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羊と鋼の森 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2018/02/09 |
| JAN | 9784167910105 |

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感情が生まれる瞬間というのはこういうこと なのかもしれない。 生まれて初めてピアノというものを意識したばかりの高校生の外村が初めて知る「調律」という仕事。 迷い込んだら帰れなくなる「調律」という森に足を踏み入れ、魅了されていく。 高校の体育館にあった古いグランドピアノから始まった...
感情が生まれる瞬間というのはこういうこと なのかもしれない。 生まれて初めてピアノというものを意識したばかりの高校生の外村が初めて知る「調律」という仕事。 迷い込んだら帰れなくなる「調律」という森に足を踏み入れ、魅了されていく。 高校の体育館にあった古いグランドピアノから始まった物語は、情熱を静かに立ち上らせる。 明るい音にしてほしい。 いきいきとした音が鳴らない。 弾き手のたった一言から無限の意味を探り当てる。 技術はもちろんのこと、話術や教養など、もっと調律の本体に役立つものが沢山ある。 思いつくイメージの明度と彩度、その深さ。 そういったものが、調律を依頼する客の理想に近づいていく。どんな音を求めるのか。求められているのか。 しかしイメージを共有できたとしても、そこからが遠い。無数にある選択肢を組み合わせてそのイメージを具現化するのが調律師の仕事だ。 「この仕事に、正しいかどうかという基準はありません。正しいという言葉には気をつけたほうがいい」 師である板鳥の言葉が印象的だった。 調律に必要なものは技術だけではない。 だからこそ奥深く、際限がないものなのかもしれない。 一方で、ピアノのもつ力を最大限引き出そうと、調律の精度を下手に上げてしまうとピアノの主が弾きこなせないことがある。 ただ単純にピアノを一番良い音が鳴るようにするのではなく、弾く人を尊重することも調律師としての仕事と言えるのかもしれなかった。 調律師たちそれぞれに信念があり、ピアノへの想いがある。 この世界へ入ることを決めた、憧れの調律師の目指す音とはどんなものなのか。 そして自分が目指す音はどこに向かうのか。 外村がまっすぐ見つめる先にある光はどんな色をしているのか。 その果てがあるのなら、見てみたくなる。 世界の見え方は変わる。 知らなかったのではなく、知っていたのだと気がつく。 世界が美しいこと。 ドキドキすること。 温かなこと。 鮮やかなこと。 未熟で、平凡で、才能はない。 それでも外村が音楽に必要とされるものを手探りで集め続ける姿はひたむきで美しい。 外村には、確かめるようにして一歩ずつ歩んできた道のりがある。 大切に進むから、足跡が残る。 どこかでそれらは目印となり、迷った時に周囲を照らす灯となる。 まっすぐにピアノに向き合う一人の青年を静かに描いた、心安らぐ成長ストーリー。
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双子の描写がとても鮮明で、イメージしやすかった。仕事小説は、自分の知らない分野について知見を広める分かりやすいきっかけとなり良い。
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◎図書館本 ★2〜3の間。主人公の未熟さというか考え方の単純さに時々イライラする…と思ったけど20〜21歳くらいならそういうものか?素直だけど、ある意味鈍感で図太くもある。結局強いのはこういう人な気がする。 後半からやっと面白い流れになったけど、とくに大きな波はなく終わった印象...
◎図書館本 ★2〜3の間。主人公の未熟さというか考え方の単純さに時々イライラする…と思ったけど20〜21歳くらいならそういうものか?素直だけど、ある意味鈍感で図太くもある。結局強いのはこういう人な気がする。 後半からやっと面白い流れになったけど、とくに大きな波はなく終わった印象。 私が捻くれているのか?ピアノ経験あればまた見方が変わるのかな。改めて、ピアノ習ってたらなんかもっと世界広がっただろうな〜とは思う。 先が見えないなかで進んでいくのは焦るししんどいよねえ。目指すところがわからない状態が一番つらいよな、と。
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