そしてミランダを殺す の商品レビュー
衝撃的なタイトルに劣らず、内容もなかなか面白かった。こんなに流行ってた本なのに、今まで何の情報も見なかった自分はエライ! ミステリーの感想ってどう書けばいいのか分からない。ともかく先が読めなくてワクワクした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「死体から始まらない本は、どうも信用できないんだよ」 ピーター•スワンソン「アリスが語らないことは」の中の一節だが、ミステリー好きには良くわかると思う。死体から始まらない本は、どうにもノレなくて、、、一人目の殺人が起きるまでが冗長気味で、、、そこが今回、星が一つ少ない理由。 三人目の殺人からは、思いもしない怒涛のストーリー展開。 ラストは身勝手な女に相応しい幕切れなのも気に入った。 彼の作品は、読まずにはすませられない面白さだ。
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面白すぎた。没入感が半端なくあっという間に読み終わってしまった。解説でも書いてあったけど、クリフハンガーと同シーンのキャラごとの視点のストーリーが良くて引き込まれたね。この作家さんを追うことにします。
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空港のラウンジで出会ったテッドとリリーが、テッドの妻ミランダの殺人計画を立案していく冒頭から始まり、リリーの半生や殺人計画の行方など、決して速いテンポではないが、着実に語ってくれるので読みやすい。リリーのサイコパスなところの表現がとても現実的で、よく勘違いされているサイコパス像と...
空港のラウンジで出会ったテッドとリリーが、テッドの妻ミランダの殺人計画を立案していく冒頭から始まり、リリーの半生や殺人計画の行方など、決して速いテンポではないが、着実に語ってくれるので読みやすい。リリーのサイコパスなところの表現がとても現実的で、よく勘違いされているサイコパス像と違って淡々とした怖さがあった。最後の最後までどうなるんだろうかと興味を惹かれたし、前作のような尻切れトンボな感じもなくとても面白い作品だった。
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3部構成で凄く読み易かった。ミランダが中々殺されないでヤキモキした所もあった(笑)ある人物が早々に退場した事に驚いた。
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最初から引き込まれて,中盤にはもうジェットコースターに乗っていましたね。一気に最後まで読んでしまいました!最後の最後までドキドキして手に汗握るとはこの事!と言った状況で読んでいました。最後の最後のどんでん返しもスパイス効いていてよかった! 久々に痺れるミステリーを読みました!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・あらすじ 特大地雷女たちとそのいざこざに巻き込まれた男たち(と言っても男達も不運ではあるけど可哀想ではない)4人の話。 殺そうとするもの、殺されるものが入り乱れる。 ・感想 リリーの評価が男女でかなり差があるのが面白かった。 狩るものと狩られるものの視点が交互に書かれてるので物語の先が気になってすぐ読み終わってしまった。 読了後原題を知ったけど納得のタイトルだった。 しかしあの気持ち悪い刑事は何のために出てきたんだろう? ケイトが語らないことは、も読んでるけどどっちも自分勝手で共感能力が低く、思考回路が理解できない主人公だった。
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詰まらなくは無いけど、物語が退屈、殺人計画も杜撰で運が良いだけ、今までの人生が上手く行き過ぎなんだよね。 最後のおちは確かに「太陽がいっぱい」を彷彿させる。 少し期待外れだった。 ミステリーをあまり読んだ事が無い人に薦めるには丁度良い作品。
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痴情のもつれといえばそれまでだが、この小説ではそれぞれの登場人物(特に女性)の立ち位置が複雑になっていて、展開が気になってどんどん読んでしまった。 (ストーリーと関係なしに、アメリカやイギリスの小説を読んでいると、ティーンエイジャー達の生活の治安が心配になる)
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ある日、出会った美女に殺人を持ちかけられたら? しゃれたタイトルと、あらすじ紹介の2行目で想像したのと似たようなタッチの作品ではありましたが。 展開は予想外で、クール! 空港のバーで、テッドは知り合ったばかりの美女リリーに妻が浮気していると喋り、殺したいと口走ると、当然だと言わ...
ある日、出会った美女に殺人を持ちかけられたら? しゃれたタイトルと、あらすじ紹介の2行目で想像したのと似たようなタッチの作品ではありましたが。 展開は予想外で、クール! 空港のバーで、テッドは知り合ったばかりの美女リリーに妻が浮気していると喋り、殺したいと口走ると、当然だと言われる。 妻の名はミランダ。 まさかと思いつつも、再会を約束する二人。 リリーというのが実は、普段は地味な勤めをしている目立たない女性。 テッドは企業家で大金持ち。 ミランダは美人だが気が強く、わがまま。 とはいえ、殺されるほどのことをしているかと言うと、そうでもない。 ただ、現実にも出会ったら、「嫌だな」と思うだろう‥ そういうタイプの存在を、さっくり殺してしまう、というのに、ちょっと笑ってしまうブラック・ユーモア。 動機としては弱いので、罪を犯してもバレず、すぐは捕まらないでいるのも。 こんなことを実行する人間は、普通ではない、サイコパスに違いない。 でも、「嫌だな」という気持ちの中には「こんな奴、いない方がいい」という考えも混じっているかも? いや、あくまでフィクションなので。 ダークめな犯罪小説だが、視点が変わる面白さや意外性ある盛り上がりがスマートに描かれています。 ミステリの各賞で2位と上位だったのは納得です。
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