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真夜中乙女戦争 の商品レビュー

3.2

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    8

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2021/12/17

最初の方はひねくれた大学生が夥しい言葉で不満を嘆く内容になっていて読む気が失せるかもしれないが、どうかそこで諦めないでほしい。その後の先輩や黒服の登場によって、本作は大学物語から恋愛、犯罪物語などいろいろな顔を見せてくれる。最初からは想像がつかない結末となっているだろう。 魅力な...

最初の方はひねくれた大学生が夥しい言葉で不満を嘆く内容になっていて読む気が失せるかもしれないが、どうかそこで諦めないでほしい。その後の先輩や黒服の登場によって、本作は大学物語から恋愛、犯罪物語などいろいろな顔を見せてくれる。最初からは想像がつかない結末となっているだろう。 魅力なのは、何故か登場人物がかっこよく見えるところだ。それは自分が学生だからなのかもしれないが、言葉のセンスがとにかくかっこいい。 ぜひ学生や若い世代に読んでほしい。

Posted byブクログ

2021/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すきすぎた 『大抵の人間の外面や行動は、内面の性質と全く真逆のものが用意されている』 『恋愛くらい1人ですべきだ。失敗くらい1人ですべきだ。絶望くらい1人ですべきだ。』 『ところで人間ってさ、自分が好きなものを一生懸命語る時、そんな私を受け入れてくれますか好きになってくれますよねって告白してるらしいよ、相手に』

Posted byブクログ

2021/12/18

最初読んでいてなかなか難しいと思ったが、ついつい読んでしまった。2時間くらいで読み終えてしまった。「青春は青春している時は気づかない」 「幸せになりたい人は自分は幸せではないと自分で呪いをかけてるから一生幸せになれない」この言葉が心に残った。読んで損はないけど、読む人を選びそうだ...

最初読んでいてなかなか難しいと思ったが、ついつい読んでしまった。2時間くらいで読み終えてしまった。「青春は青春している時は気づかない」 「幸せになりたい人は自分は幸せではないと自分で呪いをかけてるから一生幸せになれない」この言葉が心に残った。読んで損はないけど、読む人を選びそうだ。

Posted byブクログ

2021/11/23

実写映画化されるということで読みました。 モヤモヤ最後までわからない謎が多すぎて、パッとしない印象でした、、、。(わたしの読み方が浅いのかしら、、、)一つ一つの文章や言葉がエモくて、全体的にオシャレな点が人気なのかなあ?とかんじました。 また映画を観たあとに読み返したいと思います...

実写映画化されるということで読みました。 モヤモヤ最後までわからない謎が多すぎて、パッとしない印象でした、、、。(わたしの読み方が浅いのかしら、、、)一つ一つの文章や言葉がエモくて、全体的にオシャレな点が人気なのかなあ?とかんじました。 また映画を観たあとに読み返したいと思います!

Posted byブクログ

2021/11/04

映画化で好きな俳優が出演することをきっかけに読んだ。本音を言うと主人公が村◯◯樹の二番煎じっぽいし、ふとした場面の描写に生活感あるイマドキの小物を詰め込んでエモさを狙ってるのがわざとらしいし、尖ってる感じを全面に出してるけど個人的にはストーリーも文体も大して新鮮に感じられず。 で...

映画化で好きな俳優が出演することをきっかけに読んだ。本音を言うと主人公が村◯◯樹の二番煎じっぽいし、ふとした場面の描写に生活感あるイマドキの小物を詰め込んでエモさを狙ってるのがわざとらしいし、尖ってる感じを全面に出してるけど個人的にはストーリーも文体も大して新鮮に感じられず。 でも最後まで読んだら意外と主人公が純粋だったのと、普段私たちが感じてるような、言葉にしづらい暗さをうまく表現してる箇所があってそこは良かったかなと思う。ただそれはあくまで一部。 退廃的な世界観は深みを持たせるのがとても難しいんだなと、本作を読んで痛感した。 映画の方が、もしかしたら映えるかもしれない。2時間ほどで十分表現できそうな情報量なので、監督の方が自分の色を存分に出せそう。

Posted byブクログ

2021/11/03

最後の二章からは一気読み。 うーん、結局よくわからなかった… 学生の頃のなんとも言えない感じや、現代感はすごく伝わる。でも歳をとったからか、あまり刺さらず。 もう少し若い時に読むと違ったのかなぁ。

Posted byブクログ

2021/11/01

初のレビューでこんなことを書いて申し訳ないが、私は世界観に全く溶け込めないまま終わってしまった。確かに、主人公のような拗らせる人物の気持ち、なんとなくわかった気がするが、最初から最後まで拗らせすぎてて見てるこっちがもうお腹いっぱいになってくる。 結局題名の伏線が回収されてるんだか...

初のレビューでこんなことを書いて申し訳ないが、私は世界観に全く溶け込めないまま終わってしまった。確かに、主人公のような拗らせる人物の気持ち、なんとなくわかった気がするが、最初から最後まで拗らせすぎてて見てるこっちがもうお腹いっぱいになってくる。 結局題名の伏線が回収されてるんだかされてないんだか… 非常に読みづらいなぁ。もうこのFさんの作品は読まないと思います。

Posted byブクログ

2021/10/24

自論を展開する主人公の青臭さや向こう見ずな一面は青春っぽいなと思ったのですが、人を傷つけるのを正当化していくのが少しエスカレートし過ぎかなと。 途中に差し込まれる写真や詩がいかにも、『酔っちゃってる』感じがして個人的には、あまり好みではありませんでした。

Posted byブクログ

2021/09/18

カバーを外せば呪いの言葉の羅列。 戦争宣言から始まり、読者への挑発があったり、 物語はフィクションですのくだりは定型文をあえて外す奇抜な演出。 世界観が強すぎて合う合わないはあるだろうし、この世界を簡単に共有してしまうのは勿体無くて、あんまり人にはおすすめはしな...

カバーを外せば呪いの言葉の羅列。 戦争宣言から始まり、読者への挑発があったり、 物語はフィクションですのくだりは定型文をあえて外す奇抜な演出。 世界観が強すぎて合う合わないはあるだろうし、この世界を簡単に共有してしまうのは勿体無くて、あんまり人にはおすすめはしないけれど。 それでもわたしにとっては魔法の言葉の教科書だなあと。 抽象的な表現だけでも情景が浮かぶような、そうやって自由自在に言葉を操れる人間にわたしもなりたい。 映画化によって、この世界が、少しでも原作に近い形で多くの人の目に触れることを切に願うばかり。

Posted byブクログ

2021/08/28

読書開始日:2021年8月27日 読書終了日:2021年8月28日 所感 いくらなんでも拗らせすぎじゃないかと思う。 拗らせてない自分はきっと、作中でもあるように何かを諦めてる。諦めたものがなにか、そもそも諦めたことに自覚がないまま、盆暗のようになにも残らず消えるのだと思う。 そ...

読書開始日:2021年8月27日 読書終了日:2021年8月28日 所感 いくらなんでも拗らせすぎじゃないかと思う。 拗らせてない自分はきっと、作中でもあるように何かを諦めてる。諦めたものがなにか、そもそも諦めたことに自覚がないまま、盆暗のようになにも残らず消えるのだと思う。 それでも幸せを感じれてると思う。 それは、適切な幸せとはなにかという教育を周りの人にしてもらっていて、そして拗らせない程度にはその幸せを実感できるぬるま湯にいたからだと思う。 だから、作中の破壊衝動には決して理解ができないし、一つの疑問、その逆の全への疑問を突き詰めようとする熱意が理解できない。 でも東京には何千万と人間がいるし、その中に拗らせたやつが何人いてもおかしくないと思う。 自分は主人公や黒服、佐藤のように極端になりたいとは一ミリも思わないが、なにかを突き詰めよう、よりシンプルにしようとする態度は見習うべきかもしれない。 何事も楽観視しすぎていて、執着がない。毒がない。 たまに汚い考えや罵倒の言葉は内側に湧いてくるが、それもすぐ消える。 浄化システムが強すぎる。 もう自分26才。 幼い頃から浄化システムが作動し続け、どんどん無機質になっている気がする。 なんの魅力も無くなっている気がする。 もっともっと毒をもってもいいのかもしれない。もっともっとシンプルになってもいいのかもしれない。 じっとしていても浄化システムが作動するならば。 大人なんて抽象物は存在しない。年甲斐を考えた瞬間から老いが始まる。 自分を破壊しよう。 どうせ最後は一人だ 攻撃することは楽なこと たとえば誰かの相談相手としての立ち位置を最も簡単に獲得するだろう 大人なんて抽象物は存在しない。 なにかを失う経験を得ることでもある 人が求めるものは所詮セックスか死か金 誰にでも優しいというのは、誰にでも冷酷である 隅々まで片付けておいた自室が、その日私が目にした光景の中で一番痛々しかった 不在の相性 言葉でなんとかしようと思った時には、言葉はすでに役に立たない 最高の復讐とはこうふくにいきることだか 分かり合えないことをわかりあう この世にある有機物は、人間の欲から生まれたもの 預金も学歴も職歴もフォロワーの数もその他数字も、目に見えるものなんてのは何の意味もないんだぜ「目の前の相手に何をしたか、何をしようとしたか、結果、何がやできたか。それがすべてなんだ」 努力に甘えるな 真理なんてどうだっていい。誰にどう思わせたいか。それだけしか重要視されない世界 やっていないことは証明できない 笑えるというとき、人は全く笑っていない

Posted byブクログ