはちょっと残念。うーん、サクっと読んでしまったけれど、ちょっといろいろ残念。 2018/10/4読了

Posted byブクログ