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真夜中乙女戦争 の商品レビュー

3.2

85件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    8

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2021/01/15

東京タワーを見るとこの本を思い出すようになりました。 独特の世界観かつ20代にはグサグサ来る内容で、秋の夜長に一気に読んで寝不足も相まってどんよりした記憶があります。 割と派手に話が進んでいくので、映像映えしそうだなあと思いながら読んでいました。

Posted byブクログ

2021/01/01

きっと読む人によって感想が変わります。人見知りだけど実は熱血でロマンチスト、都会の喧騒や汚い部分からもノスタルジーを探し求める人。現代人。そんな人は好きなはず。 結構Twitter特有の散文ぽさが強いので、言葉選びや並びがなだらかでなく、読みやすくはないです。 ただ、出てくる...

きっと読む人によって感想が変わります。人見知りだけど実は熱血でロマンチスト、都会の喧騒や汚い部分からもノスタルジーを探し求める人。現代人。そんな人は好きなはず。 結構Twitter特有の散文ぽさが強いので、言葉選びや並びがなだらかでなく、読みやすくはないです。 ただ、出てくる文が何十個何百個と心を切っていくので読むのをやめられません。 ストーリーというより、詩集のような印象があります。

Posted byブクログ

2020/12/01

この本に私は救われた。汚れがまるで美しく、戦争が希望で、全てが愛だ。これがネガティブなんじゃなくて現実なんだと。生きてて辛いこととか苦しいことはたくさんあるけど、時にはポジティブに時にはネガティブに現実に向き合い、あがきもがく青くさい若者が絶望を見た時に救われる一冊であると思う。...

この本に私は救われた。汚れがまるで美しく、戦争が希望で、全てが愛だ。これがネガティブなんじゃなくて現実なんだと。生きてて辛いこととか苦しいことはたくさんあるけど、時にはポジティブに時にはネガティブに現実に向き合い、あがきもがく青くさい若者が絶望を見た時に救われる一冊であると思う。 あぁ人生って何なんだ。愛がなんだ。希望がなんだ。私は何者なんだ。何がしたくて、なんで生きてるんだ。この本はこの世界のリアリティを見せてくれる。心の準備ができてる人は読んでほしい。最後に悪足掻きしたのはいつだ?

Posted byブクログ

2020/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・最初の印象は主人公が嫌味ったらしくて、卑屈で凄く嫌いだった ・文章の台詞以外のところが全部主人公の思考で、読んでて何も面白くなかった ・教授に授業が面白くないって言いに行ったところとか、佐藤のことを友達として認識していないこととか、相容れなさすぎて気持ち悪かった ・そんなに佐藤の事が嫌いなら、普段から話さなきゃいいのになと思う(どこかに佐藤と話す理由書いてたかもしれない) ・先輩のこと好きなのは最初から分かりきっていたのに、先輩との間のこの感情は、男女間のそれではないって書いてるところがあったけど、ぜっっったいに男女間のそれだったと思います ・黒服とつるみ始めて、やっと自分の尊敬出来る人に会えた!みたいな頃は凄くいいなと思った ・自分が認められる人ってあんまりいないよね ・黒服は信者が増えてからしか行動してないところを見ると(今までもお金いっぱい持ってたのにね)、やっぱり人は一人じゃダメなんだなと思う(途中で黒服が、SNSでの繋がりじゃなくて、直接繋がらないと意味が無い(?)的なことを言ってた気がする) ・その点主人公は、友達を作らない(作れない?)から、ずっと一人で図書館で勉強して、毎日毎日寝れないからって思い続けるのは哀れだなと思った ・人との繋がりは糞とまでは言ってないけど、あまり重要視してなかった主人公にとって、先輩って大事な出会いだったんだなと思った ・最後、先輩にこれまでの悪事(主人公は直接手を下してないけど、黒服たちがこの活動を始めるきっかけにはなっていると思う)を白状した時に、先輩が今生きていたらそれでいいよと言ってくれたところが愛だなと思った ・先輩は最初から主人公のことが好きだったと言っていたのに、なんで主人公は最初は好きじゃなかったですけどみたいな顔しているんだ… ・友達は大事だなという気持ちになれる本でした ・最初は本当に主人公にイライラして、読み終わったら絶対ブックオフで売ってやると思ったけど、最後まで読んだらそこまで嫌いな本ではなかったです

Posted byブクログ

2020/11/18

ありそうでない頭の中の空想と、なさそうである目の前の現実。それが行ったり来たりしていて、少々振り回されてしまった。それは、良い意味でも悪い意味でも。 でもそれが、Fさんの魅力なのかもしれない。

Posted byブクログ

2020/11/09

あんまり感じたことない感情について綴られていたので、あまり共感できずに読んでしまいました。この本を読んで共感できる人にとってはとても面白い本なんだなと思いました

Posted byブクログ

2020/09/16

TwitterのFさんが好きで、本も読んでみました。 独特の世界観、ちょっと私には向いていなかったかもしれない。

Posted byブクログ

2020/08/21

知り合いが読んで見たと聞いたので読了。 うーん・・・なんだろう。星4でも良い気がするし、星2なような気もする。読む年代や状況によって感じ方が異なる本だと思う。 まず、メタ認知というべきか、「人」という存在、現在社会そのものへの理解や思い、文体には強く惹かれる。 30歳になった今...

知り合いが読んで見たと聞いたので読了。 うーん・・・なんだろう。星4でも良い気がするし、星2なような気もする。読む年代や状況によって感じ方が異なる本だと思う。 まず、メタ認知というべきか、「人」という存在、現在社会そのものへの理解や思い、文体には強く惹かれる。 30歳になった今でも、「はっ」とするようなことはあった(「世界は寂しさでできている」とか)。 そういったことに対する感覚がない人にとっては新しい学びになるだろう。ただし、散りばめられている分、すーっと流れていってしまうので、記憶に残るかどうかは微妙なところ。 同様の感覚を持っている人にとっても同士を見つけたような気持ちになりうるだろう。「若きウェルテルの悩み」のような。 しかし、物語そのものへの理解は、なかなか難しいものがある。 上記のような思いを持っている人が全てを打ち壊す幻想の話なのか、その実ものすごく文学的な要素を持ち合わせた作品なのか、それ意外か。 他の人も言っているが、すっきりする作品ではない。が、はまる人にははまる。そんな作品のように感じた。

Posted byブクログ

2020/06/06

言葉の言い回しとかおもしろくて、何度も読み返したくなった。内容はわかりにくい部分もあったけどなんかそれがまた著者Fさんのセンスというか個性ある良さって感じで私は好き!

Posted byブクログ

2020/05/31

良い文章がたくさんたくさん詰まっていた。 雰囲気も、装丁も、文ひとつひとつの現代的な寂しさの表現も、とても良かった。 ただ、ストーリーとしてはかなり纏まりが少なく話を理解しづらい。ストーリーというより、素敵な文章の詰め合わせのような印象。

Posted byブクログ