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書店主フィクリーのものがたり の商品レビュー

3.8

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2022/05/08

少し捻くれた主人公が不器用なりに幸せをつかんでいくストーリー。 前半は特徴的な性格にみんなが合わせていく(周りの人に恵まれてると思った)感じ、後半になるにつれて主人公も寄り添っていく部分が見えてくるというか。 最後は駆け足気味にまとめていくようにも思ったけど面白かったです。 本...

少し捻くれた主人公が不器用なりに幸せをつかんでいくストーリー。 前半は特徴的な性格にみんなが合わせていく(周りの人に恵まれてると思った)感じ、後半になるにつれて主人公も寄り添っていく部分が見えてくるというか。 最後は駆け足気味にまとめていくようにも思ったけど面白かったです。 本が人と人とを結ぶというか、主人公にとっての言語が「本」っていう感じの進行がすごく気に入りました。

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2022/04/06

ほんとに最初から最後まで『書店主フィクリーのものがたり』だった。 頑固なおじさんが子どもにほだされて子煩悩おやじになっていく…ってよくある話なのかと思ったら、いや確かにそれもあるし面白いのだけど、それだけじゃない。 登場人物のひとりひとりが光ってる。 「ああいい話だなー」で終わる...

ほんとに最初から最後まで『書店主フィクリーのものがたり』だった。 頑固なおじさんが子どもにほだされて子煩悩おやじになっていく…ってよくある話なのかと思ったら、いや確かにそれもあるし面白いのだけど、それだけじゃない。 登場人物のひとりひとりが光ってる。 「ああいい話だなー」で終わる物語ではないけれど、いい話でしたよ。 署長さんはとにかく良い人ですよ、ほんと。 こんな署長さんがいる地域はそりゃ平和だろうなと思うぐらい。 署をあげてみんなで読書会できるぐらいだから、そりゃ平和なんだろうなあ。 地域の本屋さん、大事ですよ。 うちの町にも本屋さんほしいなあ。

Posted byブクログ

2022/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本屋さんが出てくるお話が好きなので読んでみました。翻訳本はあまり好きではないんだけど、そこはやっぱりそうかな。なんか、言葉がしっくり来なくて。最初は退屈な感じで読むのやめようかなって思ったけど、A.J.がマヤを養子にしたあたりから面白くなって最後まで読んだ。A.J.を見届けられてまぁよかったという感じです。

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2022/03/02

サラサラ読めて、たまにはこういう本もいいかな。 小さな島の、本を愛する人たちの話。 楽しく読めました。 フィクリー、いうほど偏屈じゃなかった。

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2022/01/31

翻訳ものは表現方法が独特で苦手なのが多いが、本書はラストまで一気に読み終えることができた。読めば読むほどにハートウォーミングなストーリー。一見すると偏屈でとっつきにくい主人公が実は愛に満ち溢れ、人生そんなに悪いものじゃないと心からおもわせてくれる展開になっている。愛すべき存在に出...

翻訳ものは表現方法が独特で苦手なのが多いが、本書はラストまで一気に読み終えることができた。読めば読むほどにハートウォーミングなストーリー。一見すると偏屈でとっつきにくい主人公が実は愛に満ち溢れ、人生そんなに悪いものじゃないと心からおもわせてくれる展開になっている。愛すべき存在に出会えるか否か、その選択を自分でつかみとることができるのかそうじゃないのか、そんな微妙な匙加減で人生は大いにかわってくるものなのかも。

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2024/07/09

ニューイングランドのアリス島にあるアイランドブックスを訪れた出版社の営業担当のアメリアと、店に残された捨て子のマヤとの出会いが、妻を事故で失った店主A.J.フィクリーのスノビッシュな日常を一変させ、閉ざされていた島の人々との交流も開かれてゆく。様々な本を絆に、アメリアとの恋愛、マ...

ニューイングランドのアリス島にあるアイランドブックスを訪れた出版社の営業担当のアメリアと、店に残された捨て子のマヤとの出会いが、妻を事故で失った店主A.J.フィクリーのスノビッシュな日常を一変させ、閉ざされていた島の人々との交流も開かれてゆく。様々な本を絆に、アメリアとの恋愛、マヤへの愛情、亡妻の姉イスメイ、警察署長ランビアーズとの親交が深まる日々に、マヤの母親の悲劇と父親、ポーの初版本の盗難の謎も織り込まれ物語が綴られる。各章の最初に記された本棚のレビューは物語の行方を暗示させるとともに、その本自体への興味を唆らせる。 「小説というものは、人生のしかるべきときに出会わなければならないということを示唆している。覚えておくのだよ、マヤ、ぼくたちが二十のときに感じたことは、四十のときに感じるものと必ずしも同じではないということをね、逆もまたしかり。このことは本においても、人生においても真実なのだ。」“Sometimes books don't find us until the right time. Remember, Maya: the things we respond to at twenty are not necessarily the same things we will respond to at forty and vice versa. This is true in books and also in life. ”

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2021/12/01

A・J・フィクリー アリス島唯一の本屋アイランド・ブックスの書店主 ニコル・フィクリー 事故死したA・J の妻 マヤ 小さな女の子 アメリア・エイミー・ローマン 編集者 ランビアーズ アリス島警察署長 イズメイ ニコルの姉 ダニエル・パニッシュ 作家、イズメイの夫 マリアン・ウォ...

A・J・フィクリー アリス島唯一の本屋アイランド・ブックスの書店主 ニコル・フィクリー 事故死したA・J の妻 マヤ 小さな女の子 アメリア・エイミー・ローマン 編集者 ランビアーズ アリス島警察署長 イズメイ ニコルの姉 ダニエル・パニッシュ 作家、イズメイの夫 マリアン・ウォレス ハーバード大学の学生、アリス島で入水自殺をする フィクリーの言葉 『ぼくたちはひとりぼっちではないことを知るために読むんだ。ぼくたちはひとりぼっちだから読むんだ。ぼくたちは読む。そしてぼくたちはひとりぼっちではない』

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2021/10/31

話の筋はわかりやすいので、まあ悪くない話ではある。2016年の翻訳部門の本屋大賞らしい。  島で唯一の書店の店主・フィクリー。若くして妻を亡くし、寂しさから酒に溺れ、わざわざ島までやってきた出版社の営業の女性に難癖をつける。初登場はとても偏屈な印象だけを残す。  で、突然、幼...

話の筋はわかりやすいので、まあ悪くない話ではある。2016年の翻訳部門の本屋大賞らしい。  島で唯一の書店の店主・フィクリー。若くして妻を亡くし、寂しさから酒に溺れ、わざわざ島までやってきた出版社の営業の女性に難癖をつける。初登場はとても偏屈な印象だけを残す。  で、突然、幼子が書店に捨てられたので育てることになる。  で、よくわからないが、難癖をつけたはずのその女性に恋をする。  で、結婚して、捨て子とともに生活しだす。  で、最後に病気になって死ぬ。  ま、その間に周辺を含めていろいろなことがあるけど、なんか全てが、エピソードの切り貼りみたいだった。ひとつひとつがぶつ切りって感じ。読んでてイライラした。  シナリオライターあがりが小説を書くと、こういう雑な文章になるよなぁ、って思いながら最後まで読み、巻末の解説を読んだら、やっぱりシナリオライターあがりだった。  映画にしたら安心して観てられる内容だとは思うけど、小説家の文章ではない。  前々から感じていたことだが、どうも本屋大賞というのは信用できない。

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2021/10/14

島で唯一の書店に置いていかれた少女と、妻を亡くした店主。 本で出会い本を読むことで繋がる本の物語。 不器用な人たちの不器用な関係性が、会話によって紡ぎ出される様子が愛おしい。本が好きでよかった。

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2021/09/18

島唯一の本屋を営むフィクリーは奥さんに先立たれ、ひとりぼっち。 ある日、本屋に2歳の子供マヤと置き手紙が。。 かけがえのないものに出会い、気難しい本屋店主の心が変わってゆく。心がほどけてゆく描写に読んでいるこっちの心も暖かくなる。 読み終えた後、誰かに本を贈りたくなる物語。

Posted byブクログ