1,800円以上の注文で送料無料

知ってるつもり 無知の科学 の商品レビュー

3.8

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

P.174の質問は一応正解したので、科学リテラシーが自分は低くないことは分かった。 直感により間違った判断をしてしまうこと、自分が思っていることを物事を理解していないこと、理解していると思っていることも錯覚である可能性があることも、重要な指摘と思った。 ダニング・クルーガー効果は気を付けないといけないな。 まあ、この本を手に取って、最後まで読み終える人は、著者の言う”内省的な人”しかいないだろうな、とも思いましたが。

Posted byブクログ

2020/04/11

レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12588739717.html

Posted byブクログ

2020/04/09

優れた物語には、特定の場面だけでなく、私たちが体験しうる様々な場面に当てはまる教訓が含まれている 学習とは単に新たな知識や能力を身につけることではない。そこには他者と協力する方法を学ぶこと、そして自分に提供できる知識、他者から埋めてもらわなければならない知識は何かを知ることも含...

優れた物語には、特定の場面だけでなく、私たちが体験しうる様々な場面に当てはまる教訓が含まれている 学習とは単に新たな知識や能力を身につけることではない。そこには他者と協力する方法を学ぶこと、そして自分に提供できる知識、他者から埋めてもらわなければならない知識は何かを知ることも含まれている。 因果的説明が多すぎると、消費者はそっぽを向く。大抵の人は、意思決定をするときには「説明嫌い」になる。説明は簡単すぎても、くどすぎてもいけない。ちょうどぴったりがいい。 個人は自分が説明嫌いであることを自覚する必要がある。

Posted byブクログ

2019/10/27

無知、知識の錯覚、知識のコミュニティの3つの大きなテーマを様々な分野で書いてある。人間は無知だからこそ協力し合い、助け合う、そして自分は多くのことを知っていると思うのは大きな錯覚なんだと改めて感じた。

Posted byブクログ

2019/10/20

人間はなぜ無知なのに知ったかぶりをしてしまうのか? 理由は2つある。 1つめは「世界が複雑すぎるから」である。 複雑なものは、自動車、経済システムといった人間が作り出したものだけに留まらない。葉の構造や、我々の体内といった、自然の事物も複雑すぎて1人の人間の手に負えない。 ...

人間はなぜ無知なのに知ったかぶりをしてしまうのか? 理由は2つある。 1つめは「世界が複雑すぎるから」である。 複雑なものは、自動車、経済システムといった人間が作り出したものだけに留まらない。葉の構造や、我々の体内といった、自然の事物も複雑すぎて1人の人間の手に負えない。 そうしたものを全て理解しようとすれば、脳のリソースを全て使い切ってしまうために、脳は細かい部分や自分の生死に関係のない部分を忘れ、ぼんやりと記憶しているのだ。 2つめは「他人の知識も自分の知識と思い込んでいるから」である。古来から、人々は集団で行動し、お互いの得意不得意分野の知識を教えあって生きてきた。 その時の名残で、人々は自分の属する集団が持っている知識の総和「集団知」を、自分の知識であるかのように考えてしまっているのだ。 この知ったかぶりを乗り越えるためには、自分が基本的に世界について何も知らず、知っていても自分の専門分野だけであることを自覚すること。 他の専門分野について、その専門家の意見を大いに聞くべきであることを挙げている。

Posted byブクログ

2019/10/18

「人間は自分が思っているより、ずっと無知である。無知であるという自覚の欠如が、ときとして不合理な判断や行動というかたちで個人や社会に危険な影響をもたらす。私たちは個人として社会として、どうすれば無知を乗り越えていけるのか。それが本書のテーマである。」(訳者あとがきより) それを乗...

「人間は自分が思っているより、ずっと無知である。無知であるという自覚の欠如が、ときとして不合理な判断や行動というかたちで個人や社会に危険な影響をもたらす。私たちは個人として社会として、どうすれば無知を乗り越えていけるのか。それが本書のテーマである。」(訳者あとがきより) それを乗り越えるための著者たちが提示する一つの解は、一人で判断せず、他者の知恵を、特に専門家の知恵を活用すること、としている。 実例が豊富で解説も丁寧。蒙を啓いてくれる良書。18歳以上は必読だと思った。

Posted byブクログ

2019/09/13

私たちは何も知らないことを知らないが、集団で貢献し合い幻想を持てば諸刃の剣だけど、すごい結果が出せる 説明深度の錯覚 CRT認知反射テスト みんな説明嫌い 超記憶症候群 集団浅慮 グループシンク 知的傲慢さ 道徳的思考停止 頭の良さ→集団への貢献?

Posted byブクログ

2019/09/02

基本的には、人間は生きるために必要な情報(自分に直接関わる因果関係)を抽出し、それ以外の部分は切り捨てているということを科学的に説明している。「知ってるつもり」になっていることの危うさを丁寧に語っている。 人に「思考」を促すような情報の与え方が重要なのだと感じる。感情に訴えるのは...

基本的には、人間は生きるために必要な情報(自分に直接関わる因果関係)を抽出し、それ以外の部分は切り捨てているということを科学的に説明している。「知ってるつもり」になっていることの危うさを丁寧に語っている。 人に「思考」を促すような情報の与え方が重要なのだと感じる。感情に訴えるのは簡単だが、そこからもう一歩踏み出させるにはどうすれば良いか。

Posted byブクログ

2019/09/02

人は自分で思っているほど知識を持っていない。高度に分業化された現代社会では知識も分散化されてコミュニティとして蓄えられているが、それが錯覚を生むという研究

Posted byブクログ

2019/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間は自分の脳の知識だけでなく、周りの人や何かの媒体に記録した知識も使って思考する そのため脳内の知識と脳の外の知識を区別できない 私たちは多くのことを知っていると感じているが、実際に説明しようとすると全く上手くいかないことはよくある 私たちは、自分が思っている以上に無知なのだ 世界は想像以上に複雑で、自分の知識は非常に限定的である。 それでもコミュニティから知識を得ることで暮らしている それぞれの人が自分の詳しい分野の知識に特化しており、人と人の相互作用によって包括的な思考が生まれる 自分が物事を詳しく知っているという「説明深度の錯覚」を起こしがちだが、その物事の仕組みや「因果的説明」を求めることで、錯覚に気づくことができる 個人の知能指数よりもチームとしての知能の方が重要。個人は様々な形でチームに貢献している。 思考は行動の一部である。行動の前後で思考は必要だが、全く行動しないならば思考する必要はない

Posted byブクログ