羊と鋼の森 の商品レビュー
「ピアノで食べていく」のではなく、「ピアノを食べて生きていく」という作中のセリフ。 自分が生きる上で、ピアノが必要不可欠なものだという強い想いが伝わってきました。 自分が好きなものは何で、どんな夢を持って、それに向かってどんな努力を日々しているのか、改めて考えさせられました。 美...
「ピアノで食べていく」のではなく、「ピアノを食べて生きていく」という作中のセリフ。 自分が生きる上で、ピアノが必要不可欠なものだという強い想いが伝わってきました。 自分が好きなものは何で、どんな夢を持って、それに向かってどんな努力を日々しているのか、改めて考えさせられました。 美しくて善い物語に泣きそうになりました。
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初めて宮下奈都先生の本を読んだ。終始静謐な筆致で物語が進んでゆき、作中に山や森などの自然の描写が多いのだが、まさに自然の静けさを表しているかのような文体だった。 •原民喜の引用が作中で核となっていたが、とても素敵な言葉だった。
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ピアノの音によって作られる森の中を彷徨う少年の話。 とても読みやすくて一瞬で読み終わってしまった。 自分が挑戦していることに行き詰まった時に読みたい作品だった。
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とくに大きな事が起きる訳ではないものの、何かグッと心に来るものがある。そういったお話。主人公の成長する過程がとてもリアルで、文体も美しく、本当にその場にいるかのような気分になれる。
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ブックオフで本を探していたらたまたまこの本を見つけました。帯には「本屋大賞」と書かれていました。最近の本ではないのですけど本屋大賞の本を読んで間違いはないので読んでみました。 これは本屋大賞の本共通なんですけど文章がすごくきれいなんですよね。なんか惹きつけられるような。気づい...
ブックオフで本を探していたらたまたまこの本を見つけました。帯には「本屋大賞」と書かれていました。最近の本ではないのですけど本屋大賞の本を読んで間違いはないので読んでみました。 これは本屋大賞の本共通なんですけど文章がすごくきれいなんですよね。なんか惹きつけられるような。気づいたら読み終わっているような感覚。これだから読書はやめられないんですよね。 ピアノや調律がテーマとなっているこの本。私はピアノも弾けないし音符もあやふやな音楽の経験がなかったです。なのでピアノの音は全て同じではなくひとつひとつ違って調律師という人たちが生み出しだのなのだと思うと奥深いです。 この本は音楽を知らない人でも読んでいて面白いし、音楽に興味が湧いてくるのでとてもおすすめです!
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- ネタバレ
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ハートウォーミングストーリー。 語彙力ないのが悔やまれるが、とにかく表現力の豊かさに感動した。音楽の話なんだけど、言葉だけで音がイメージできるような。さすが本屋大賞?かなんか取っただけある! 大好きなピアノを題材にしたお話で、まさかタイトルからはそうだと思わず、久しぶりにピアノ弾きたくなった。 「調律師」という普段あまりスポットライトがあたりにくい職業のお話(音楽家にとっては確実に重要な職業であるにもかかわらず)だったのも良かったし、夢に向かって頑張る姿が素直に素敵だと感じてなんか元気出た。 手に職をつけるって本当大変だ。
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怒涛の展開はないけれど、緩やかに温かく物語が進んでいった。自分が指標にするものはなんなのか、これだけされあれば生きていけるというようなものを持っていると、人はどこまでも強くなれるんだなと感じた。自分にもそんなものがあるといいなぁ、、、と思った物語でした。
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才能のせいにしたくなるけれど、そうではなく意志と努力が必要だということ 無駄なことはないということ 経験が何かの役に立つ
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優しい物語でした。 本を読んでるのにピアノを聴いているような ピアノと距離が近くなったような感覚。 ここまでしっかりピアノに向き合ったお話は初めてで新鮮でした!
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最初から最後まで、とにかく文章が綺麗でした。 文章が優しく繊細で綺麗なので、頭の中で想像する情景は、パキッとした明るい映像というより、ほんの少しだけ暗く、でも柔らかいような、優しい色合いのフィルムカメラを覗いて見ているような映像のイメージでした。 読んで良かった!
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