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知ってるつもり 無知の科学 の商品レビュー

3.8

56件のお客様レビュー

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2018/09/13

人は皆いろんなことを知っているようだが、人間には詳細に理解するキャパシティはない。その詳細を説明せよ(ここでは水洗便所の仕組み)と言われるとその後確信度が急落する。 人は、理解のためには効率性を重視している。適当な量の説明は改善させるが、説明しすぎの文章は読まれないし、理解を深め...

人は皆いろんなことを知っているようだが、人間には詳細に理解するキャパシティはない。その詳細を説明せよ(ここでは水洗便所の仕組み)と言われるとその後確信度が急落する。 人は、理解のためには効率性を重視している。適当な量の説明は改善させるが、説明しすぎの文章は読まれないし、理解を深めることもない。 学習には、実際に体験することが理解を深めるためには重要である。人それぞれが専門を持ちさらに協力をすることで詳細を知ることなく世界を廻すことができる。

Posted byブクログ

2018/08/03

無知を当たり前として臨む事でかえって我々に与えてくれるものをより拡く、大きくしてくれる可能性について具体的な事象をもとに解いてくれている。まさに知ってるつもりは我々を思考停止に誘い、その場にとどまらせてしまう。日常的にも経験していることが思い起こされ、首肯するばかりであった。

Posted byブクログ

2018/07/06

THE KNOWLEDGE ILLUSION:Why We Never Think Alone http://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000013851/

Posted byブクログ

2018/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間が知らないことに対して如何に無知であることを分からせてくれる。思考に対する実験は少し分かりづらいが、興味深い。

Posted byブクログ

2018/06/17

よかった。言われてみればかなりきょうかんできる。わかるわ〜ってことを説明する側の本。よくまとめてあった。ポジティブであるしぼくは好き。あっ。と思うところも5箇所以上あった。行動としてもだか、物事が起こったと時に考え方として新たな一面を見せてくれる本です。 よく出てくる話もあって自...

よかった。言われてみればかなりきょうかんできる。わかるわ〜ってことを説明する側の本。よくまとめてあった。ポジティブであるしぼくは好き。あっ。と思うところも5箇所以上あった。行動としてもだか、物事が起こったと時に考え方として新たな一面を見せてくれる本です。 よく出てくる話もあって自分はこうゆう本が好きなんだなと思った。これからも直感も使ってどんどん読んでいきたい。抽象化するための読書と、人に会い話。ブログ更新もしていきたいと思った。インプットはアウトプット用にあった方が楽しいと思った。 良い物語を読む重要性をかんじた。こないだアリスインワンダーランドをみてめっちゃよかったから子供たちと沢山読みたい ぼくの感覚からして人は無知なのはそうだよなと思うけど、この本読んで無知なんだって思う人が多いのかな?それって怖いな

Posted byブクログ

2018/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

知性は個人が一人、問題の解決に取り組む中で進化してきたのではない。私達の思考は他者のそれと集団的協業のもと、相互に関わりながら、相互依存的に進化してきたのだ。 知識の多くは外部にある 指を折る方が頭の中で考えるよりも数を数えやすいし、最近ではハードディスクやインターネットもある。モノばかりでなくヒトも使う。例えば家を建てることは配管工や塗装職人、電気技師などによる認知的分業の結果である。 知識の錯覚は、自分の頭の中に入っている知識とその外側にある知識を区別できないことによって起こる。自分の頭の中に知識があると思い込みやすいが私達の知識のほとんどは外界とコミュニティに存在している。理解とは、知識はどこにあるかという認識でしかないことが多い。高度な理解とは、たいてい知識が具体的にどこにあるかを知っているというのと同義である。他の誰かの知識にアクセスできるという事実が、自分がその話題について知っているかのような気分にさせる。 通常、知識の錯覚は悪いことではない。水洗トイレでなぜ水が流れるのか、詳しい説明ができなくても問題はない。しかし社会的に重大な問題(オバマケアの是非など)について、大勢が知識の錯覚を持ったまま浅慮による決断をくだすことは正しいことだろうか?著者らはナッジなどによって合理的な選択に誘導する仕組みも必要かもしれないという ・マルコポーロやコロンブスらは自分の無知がどれほどのものであったか向き合ったことのない者特有の大いなる自信の持ち主であった。人類の偉業の多くは自らの理解度に対する誤った信念によって可能になった。そういう意味では錯覚は人間の文明の進歩に必要だったのかもしれない

Posted byブクログ