真夜中乙女戦争 の商品レビュー
映画版で推しが主人公を演じるので読んでみた。 前半読んだ時は主人公が感じる退屈な日々に共感する部分もあった。哲学が置いてけぼりにされて、何のために生きるのかが不透明な現代。そうやって悶々とするうちに、破壊への強い欲求が生まれることはありえると思った。後半は物語がスピードアップして...
映画版で推しが主人公を演じるので読んでみた。 前半読んだ時は主人公が感じる退屈な日々に共感する部分もあった。哲学が置いてけぼりにされて、何のために生きるのかが不透明な現代。そうやって悶々とするうちに、破壊への強い欲求が生まれることはありえると思った。後半は物語がスピードアップして、ついていけなくなりそうだったけど、勢いに任せて全部読んでみた。ラストをどう映画でまとめるのか難しそう。
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- ネタバレ
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テロ組織の話じゃん… 大学一年生、サークルにも馴染めず夜更かしして映画を観るっていう所は私も似たようなところがあったから、そういう話を文章化してくれたのは嬉しかったけど、やっぱり悪い事してる人たちのことは理解できない… FさんのTwitterとか他の本は好きだけど、これは好きになれないなぁ
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The現代 な小説。 「SNSなんて無料で見れる他人のクソだ。他人と比較してもおまえの価値は上がりもしないし下がりもしない。おまえは、自分で自分の値段を決めろ。最高の復讐とは幸福に生きることだーーどうなったら幸せかは誰も教えてくれない。だから何が幸福か、自分で決めないといけない...
The現代 な小説。 「SNSなんて無料で見れる他人のクソだ。他人と比較してもおまえの価値は上がりもしないし下がりもしない。おまえは、自分で自分の値段を決めろ。最高の復讐とは幸福に生きることだーーどうなったら幸せかは誰も教えてくれない。だから何が幸福か、自分で決めないといけないんだよ」の台詞が好き。 「分かりえないことはもちろん、分かり切ってることは語るべきではないからである。」も
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孤独と虚無、鬱屈と絶望を抱えた大学生の「私」。恋とか愛とかくだらない、だけど簡単に手放せない。サークルの「先輩」と出会うことで解りかけたものがある。そして「黒服」に出会って知ったこともある。しかし全てはもう遅い。東京は破壊され、終わる――。青春小説、恋愛小説とも言える本作は繊細な...
孤独と虚無、鬱屈と絶望を抱えた大学生の「私」。恋とか愛とかくだらない、だけど簡単に手放せない。サークルの「先輩」と出会うことで解りかけたものがある。そして「黒服」に出会って知ったこともある。しかし全てはもう遅い。東京は破壊され、終わる――。青春小説、恋愛小説とも言える本作は繊細な文章にとても惹き付けられました。中の作りも凝っていて素敵な本です。また時間をおいて再読したい。
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作品の世界にいつの間にか引きずり込まされそうになっている自分がいるくらい中毒性のある作品。好き嫌いは分かれるだろうが、私は好き
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人間はみんなかわいい。乙女。 途中に出てくるインスタに対する、人間のかわいいという考え方が印象的だった。 インスタが例として挙げられたが、人間なんでも憎いと思うことでも、落ち着いて考えてみればかわいいのかもしれない。そう思うだけで、一歩引いた世界が見れるような気がした。 物...
人間はみんなかわいい。乙女。 途中に出てくるインスタに対する、人間のかわいいという考え方が印象的だった。 インスタが例として挙げられたが、人間なんでも憎いと思うことでも、落ち着いて考えてみればかわいいのかもしれない。そう思うだけで、一歩引いた世界が見れるような気がした。 物語としては、どんな話なのか終始分からなかった。 筆者の考えや思いが強すぎて、話は弱い。
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読み進めてくうちにあれ、ヤバいかも?ってなる けど、読者も置いてけぼりにならない程度に飛躍してて中毒性アリ
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男も女もみな乙女だ。 破壊して抹殺してすべてを壊す。私と黒服の激動の戦争、そして同士たちが集まり、物語は急展開する。 映画も本もくだらない大学も、好きとか嫌いとかそういうジャンルではない東京タワーを憧憬しながらも同時に憎む主人公は、三島由紀夫の「金閣寺」の溝口のようだ。 シニカル...
男も女もみな乙女だ。 破壊して抹殺してすべてを壊す。私と黒服の激動の戦争、そして同士たちが集まり、物語は急展開する。 映画も本もくだらない大学も、好きとか嫌いとかそういうジャンルではない東京タワーを憧憬しながらも同時に憎む主人公は、三島由紀夫の「金閣寺」の溝口のようだ。 シニカルでウィットに富んだ会話は読んでいて好ましいが、少し胸焼けがした。面白い作品であったことは間違いないと思う。
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タイトル&ジャケットに惚れて即買い、読了。 前に読んだ「20代で得た知見」のFさんの作品。 うーーーん、正直イマイチでしたかねぇ…m(_ _)m この文章のエモさがウリなんでしょうが…良くも悪くもまあクドイですねー(笑) 圧倒的なエモの押し売り。 物量が多すぎて、完全に消化...
タイトル&ジャケットに惚れて即買い、読了。 前に読んだ「20代で得た知見」のFさんの作品。 うーーーん、正直イマイチでしたかねぇ…m(_ _)m この文章のエモさがウリなんでしょうが…良くも悪くもまあクドイですねー(笑) 圧倒的なエモの押し売り。 物量が多すぎて、完全に消化不良でしたね… お洒落フレーズってポイントで使うからこそ良いと思うんですが、こんだけマシンガンみたいに撃ち込まれると、逆に薄っぺらくてダサく感じるというか… 「その文章表現が使いたい」ありきなので、ご都合主義的にキャラが動かされてる感じもして…何か本末転倒かなぁという感じがしました。 どちらかというと「真夜中厨二戦争」かな……… すみません、糞ビッチを希望します。 <印象に残った言葉> ・僕は童貞です。それも、美しい童貞です。(P56、隣に座っていた志願者) ・糞ビッチを希望します。じゃあディルドね。(P62) ・俺たちがやらなければいけないことは、たった一つだ。戦争だ。(P139、黒服) ・君に会いたい。(P229、先輩) <内容(「BOOK」データベースより)> 東京は、あと一分で終わる。愛していると言えないうちに―。 愛って、なんだ。永遠って、なんだ。眠れない夜は、どうすればいい。 この退屈は、虚しさは、どうすればいい。 どうせ他人になるのに、どうして私たちはどうでもいい話をしたがるのだろう。 どうせ死んでしまうのに、どうして今こうして生きているんだろう。 死ぬまでに本当にやりたかったことって、一体なんだったのだろう。 いま、青春小説史上、恋愛小説史上、犯罪小説史上、 最高に過激で孤独、そして正しく、美しい夜更かしが始まる。 *** 友達はいない。恩師もいない。恋人もできない。好きな人の好きな人は私ではない。夢も趣味も特技もない。InstagramもTwitterもYouTubeもくだらない。なにもかもが眩しく、虚しく、どうでもいい。 東京で一人暮らしを始めた大学一年生の「私」は、夜になっても眠ることができない。やりたいこともなりたいものもなく、無気力な日々の中、「私」はサークルに入り冷酷で美しく聡明な「先輩」と出会う。しかし彼女一人を除いて誰とも馴染めず、すぐそのサークルとも疎遠となる。そんな「私」を唯一潤わしたのは、毎晩のように東京タワーの近くまで歩いて行き、毎晩のようにタワーだけを眺め続ける、そんな無意味な行為だけだった。 講義にもサークルにも行かず、散歩をするか、あるいは図書館で勉強を続けるだけの生活に半ば絶望していた夜、図書館横の喫煙所に佇んでいると見知らぬ男が「火、ある?」と声を掛けてきた。 この男との出会いが、これから起こることのすべて―悪戯、銅像破壊工作、大学破壊工作、暴動、そして東京破壊計画―つまり、最悪の始まりだった。一方、「私」と「先輩」の距離はだんだんと接近していく……。
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今まで読んだことがないタイプの本で面白かった。 しかし、内容が難しかったというか、意味不明で物語としては楽しくなかった。 夜中に読むのをおすすめする。
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