デートクレンジング の商品レビュー

柚木麻子(著者)

2022/01/30

仕事、結婚、妊娠、出産
…新しいステージに進むたび私たちを引き裂こうとする何かに全力で抗い続けたい。女を縛る呪いをぶちやぶれ！（帯より）

自分が今仕事、結婚、妊娠に悩んでおり共感できることがあるかと思い読んだが、求めていたものではなかった。柚木麻子さんの作品だからと期待を持ちすぎたかもしれない。

2022/01/22

デートクレンジング？
意味を理解せずに手に取った本
昔ながらの喫茶店で働く佐知子とその親友　実花結婚して妊活中の女性と独身でバリバリ働く女性の悩みを描いている。面白く読み始めたは　後半　登場人物と気持ちの移り変わりが　絡み合いすぎて…

2024/03/24

　「人生」。それは紛れもなく自分のものだ。なのに……。人間の普遍的な問題を描き出すヒューマンドラマ。

　　　　　＊　＊　＊　＊　＊

　人の生き方を縛る「世間が呈する規範」。意識するしないに関わらず、誰しもがそれに添おうと懸命になります。

　人々は節目ごとに、できるだけスムーズにしかも少し上のグレードで、それに沿ったポイントを手に入れようと画策します。そうすることで初めて「人生にエントリー」できると思い込んでいるからでしょう。

　進学・就職・結婚・出産etc。次々現れる達成すべきステージ。何のため、誰のための人生なのか。
　そんな漠然とした違和感を持っていた主人公の佐知子をはじめ登場人物たちが、足掻きつつも生き方を見つめ直していきます。

　結局、当初は孤独死するような寂しい人生だと反面教師のごとき言われ方だった奈美枝さんの家が、佐知子や実花たちの新たな人生の拠点になるというラストは秀逸だと思いました。

2021/09/25

妊活をしている佐知子が主人公。友人の美花は熱心なアイドルグループのマネージャーだったが今は婚活中。ライフステージの変化と友情の物語。

私は22歳だからアラフォーの気持ちは全然分からない。年を取っても若い頃と同じ事しかしていなかったら不安になるものなんだろうかと疑問に思っていた。
年相応であれ！という世間からの無言のプレッシャーがなんとなく理解できた、かも。

でもそれに従うことが不本意なら、クレンジングするべきなんだろうな。

私は絶対に結婚焦らない！って決めたw

2021/09/13

世の中による漠然とした不安、圧力にすごく共感した。世の流れに追いつききれてない感情っていうのがあると思う。

2021/08/26

ライフステージによって友達との関わり方が変わるというのは共感できる。
し、世間体の勝手なプレッシャーを感じてしまう部分もよく分かる。
だけど、読み進めるのにワクワクできなかったのはなぜだろう。

2021/08/05

珍しく大好きな柚木麻子さんの作品なのに、
楽しく読めなかった…。
ちょっと残念…(　´д｀)

アイドルのマネージャーだった友人に対して、
既婚者の自分との違いに、イライラする主人公。
なんでこんなにイライラするのか、自問自答しながら、
結局、友人と仲良くしていく話。
…としか、私は解釈できませんでした。

話のなかで、女子は環境が変わるに連れて友人が変化する
って感じの内容があったけど、その通りだなぁー
って思えたよ。
その部分は分かるんだけど、なんだか
話の内容がうまく入ってこなかった…なんでだろー…。
今まで読んだ柚木麻子作品のようなワクワク感とか、
驚きとかがなかったー。
☆３ぐらいなんだけど、ショックが大きすぎて、
☆２にしちゃいました。
すみません。

2021/08/02

時間は容赦なく過ぎて行くけど、その時その時のキラキラした瞬間を大切に心の中にとどめていく大切さを感じた。スクラップ帳を作る気力は自分にはないけれど。婚活の大変さやアイドルオタクの気持ちがなんとなくわかるってことは、自分もオタクなのかもしれないと思いました。

2021/07/10

図書館に定期的に通っていると、ときどき柚木さんの本を読みたいと思う、はずなのだが、今回はなかなか読み進まない。あまり好きな内容ではないようだ。いや、婚活とか妊活とか、自分も佐知子や実花のように考えていたこともあったはずなのに、どうして進まなかったのか、不思議。

2021/07/08

女同士の友情とか、嫉妬とか、女らしさの呪縛とか、きれいなものも醜いものも、ギューっと詰まった小説。わかるー！も全然わからん、、もあった。

佐知子が歌うシーンが好き！