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ひと の商品レビュー

4

435件のお客様レビュー

  1. 5つ

    119

  2. 4つ

    203

  3. 3つ

    76

  4. 2つ

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  5. 1つ

    3

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2019/02/05

「確信犯」とは、悪いことと確信して犯罪を行うものと私は思っていたのだけど、信念に基づいて「正しい事と確信」して犯罪を行うと初めて知りました(^^;。勉強になったなあ(私がこれまで無知だっただけか(笑))。予想外と言えば、当初思っていた内容とはかなり違う物語でした。ほんと、良い本だ...

「確信犯」とは、悪いことと確信して犯罪を行うものと私は思っていたのだけど、信念に基づいて「正しい事と確信」して犯罪を行うと初めて知りました(^^;。勉強になったなあ(私がこれまで無知だっただけか(笑))。予想外と言えば、当初思っていた内容とはかなり違う物語でした。ほんと、良い本だと思うし温かい感じがして心地いいです。主人公も個人的にはかなり好きですし、その価値観にも共感を覚えます。でも、それがなんとなく物足りなく感じてしまう。決して刺激が欲しいわけでもないのだけど、なんなんだろう、この感覚。

Posted byブクログ

2019/02/05

良い話ですね。やわらかく温かい。 高校時代に父親を事故で亡くした主人公の柏木聖輔。鳥取から東京の大学に進学したものの今度は母が急死。一人残された聖輔は大学を中退し、ふとしたきっかけで商店街の総菜屋で働くことになります。 主人公・聖輔は他人に思いが及ぶ人です。そんな聖輔が総菜屋の主...

良い話ですね。やわらかく温かい。 高校時代に父親を事故で亡くした主人公の柏木聖輔。鳥取から東京の大学に進学したものの今度は母が急死。一人残された聖輔は大学を中退し、ふとしたきっかけで商店街の総菜屋で働くことになります。 主人公・聖輔は他人に思いが及ぶ人です。そんな聖輔が総菜屋の主人夫婦や従業員仲間、大学時代のバンド仲間、偶然出会った高校の同級生の井崎青葉に助けられ、新たな一歩を踏み出す様子が、どちらかと言えば淡々とした筆致で描かれて行きます。。 なんだか荻原浩さんとか、小路幸也さん、森沢明夫さんなどを思い起こしますが、なかでも重松清さんあたりが一番書きそうな話です。 本屋大賞ノミネート作品ですが、やや小粒な気がします。しかし、なかなか良い感じです。小野寺さんは初読みの作家さんですが、少し追いかけて行こうと思います。

Posted byブクログ

2019/02/05

人から頼っていい、頼りなさい、なんて言われることはなかなかない。 そう言ってくれる人に出会えた聖輔は、悲しい境遇のことがあったとしても、 地道にまじめに前を向いて進んできたからだと思う。 周りの人に対して素直だからこそ、温かく迎え入れてもらえるのだろう。 自分の身の丈を知り、受け...

人から頼っていい、頼りなさい、なんて言われることはなかなかない。 そう言ってくれる人に出会えた聖輔は、悲しい境遇のことがあったとしても、 地道にまじめに前を向いて進んできたからだと思う。 周りの人に対して素直だからこそ、温かく迎え入れてもらえるのだろう。 自分の身の丈を知り、受け入れ、少し上を目指して歩いていける人こそ、幸せになってほしい。

Posted byブクログ

2019/02/03

やあ、凄い青春。青くて、ダサくて、いーなあこの感じ。二度とない青春を思い起こさせてくれるストーリーは、大好きです。将来は、分からなく不安だけど、毎日が輝いている。素晴らしい。

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2019/01/28

突然親を立て続けに亡くし天涯孤独となった主人公。 当たり前のように続いていくと思っていた日常は、ある日誰でも一変してしまう。 天涯孤独となったからには一人の力で生きて行かなくちゃ…と、最初は気を張ってる主人公も、縁があって働き始めた商店街の惣菜屋さんで出会う人たちの暖かさに触れ合...

突然親を立て続けに亡くし天涯孤独となった主人公。 当たり前のように続いていくと思っていた日常は、ある日誰でも一変してしまう。 天涯孤独となったからには一人の力で生きて行かなくちゃ…と、最初は気を張ってる主人公も、縁があって働き始めた商店街の惣菜屋さんで出会う人たちの暖かさに触れ合って、頼るべき時は頼っていいんだと次第に心を開いていく。 若くして天涯孤独となった青年。 辛い事も降りかかるけど、辛い事だけではない。 そっと寄り添って支えてくれる人もいる。 ひとが傷ついた時、心を癒してくれるのもひと。 淡々と進む話の中、読み終えると心の真ん中がほんわりと暖かくなる一冊。

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2019/01/28

相次ぐ両親の死により天涯孤独の身となった、21歳の元大学生・聖輔。 助けてくれる人が何処にもいない絶望の中、立ち寄った惣菜屋で働くことになり、店の人たちを中心に、少しづつ聖輔やその周りの空気が暖かくなっていく様子がとてもいい。 人と人との繋がりも、いい人とばかりでなく、クズの代表...

相次ぐ両親の死により天涯孤独の身となった、21歳の元大学生・聖輔。 助けてくれる人が何処にもいない絶望の中、立ち寄った惣菜屋で働くことになり、店の人たちを中心に、少しづつ聖輔やその周りの空気が暖かくなっていく様子がとてもいい。 人と人との繋がりも、いい人とばかりでなく、クズの代表のような遠縁の親戚が、いいアクセントにもなっているように思う。 ただ、展開が地味すぎて本屋大賞が獲れるかはどうだろうね。

Posted byブクログ

2019/01/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

聖輔は、途方に暮れていた。高校の時に事故で父を失ったばかりなのに、大学で母を急病で亡くした。ぼーと立ち寄った惣菜屋での会話で、雇ってくれるように頼む。一人だった聖輔は、大学を辞め、そこをベースとした生活が始まり、ひととのやり取りから、徐々にひととして成り立たせてもらうようになる。淡々とたハートウォーミングな話ですが、メルヘンチックではなく、心に入ってきやすかったです。

Posted byブクログ

2019/01/24

2019/01/24 009 東京の私大を退学して、商店街の総菜屋のアルバイトになった青年の1年間の物語。最初の方は思いもしない展開だけど、夢ある若者の成長ストーリーは心温まる。

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2019/01/24

若干20歳で天涯孤独の身となった聖輔。 人に頼らず生きていこうとする。 しかし、ちょっと上から目線のお節介や、バイト先のお惣菜屋さんの人々の温かい接し方の中で少しずつ心を開いていく。 上から目線のお節介には、聖輔、断っていいよ、と言いたくなったが、お惣菜屋さんの人々にはちょっとぐ...

若干20歳で天涯孤独の身となった聖輔。 人に頼らず生きていこうとする。 しかし、ちょっと上から目線のお節介や、バイト先のお惣菜屋さんの人々の温かい接し方の中で少しずつ心を開いていく。 上から目線のお節介には、聖輔、断っていいよ、と言いたくなったが、お惣菜屋さんの人々にはちょっとぐらい甘えていいんじゃないの、と突っ込みたくなった。 人という字は左右から人と人が支え合っている形を表している。 聖輔にも人は一人では生きられない、支え合って生きていくんだよ、と言いたいところから著者はこの題名にしたのかな。

Posted byブクログ

2019/01/22

20190122-9久しぶりの星五つ⭐️厳しい環境の中で見失わず、敬意と意思を持って行動する主人公がカッコいい。そして最期の一行。読んで良かった一冊。続きが読みたいです(๑˃̵ᴗ˂̵)

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