永遠のおでかけ の商品レビュー
著者の益田ミリさんが、お父さんの亡くなられる前後を中心に書いたエッセイです。お父さんは、時々ミリさんのコミックエッセイなどにも出てきていました。 身近な人が亡くなるということが、優しくリアルに描かれています。淡々とした文章なのですが、それが逆にリアルだなぁ、と感じました。 ブ...
著者の益田ミリさんが、お父さんの亡くなられる前後を中心に書いたエッセイです。お父さんは、時々ミリさんのコミックエッセイなどにも出てきていました。 身近な人が亡くなるということが、優しくリアルに描かれています。淡々とした文章なのですが、それが逆にリアルだなぁ、と感じました。 ブログにて詳しいレビューしています* https://happybooks.fun/entry/2021/02/02/130452
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最近お気に入りの益田ミリさんのエッセイ。 表紙のねこさまが愛らしい。 亡くなったお父さんと過ごした日々のこと、残された家族の暮らしのこと。 悲しいテーマだけど悲壮感は無くて、くすくす笑えたり、胸がぽっと暖かくなったり。 だけどやっぱり切なかったり、哀しかったり。 益田ミリ...
最近お気に入りの益田ミリさんのエッセイ。 表紙のねこさまが愛らしい。 亡くなったお父さんと過ごした日々のこと、残された家族の暮らしのこと。 悲しいテーマだけど悲壮感は無くて、くすくす笑えたり、胸がぽっと暖かくなったり。 だけどやっぱり切なかったり、哀しかったり。 益田ミリさんやっぱり好きだなぁ。 読んでいるとガチガチに張った肩から力が抜けていくような。等身大で生きていくってこういう事なのかなぁ。 電車のお供として選んだ一冊。連休で混雑した電車の中で少し泣いてしまって、慌てて平然を装った思い出。
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父が亡くなって随分経つのに、ふとしたきっかけで後悔が身体中を駆け巡る時がある。ミリさんも同じなんだなと思うだけで、ミリさんが喪中はがきに心休まったように私も安心するのだった。
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初めての益田ミリさんでした。 父の死を中心に話は進みますが、決して悲しいだけでなく、温かさも感じられる素敵なエッセイでした。身近な人の死によって、事ある毎に現在の死と過去の生を突きつけられる人生になるが、そのときにホロっと泣けて同時にフワッと笑えるような関係を親をはじめとした周り...
初めての益田ミリさんでした。 父の死を中心に話は進みますが、決して悲しいだけでなく、温かさも感じられる素敵なエッセイでした。身近な人の死によって、事ある毎に現在の死と過去の生を突きつけられる人生になるが、そのときにホロっと泣けて同時にフワッと笑えるような関係を親をはじめとした周りの人間と築いていきたいと思いました。 また益田さんの作品を読みたいと強く思いました。
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叔父が亡くなった。その一行で始まるエッセイ集。 叔父との永遠の別れを体験した著者が、その後余命宣告を受けた父親との残された日々でのやり取りを綴り、亡くなった後の残された人々の生活を描いています。 こういう本を読む度に、亡父のことを思い出すんだけど、彼に対する感情の変化?移ろい?...
叔父が亡くなった。その一行で始まるエッセイ集。 叔父との永遠の別れを体験した著者が、その後余命宣告を受けた父親との残された日々でのやり取りを綴り、亡くなった後の残された人々の生活を描いています。 こういう本を読む度に、亡父のことを思い出すんだけど、彼に対する感情の変化?移ろい?みたいなものを私なりに書いてみようかなァって初めて思った。 昔は怒りとか悲しみとかしかなかったんだけど、最近はちょっと違うんだよな。この感情にまだ名前を付けられていないことも含めて、言葉にしてみたいな。
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読んでいて幾度となく涙が溢れた。 亡くなられたミリさんのお父さんと自分の父を重ね合せ そしてその時々の自分の気持ちがそのまま代弁されている様な錯覚に陥った。 父と最後に交わした言葉、父にしてあげたかった事、父に買って貰った物 思い出すと涙が溢れるので思い出さない様に文字を追っ...
読んでいて幾度となく涙が溢れた。 亡くなられたミリさんのお父さんと自分の父を重ね合せ そしてその時々の自分の気持ちがそのまま代弁されている様な錯覚に陥った。 父と最後に交わした言葉、父にしてあげたかった事、父に買って貰った物 思い出すと涙が溢れるので思い出さない様に文字を追っているのに ダメだった。 ミリさん同様、自分にも後悔している事がたくさんあって ちっとも満足出来るお別れではなかったけれど そんな事はただの自己満足でありおこがましい事だったんだなと感じ 読み終えた後は自分の心の中が浄化された様な気分になった。 図書館本だったけれど、返却して数日後 私の本棚には「永遠のおでかけ」が並んでいる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読友さんから読むべき本として教えてもらった本。益田ミリさんのエッセイは、何気ない日常生活をあるがままに語る。さらに、その素朴さゆえに生活の現実味が増してくる。素朴さの中には愛があり、生きることの大変さもあり、実生活を体験できる、そんな本です。今回の内容は大切な父親、叔父を亡くすというお話し。生前、大切な人を想い、素直に表現することって難しいけどカタルシスにつながるんだろう。さて島根県の足立美術館が途中出てくる。これまで訪れた美術館の中で一番きれいな美術館でした。是非皆さんにも一度は行ってほしい場所です!⑤
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久しぶりの益田ミリさん。 はじめて益田さんの本を読んだ時、心を温かい手でふわっと包み込んでもらった気がしたのを思い出した。おこがましいけれど、きっと私と似たものを持っている方なんだと感じた。こんなに温かく優しく、私にフィットしてくれる文章ってなかなか出会えない。
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淡々と書かれる、父との繋がりと別れが近づいていく日々。どうしても自分の時の事を考えざる得なかった。終わりが分かっていてもどうしてよいか分からない。切なかったなぁ。
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大切な人とのお別れ。 考えただけでも、悲しい。 だから、現実を見るようで、読んでいて辛かった。 その時は、わたしもインタビューしてみたい。
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