そしてミランダを殺す の商品レビュー
ミステリーですね。おもしろい。 まるで映画を観ているかのような臨場感がある。登場人物がそれほど多くなく、交互視点で展開していく割に、わかりにくさが無かった。 そのためか、緊迫感が持続していて、惹き込まれますね。 『トイレを我慢しながら最後まで観てしまうサスペンス映画』 そんな作品...
ミステリーですね。おもしろい。 まるで映画を観ているかのような臨場感がある。登場人物がそれほど多くなく、交互視点で展開していく割に、わかりにくさが無かった。 そのためか、緊迫感が持続していて、惹き込まれますね。 『トイレを我慢しながら最後まで観てしまうサスペンス映画』 そんな作品。
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友人ご推薦にて。これは面白かった。 言うてもキングやディーヴァーだと読みすぎてて、なんとはなしに、これから死ぬなコイツとか、あー犯人かなと目星がついてしまうが(それでも魅入られるからすごい)、慣れてない作家だと先が読めないので身が入る。 そうきたかーって中盤からのツイスト以降がお...
友人ご推薦にて。これは面白かった。 言うてもキングやディーヴァーだと読みすぎてて、なんとはなしに、これから死ぬなコイツとか、あー犯人かなと目星がついてしまうが(それでも魅入られるからすごい)、慣れてない作家だと先が読めないので身が入る。 そうきたかーって中盤からのツイスト以降がお見事!ネタバレになるからなーんも言えんが。
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殺人を軸にしたミステリーかと思いきや 物語のほとんどは、青春小説であり恋愛小説の色合いの方が濃いと自分は感じた。 あと、翻訳小説は訳者の訳が自分に合わないと読み進めるのが苦痛になりがちだが、この訳者氏の文は気持ち良く読める文章だった。結末を知っててもまた読みたくなる作品。
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かなり最強ミステリ。展開が読めないのはもちろん。終わり方もいい。すごい作家だね。俺も凄くなりたいな。
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ちょっと期待はずれかなぁ... 三部構成で主要登場人物はリリー、テッド、ミランダ、ブラッドの4人。 著者の作品も、訳者も初読みでしたが、二部までの文末が「...た。」「...た。」「...だ。」のオンパレード。 それに気づいた瞬間から少し読むのが苦痛に感じてしまいました。 三部に入ると文末の表現は一気に変わるのですが、ここに隠された意図も私には気づくことも出来ません。 テッドが死に、ミランダが死に、ブラッドも。 そうなれば必然的に残るのはリリーなんですが... 確かに構成は面白いと思いました。 視点が変わり、時間軸が変わり、同じシーンを視点を変えて描くところなんてなかなかにくい。 ただなんか薄っぺらく感じてしまったのは、そこまでの疾走感もなく、まさかの大どんでん返しでもなく、かと言ってレクター博士のようなサイコパスでもない。 次はちょっと気分転換で違ったジャンルの本でも読んでみよう。 説明 【年末ミステリランキング上位独占の傑作!】 『このミステリーがすごい! 2019年版』第2位 『週刊文春ミステリーベスト10 2018』第2位 『ミステリが読みたい! 2019年版』第2位 読者・書評家が大絶賛! 予測不可能な殺人計画の行方は!? ある日、ヒースロー空港のバーで、離陸までの時間をつぶしていたテッドは、見知らぬ美女リリーに声をかけられる。彼は酔った勢いで、1週間前に妻のミランダの浮気を知ったことを話し、冗談半分で「妻を殺したい」と漏らす。話を聞いたリリーは、ミランダは殺されて当然と断じ、殺人を正当化する独自の理論を展開してテッドの妻殺害への協力を申し出る。だがふたりの殺人計画が具体化され、決行の日が近づいたとき、予想外の事件が起こり……。4人の男女のモノローグで、殺す者と殺される者、追う者と追われる者の攻防が語られるスリリングな快作!
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日本人はもっと魚を食べるべきだと思うんです(土瓶さんへの挑戦状) ノースウエスト航空の黒い髪の背の高いヒスパニック系美女のキャビンアテンダントに「ビーフオアチキンオアフィッシュ?」と聞かれたら食い気味に「フィッシュ!」と高らかに宣言してほしいんです そもそも戦後の欧米化により...
日本人はもっと魚を食べるべきだと思うんです(土瓶さんへの挑戦状) ノースウエスト航空の黒い髪の背の高いヒスパニック系美女のキャビンアテンダントに「ビーフオアチキンオアフィッシュ?」と聞かれたら食い気味に「フィッシュ!」と高らかに宣言してほしいんです そもそも戦後の欧米化により食肉文化が浸透することで徐々に日本人らしさというものが薄れていったこと、またそれがアメリカの陰謀だということはすでに皆さんもご存知かと思います つまりは日本人が日本人らしさを取り戻すには魚をもっと食べないといかんということなんですよ!(強い口調で押し切る) そして魚料理といばより日本人らしい煮付けをおすすめしたい そして魚の煮付けといえば100人の日本人に聞けば120人が一番好きと答えるカレイの煮付けですよね そのレシピはまずお鍋に水と調味料を入れてひと煮立ちさせます 調味料は砂糖『そしてみりん酒醤油』なんちて(長いわ!) さて『そしてミランダを殺す』です いやぁちょっと売り口上で煽りすぎです 全てにおいて予想の範囲内かな〜っていうね そこまで「やられた!」って感じはなかったかな? 後半畳みかけるところもなんか落ち着いちゃってスピード感に欠けました また、いちいちそれぞれのキャラクターたちの行動の理由付けが希薄なんですよね サイコな方に振り切る訳でもなくなく え?そんな理由でそうなる?ってのが多すぎるんですね そんな中途半端ならぜんぜん理解できない!に振り切っちゃったほうが良かったかな?と思いました
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第一部から第三部まで、リリー、テッド、ミランダ、キンボール四人の視点が入れ替わって事件を語っていくミステリ。 一部から二部に続くところが個人的に一番盛り上がった。リリーは冷静で狡猾に計画を立てていってるように見えるけど、わりと杜撰だと思います。これで捕まらずにこれたのは幸運だったとしか言えない。 刑事が出てきて緊迫した対決になると思ったら、、、どうしてそっちに行っちゃったかなあ。出てくる男性みんなリリー目当てになるのはなぜ?
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『ケイトが恐れるすべて』に続き、ピーター・スワンソン2冊目。 今回も、複数人の視点から語られる形式になっています。 ヒースロー空港のバーで見知らぬ女性から声をかけられたテッド。リリーと名乗る彼女は赤毛の美しい女性で、テッドは一緒にお酒を飲んでいるうちに、見知らぬ同士特有の気安...
『ケイトが恐れるすべて』に続き、ピーター・スワンソン2冊目。 今回も、複数人の視点から語られる形式になっています。 ヒースロー空港のバーで見知らぬ女性から声をかけられたテッド。リリーと名乗る彼女は赤毛の美しい女性で、テッドは一緒にお酒を飲んでいるうちに、見知らぬ同士特有の気安さから、浮気をしている妻を殺したいと思っていると打ち明けてしまう。最初は冗談のつもりだった。しかし話をしているうちに、それが段々正しいことのように感じられ、気がつけば、殺害の協力を申し出たリリーと1週間後に会う約束をしていた。 再会した二人は、妻殺しの計画について具体的に話し合う。赤の他人に妻を殺してもらえば、その間にテッドは確実なアリバイを作ることができるし、二人の間になんの接点もなければ、警察の調べがリリーに及ぶことはまずない。ミランダを殺すことが現実的になってきたテッドは、同時にリリーに対して特別な感情を持っている自分の気持ちに気がついていた。妻を殺すことが目的なのか、それとも彼女を亡きものにしてリリーと一緒になることが目的なのか、テッドの胸の内でその二つがせめぎ合うようになってしまう。 でもここでひとつ疑問が。 なぜリリーは初めて会ったテッドのために、そこまで危険を犯すのか。 テッドは実業家として成功している大金持ちだ。 彼の妻はミランダといって、まだ若く美しく、そして建設中の新居の建築業者であるブラッド・タゲットと寝ている。その現場を目撃してしまったテッドは、二人の様子から彼らが体の関係だけではなく、愛し合っているのだと確信した。 そして語り手はリリーに変わり、彼女の子ども時代まで遡る。 リリーは普通じゃない。それは分かった。 そうやって複数の語り手により色々なことが判明してくるのだが、一番びっくりしたのはわたしがなんとも思ってなかったことの中に実は謎があったってこと。 大金持ちの男性、美しい女性たち。 まともな殺人の動機は大抵、金か愛か憎しみだ。 でもリリーはちょっと違う。 騙し騙されの内容に辟易した頃に、物語は唐突にラストを迎える。 最後の手紙には少し笑ってしまった。そうこなきゃねって思って。
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内容は読みやすくて良かったけど、読み終わって色々嫌になった。この本の中で描かれているアメリカ社会の環境は僕には羨ましくない。食べ物や飲み物には全く惹かれないし、人はセックスを求めて交流し合う。ラストについても最初からその想定で不安だったのが的中した感じで驚きもない。そもそもミステ...
内容は読みやすくて良かったけど、読み終わって色々嫌になった。この本の中で描かれているアメリカ社会の環境は僕には羨ましくない。食べ物や飲み物には全く惹かれないし、人はセックスを求めて交流し合う。ラストについても最初からその想定で不安だったのが的中した感じで驚きもない。そもそもミステリ物が好きだったのが、あまり読みたくなくなるような感想を持つような副産物も出てしまった。それはこの本のせいかどうかはわからないけど、とにかく(特に)海外ミステリはしばらく読みたくない。
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フェイスとミランダが同一人物であることが早々に明かされ、おっと交換殺人じゃあないんだ…と、予測つかない展開で、どんどん読まされる!でも、オチはこれかあ。あら、あの井戸って、自分ちのじゃなかったのねー。じゃあそもそも全然ナシじゃんか、「死体さえみつからなきゃ殺人事件にならない」ってやつは。ぶー。
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