デートクレンジング の商品レビュー
見えない差別に苦しんだり、好きなものとの距離感に悩んで感情が揺さぶられたり…立場や環境に違いでいろんな孤独と不安を味わう女性たちの物語。ラストは清々しい一冊。
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すごくおもしろかった!枠の中に自分をあてはめるのではなく、自分らしくいることって大事なんだって思いました。 私は自分の大事にしたいことを、自身を持って大事にしようと思います。 柚木麻子大好きです(*^^*)
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デートの呪いをぶっつぶせ、か。女の子はこうでなきゃっていう思い込みとか、昔からの結婚観とか、嫌だなぁって思うけどどうしたってあるんだよな。そう思ってる自分でさえ縛られてる気がする。 何かを好きになって生き生きするって素敵なことだし憧れるな〜。年齢関係なく好きなものは好きでいいし、...
デートの呪いをぶっつぶせ、か。女の子はこうでなきゃっていう思い込みとか、昔からの結婚観とか、嫌だなぁって思うけどどうしたってあるんだよな。そう思ってる自分でさえ縛られてる気がする。 何かを好きになって生き生きするって素敵なことだし憧れるな〜。年齢関係なく好きなものは好きでいいし、その方がきっと楽しい。
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どのキャラクターもきらきらとした光に満ちていた。生命力だろうか。一生懸命だからみっともなくて恐ろしい顔も持っていて横柄な所もたくさんあって。でも誰かをすきだという熱烈な気持ちが一人一人を突き動かしていた。 主人公だから、主人公の友達だから、性格が良くて何もかも上手くいってほしいと...
どのキャラクターもきらきらとした光に満ちていた。生命力だろうか。一生懸命だからみっともなくて恐ろしい顔も持っていて横柄な所もたくさんあって。でも誰かをすきだという熱烈な気持ちが一人一人を突き動かしていた。 主人公だから、主人公の友達だから、性格が良くて何もかも上手くいってほしいと思うのは親心のようなものなのだろうか。だけどそんなはずない。みんなある部分を見ればどうしようもなくて、ある部分を見ればかわいらしくておもしろく思えるものなのかもしれない。いい人だと思っても上手くいかなくて、嫌な人だと思っても意外とかわいいところがあって上手くいったりする。 人を出会ったとき、ただ完全にいい人、悪い人と決めるんじゃなくて、その人を知ろうとするところから始めればいいのかもしれない。 結婚、アイドル、オタク。色んなテーマが描かれていたけど私には一人一人のキャラクターが確かな生きる熱量を持った人たちに見えて、人間っておもしろいと思う作品だった。
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友人の中に推しがいる。 その力強さやがんじがらめになる苦しさが理解できる。 人を好きになるっていいなあ。 どんなステージにいる女性も、それぞれのステージで悩みがあって、ステージが違うと疎遠になったりする女の友情も、気にしすぎず、好きなら好きで続ければいいんじゃないの、って思った。
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最後の一文がすごく良かった。 「バイキングの銀食器がぶつかる音も、ファンのヒソヒソ声も、波音も、相変わらず止むことはないのに、佐和子たちのテーブルだけは、地球の絶え間ない回転からこぼれ落ちたように、淡い光に満ちている」 わたしたちは、こぼれ落ちたような淡い光に満ちた世界を掴み取...
最後の一文がすごく良かった。 「バイキングの銀食器がぶつかる音も、ファンのヒソヒソ声も、波音も、相変わらず止むことはないのに、佐和子たちのテーブルだけは、地球の絶え間ない回転からこぼれ落ちたように、淡い光に満ちている」 わたしたちは、こぼれ落ちたような淡い光に満ちた世界を掴み取っていける。
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子供の頃からずっとアイドルが好きで、青春時代に追いかけていたアイドルがいて、今もアイドルというものを特別に感じている30代の女にはめちゃくちゃに刺さるし面白い。 もちろんアイドルオタクじゃなくて社会人で、平成に生まれて令和を生きてる時間に追われる私という一面もあるので、そういう...
子供の頃からずっとアイドルが好きで、青春時代に追いかけていたアイドルがいて、今もアイドルというものを特別に感じている30代の女にはめちゃくちゃに刺さるし面白い。 もちろんアイドルオタクじゃなくて社会人で、平成に生まれて令和を生きてる時間に追われる私という一面もあるので、そういう意味でもグッとくる台詞やら登場人物やらばかりで、本当に柚月麻子先生大好きだ!!とスタンディングオベーションしたくなる。オタクなので背面ケチャでもしたほうがいいかもしれない。 「デートクレンジング」というアイドルグループ名やコンセプトもあまりにも良かったし、ああいう感じかなって思い浮かべるアイドルもいるので現実味があるというか、身近なお話に感じた。 デートの呪いをぶっつぶせ!
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やっぱり柚木麻子が好き!と強烈に感じた一冊。いろんな女性が出てくるが誰も悪者とせず良い人でもなく、そして誰も敵対させない。世の女性全体を肯定してくれるお話。私が学生時代乃木オタだったこともありアイドルオタやアイドルの話というのも面白かった。最初から最後まで嫌な気分にならず清涼感の...
やっぱり柚木麻子が好き!と強烈に感じた一冊。いろんな女性が出てくるが誰も悪者とせず良い人でもなく、そして誰も敵対させない。世の女性全体を肯定してくれるお話。私が学生時代乃木オタだったこともありアイドルオタやアイドルの話というのも面白かった。最初から最後まで嫌な気分にならず清涼感のある読後感だった。
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十年間、全てを捧げてきたアイドルグループ 「デートクレンジング」が解散し、実花は突然 何かに追い立てられるように<婚活>を始める。 親友の佐和子は、初めて実花がさらけ出した 脆さを前に、大切なことを告げられずにいて…。
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思わず感動して付箋を貼った。マーカーを引いた。 「ライトを浴びてマイク片手に戦ってる姿を見てると時計の針が止まって、世界中で動いてるのが私達2人だけになったような気分になるんだよね、焦りも不安も何もかも消えるの。元気が出るの。」 私はバンドが好きで、でもステージの上に立つこと...
思わず感動して付箋を貼った。マーカーを引いた。 「ライトを浴びてマイク片手に戦ってる姿を見てると時計の針が止まって、世界中で動いてるのが私達2人だけになったような気分になるんだよね、焦りも不安も何もかも消えるの。元気が出るの。」 私はバンドが好きで、でもステージの上に立つことは叶わないから応援という形でだけ触れている。容姿に自信のある子は自らが大好きだったアイドルになったり、膝の形がアイドル向きではなくステージに立つことは叶わなかった子はそれでもマネージャーとして関わったり、そういった事はないけれど、好きなものに関われるのは凄く素敵だなと思った。 どんな形であれ私の気の済むまでとことん愛し抜きたいと思った。 この本に描かれているのは時間に追われる女の人達。 私も18の時が過ぎて制服をもう着なくなってこれからはどんどん歳をとっていってしまう。就活、婚活、妊活、終活など人間は終わる時でさえ忙しくしている。こういう風に素敵な物語に触れて心安らぐ時間が必要だな…と思いました。 題名の「デートクレンジング」の意味がわからなくて調べました。デートを洗うの…?どういうこと??と思っていたけど、「デートクレンズ」はアメリカの造語らしい。 どんどん焦ってしまう時期は、あえてデート断ちをして、自分を取り戻す時間を意識的に持とうという意味がある。 って!!! 勉強になります。 って言ってもデートなんて久しくしてないけど^_^; いまは私きっとデートクレンズしてるんだな^_^;
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