デートクレンジング の商品レビュー
喫茶店で働く佐知子と、アイドルグループのマネージャーの実花は学生時代からの16年来の親友だったが、お互いの置かれている状況からそれぞれの焦りに翻弄され次第に関係がぎくしゃくとしてしまう。 2人は焦りと向き合い、どのようになってしまうのかーー 人生において環境が変化する中で人間関...
喫茶店で働く佐知子と、アイドルグループのマネージャーの実花は学生時代からの16年来の親友だったが、お互いの置かれている状況からそれぞれの焦りに翻弄され次第に関係がぎくしゃくとしてしまう。 2人は焦りと向き合い、どのようになってしまうのかーー 人生において環境が変化する中で人間関係がぎくしゃくしちゃうのって女性特有なのかな。 かくいう私も数年前に親友とすら思っていた女友達とうまくいかなくなり疎遠になったところで、読んでいて突き刺さるものがたくさんあった。 正直、そのときそのときで心地いいところにいていいんだよね、無理して関係を続けなくても。
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「圧倒的に多いのが妊娠を機に独身の友達とは距離ができたという報告である。そのことさえ、まったく気にならなくなるほど出産以降は目まぐるしい毎日の連続で、いつの間にか彼女に代わる、新しい仲間や理解者が出来てくるとのことだった。反対に、女友達が妊娠した瞬間、別の人格に乗っ取られたようで...
「圧倒的に多いのが妊娠を機に独身の友達とは距離ができたという報告である。そのことさえ、まったく気にならなくなるほど出産以降は目まぐるしい毎日の連続で、いつの間にか彼女に代わる、新しい仲間や理解者が出来てくるとのことだった。反対に、女友達が妊娠した瞬間、別の人格に乗っ取られたようで、違和感や疎外感を覚える、という出産未経験の女性からの目立った。」
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喫茶店とアイドルの話 アイドルオタク楽しいんだろうな 勝手にももクロに変換して読んでた 読み終わった後に、なんか頑張ろーって思える本だった
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たしかに女同士って色々ある。どちらかが結婚、妊娠すると関係性が変わってぎくしゃくしたり。 苦労して手に入れたその先も、悩み、焦りは尽きない。 だけど、なんとなく読み始めから頭にスッと入らず、結局最後まで共感できないままだった。 アイドルに興味ないからなのか?
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柚木麻子 著「デートクレンジング」、2018.4発行。既婚の佐知子35歳と独身の実花35歳の16年にわたる友情を描いたものでしょうか・・・?! 男性の私にはわかりにくい内容で、全232頁の作品、75頁で失速しました・・・。
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ずっと気になってた本でしたが、3分の1位読んで、あー、これ無理な感じ!と思いながら全て読んだ。 まず、主人公の佐知子がウザい。自分の理想を親友である実花に押し付けてる感じ。あと妊娠中の行動(バスツアーのくだりとか、別に行かなくてもいいとこにわざわざ足をつっこんで嫌な思いをしに行っ...
ずっと気になってた本でしたが、3分の1位読んで、あー、これ無理な感じ!と思いながら全て読んだ。 まず、主人公の佐知子がウザい。自分の理想を親友である実花に押し付けてる感じ。あと妊娠中の行動(バスツアーのくだりとか、別に行かなくてもいいとこにわざわざ足をつっこんで嫌な思いをしに行ったり等)が軽率すぎて出産経験のある自分からはずっと望んでたのにそんなのでいいの、、?とか思ってしまう。 佐知子の旦那と、義母、春香以外の登場人物が全部何か無理だなあと言う印象。 ナイルパーチの女子会が似たような感じだったけど、そちらの方が断然面白かった。
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好きなイラストレーターさんの装丁だったので購入。 厳しいレビューが多いけど、私は好きです。 女の呪いって最近よく聞くし、それを打破する系の作品もよく目にするけど、極端なものが多くって、私には現実的ではなかった。けど、この作品はとてもリアルなような気がして。登場人物たちがもつ、ウ...
好きなイラストレーターさんの装丁だったので購入。 厳しいレビューが多いけど、私は好きです。 女の呪いって最近よく聞くし、それを打破する系の作品もよく目にするけど、極端なものが多くって、私には現実的ではなかった。けど、この作品はとてもリアルなような気がして。登場人物たちがもつ、ウザさや不安定さが、とても生々しく感じるわたしも、きっと周りからしたらウザいんだろうな…笑。身の回りの同性に、憧れたことがある人、多いとおもうんだけど…。 アイドル、オタク、食べ物、お一人様の素敵な老後、など好きな要素も満載でした。
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結婚して義母の喫茶店を手伝う妊活中の佐知子。 アイドルマネージャーとしてアイドル好きとして一生懸命に仕事をしてきた親友の実花だったが、 アイドルグループのデートクレンジングが解散してから、 何かに憑かれたように婚活に励むようになった。 止められない年齢と時間に焦る実花が 本当に結婚したいのかどうかも怪しく 既婚者で妊娠中の佐知子と未婚の実花との 間にいつの間にか出来てしまった溝。 親友の実花のことが大好きだという佐知子の思い。 元デートクレンジングのメンバーの1人のバスツアーに参加して それぞれの思いに素直に受け入れようとしたこと。 私たちは知らず知らずのうちに 人生の固定観念のレールにはてはめられて、気づいた時には身動き取れない状態に陥っているのかもしれないなあ。 確かに、結婚して失った友達は実際いるんだよねえ。 結婚して出産してもそれでも友達でいる関係だってもちろんあるわけで、残った人が本当の友達なのかなあ。 もがいた先に社会的に自分の気持ちに正直に生きることの選択が見えてくるのかなあ。
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「デートクレンジング」 デートをお休みする期間を設けよう、という アメリカ生まれの考え。 アメリカはデートのない日々はつまらないとされているらしい。 たしかに充実感はあって楽しそうだけれど、 無理してするまでは私には考えられないからカルチャーショックをうけた。 日本はそこまで...
「デートクレンジング」 デートをお休みする期間を設けよう、という アメリカ生まれの考え。 アメリカはデートのない日々はつまらないとされているらしい。 たしかに充実感はあって楽しそうだけれど、 無理してするまでは私には考えられないからカルチャーショックをうけた。 日本はそこまでの風潮はないけれど、 やっぱり女は男のお膳立ての役割をする みたいなものが昔はあって。 それを否定ているわけじゃないけれど、 この本では女性の自立や活躍を謳っているように思いました。 その前向きさがよかったです。 あと、主人公は割と普遍的な女性なのに その周りの女性たちが活躍するっていう話の設定も 主人公に自分を置き換えやすく、 自分も頑張りたい!って思わせてくれ、 同時に自分の平凡さにも気づかされます。 しかしストーリーとしては読み応えはあまりなかったようにも思います。 私も結婚で焦る日も遠くはないなと思わされました。
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私自身、結婚した友達と恋愛に対する価値観の違いで疎遠になったり、実花のように独身に焦りを感じて婚活パーティーに行って散々な目にあったこともあるので、読んでる最中ずっとヒリヒリした気持ちになってしまった。 結婚とは?自分らしく生きるとは? 佐知子と実花のようにお互いの生き方を認め...
私自身、結婚した友達と恋愛に対する価値観の違いで疎遠になったり、実花のように独身に焦りを感じて婚活パーティーに行って散々な目にあったこともあるので、読んでる最中ずっとヒリヒリした気持ちになってしまった。 結婚とは?自分らしく生きるとは? 佐知子と実花のようにお互いの生き方を認め合える存在になれば友情は長く続くんだろうけど、現実はなかなか難しい。。 男女問わず相手が異なる価値観でも、否定せず受入れられる存在になりたいし、そういう友達は一生大事にしたいと思った。
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