それまでの明日 の商品レビュー

原尞(著者)

2023/09/30

自分の日常に溶け込みそうなリアリティがいい緊張感を常に持たせ、たまらない後味を感じ、後を引く作品だった。

2023/08/25

途中で何度も挫折しそうになったんですけど、なんとか読了。
いや、沢崎氏、事件に巻き込まれすぎじゃない？ってなちょっと強引な展開に
辟易したせいか、中盤までが辛かったです。
以降はスラスラ、行けんたんですがね。
なんででしょうかね。

これが、沢崎シリーズ最終巻なんですよね。
著者が亡くなってしまったので。
ものすごい寡作家だったんですよね。ちょっと寂しい気持ちがします。

2023/05/22

私立探偵沢崎シリーズ。
金融会社の支店長を名乗る男から、料亭の女将の身辺調査の依頼がくる。簡単な調査に思われたが、料亭の女将はすでに死亡しており、その金融会社で強盗事件に巻き込まれてしまう。
単なる謎解きでは収まらない。ヤクザ、刑事を巻き込んで展開する。
タバコをやめず、携帯を持たない。小説の世界でも
もうこんな格好良い探偵はいないのかもしれない。

2023/05/21

ストーリーとして特筆すべき話ではないかもしれないが、やはりこの世界に価値がある。
結果的に原氏の最後の作品になってしまったが、沢崎は残り続けるだろう。

2022/06/15

沢崎シリーズ新三部作。
前作からかなり待ちましたが、待った甲斐があった力作だ。
新宿の街は変わっていっても沢崎は相変わらずのようだ。
忘れた頃に次作に出会えるといいな。

2022/03/28

2019年の「このミス」国内編1位。著者は寡作家で1988年の作家デビュー以来35年足らずで長編5本と短編集1本しか発表しておらず、この作品はその長編の5作目。全て私立探偵の沢崎(苗字のみしか出て来ない)を主人公としたシリーズで、4作目から14年経っている。レイモンド・チャンドラーが好きとのことで、マーロウばりの探偵。私は2作目と3作目を読んでるが、すごく昔なのでほとんど覚えてない。最後ちょっと物足りなさは感じたが、良かった

2021/12/25

2021/12/23読了
このミス作品73冊目

ハードボイルド探偵もの。
失踪した依頼人を追う。
途中まですごく面白かったんだけど
終盤の伏線回収が理解不能で
尻すぼみ感が強くて残念だった。
このミス1位かぁ、、て感じ。

2021/02/28

２つの謎が解き明かされていく様はとても面白かった。
登場人物にあまり個性や人間味がなかったように思えてそれが残念だった。

2021/02/02

14年ぶりに新作が出たことだけでも嬉しい。14年経てもしなやかな鋼のような文章と沢崎は変わらず、むしろ読む自分が変わったことに気づかされる。続きが気になる結末だが、続きが読めるのは何年後か……？

2021/01/30

2019このミステリーがすごい国内編第1位
14年ぶりの私立探偵沢崎シリーズ。
普段読まないハードボイルドですが、
それほど嫌な気分になることなく
読了。次回作があるかないかは微量らしい