1,800円以上の注文で送料無料

ひと の商品レビュー

4

432件のお客様レビュー

  1. 5つ

    117

  2. 4つ

    204

  3. 3つ

    76

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2023/02/11

父親を亡くし、大学進学のため上京そして母親の突然死、大学を辞めて仕事を始めたのがお惣菜屋さん。五十五円しか持っていなかったけど、五十円で買ったメンチ。そして残った五円(ご縁)が素敵に感じられたのは主人公の人柄良さ。 頼れる人も身内もいなくなって、喋ろうと思わなければ、誰とも喋ら...

父親を亡くし、大学進学のため上京そして母親の突然死、大学を辞めて仕事を始めたのがお惣菜屋さん。五十五円しか持っていなかったけど、五十円で買ったメンチ。そして残った五円(ご縁)が素敵に感じられたのは主人公の人柄良さ。 頼れる人も身内もいなくなって、喋ろうと思わなければ、誰とも喋らずにいられる。 独りになるという事はそういう事。 人とのご縁を大切にした方が良いと感じた作品。

Posted byブクログ

2023/02/05

上京経験のある人にぜひ読んでほしい。わたしも、主人公と同じような、思いを味わったことがある。そこまで思い入れのなかった地元でも、上京して地元の友達に会うと急に懐かしく、気恥ずかしく感じるあの気持ち。わかるー。 でもこの主人公は鳥取出身なのに、文中の会話はすべて標準語。そこが違和感...

上京経験のある人にぜひ読んでほしい。わたしも、主人公と同じような、思いを味わったことがある。そこまで思い入れのなかった地元でも、上京して地元の友達に会うと急に懐かしく、気恥ずかしく感じるあの気持ち。わかるー。 でもこの主人公は鳥取出身なのに、文中の会話はすべて標準語。そこが違和感。残念。 あとラストも青臭くて残念。(こういう展開が好きな人もいるだろうから、そういう人には申し訳ないですが)

Posted byブクログ

2023/02/05

落ち着いてる作品だし人との繋がりが大切だとわかる作品、うん、わかるんだけど。 思ってた以上に酷い環境におかれてもトントン拍子に話すすんでいって異世界転生ものくらい調子よかったからか読んでてあんまり没頭はしなかったかな。 良い作品には間違いないし 人間の嫌な部分や良い部分が混ざり...

落ち着いてる作品だし人との繋がりが大切だとわかる作品、うん、わかるんだけど。 思ってた以上に酷い環境におかれてもトントン拍子に話すすんでいって異世界転生ものくらい調子よかったからか読んでてあんまり没頭はしなかったかな。 良い作品には間違いないし 人間の嫌な部分や良い部分が混ざりに混ざってるけど、しんどい場面がなんとなく内容が薄い気がして。 読みおわったあともちょっと物足りなさ感じた。 あくまで個人的意見。

Posted byブクログ

2023/01/27

人と人との繋がりの大切さ、そして温かさを教えてくれる、そんな本だと思います。今の自分がどれだけ幸せなのか、改めて感じさせてくれました。

Posted byブクログ

2023/01/21

とてもおもしろくて読みやすく(読みやすさというのは大事だと思う)、一気に読んでしまいました。 主人公がいろんな人と関わっていく姿が丁寧に描かれ、感動がじわじわと湧き起こるのが心地よかったです。 あと表紙の絵も作品にあっていてよかったです。

Posted byブクログ

2023/01/20

おススメされたので読んでみました。 いゃ〜暖かい。ホッコリした。とても良い作品だった。 結局は『ひと』なんですよね。 無駄無く、多くを語らず、最後の1ページ最後の一言で全てを伝えた作者、素晴らしいです。 こういう作品に自分は弱いんだって思い知らされました。

Posted byブクログ

2023/01/15

不運にも両親を失って人生の方向転換をしなければならなくなった聖輔。幸運なのは周りの人に恵まれたこと。人柄がそういう人達を呼び寄せるのかもしれないけれど。一人で何でもやらなくちゃいけないと思っていたけれど、人を頼ってもいいんだ…ということを知る。これからも良い縁があるといいな。

Posted byブクログ

2023/01/05

インパクトのある表紙。どこか淋しそうな男の人。つらい内容の話だったら、今はちょっと遠慮したいな…、と思いながら手にする。本屋大賞2位。ブクログさんたちの評価は良い。 3年の内に父も母も亡くし、大学も辞めざるを得なくなった21歳の青年の話。 出てくる人たちはいい人ばかり。一部を除い...

インパクトのある表紙。どこか淋しそうな男の人。つらい内容の話だったら、今はちょっと遠慮したいな…、と思いながら手にする。本屋大賞2位。ブクログさんたちの評価は良い。 3年の内に父も母も亡くし、大学も辞めざるを得なくなった21歳の青年の話。 出てくる人たちはいい人ばかり。一部を除いては。 おかずの田野倉、督次さん詩子さんたちと出会えてよかった。人生は自分で決めて自分で進んでいくものだと改めて思う。大学をやめることになって、腐ってしまっていたら、その後の出会いはなかったわけだから。 読んでよかった。おすすめです。

Posted byブクログ

2023/01/04

若くして天涯孤独となった主人公。 が、周りの人に支えられながらドンドン成長し、変わって行くその姿に感動。 「孤独は人生において本当に大切なものを浮かび上がらせる。」ほんと、そのとーり。 読後感も◎、終わり方もお洒落。

Posted byブクログ

2022/12/20

【あらすじ】 交通事故で父を、突然の病で母を亡くし、ひとりになった主人公。 地元の鳥取ではなく、進学先(中退するが)の東京でひとりぼっちかと思いきや、全くそうではない。 最後のコロッケを他のお客さんに譲ったことを皮切りに、ひと、ひと、ひとと出会い、ご縁が残る。 最後は、いろんなこ...

【あらすじ】 交通事故で父を、突然の病で母を亡くし、ひとりになった主人公。 地元の鳥取ではなく、進学先(中退するが)の東京でひとりぼっちかと思いきや、全くそうではない。 最後のコロッケを他のお客さんに譲ったことを皮切りに、ひと、ひと、ひとと出会い、ご縁が残る。 最後は、いろんなことやものを譲ってきた主人公が、譲られないひとを手に入れる。 【感想】 すごく読みやすかった。青春。 基本的には文章より話し言葉が多く、登場人物たちの思いがセリフとして書かれている為、どんな人物かどんな情景かを想像できた。 行ったことのない商店街も、惣菜屋も、もはや鳥取自体も、読み終わった今ではすごく身近に感じられる。 主人公の両親は既に亡くなっており、セリフなどはない。 しかし、この主人公の1年間を通して、とても大切にまっすぐに育ててこられたのだと受け止められる。 そして、主人公自身もこの1年間で、母だけでなく父に対してもの『喪の作業』をおこなうことができ、さらに大きく成長することができたように思う。 ところどころで嫌な人物が出てきて、主人公を応援しているこちらとしてはイライラさせられたが、そのたびに主人公自身や周囲の人に助けられた。 おそらく、主人公自身が感じた経験も同じだっただろう。 爽やかで、自然にゆったりと読める一冊だった。

Posted byブクログ