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書店主フィクリーのものがたり ハヤカワepi文庫
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書店主フィクリーのものがたり ハヤカワepi文庫

ガブリエル・ゼヴィン(著者), 小尾芙佐(訳者)

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書店主フィクリーのものがたり ハヤカワepi文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2017/12/07
JAN 9784151200939

書店主フィクリーのものがたり

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商品レビュー

3.8

85件のお客様レビュー

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2024/06/02

淡々と冷静に言葉を紡ぎながら、じんわりと胸を温かくさせる物語だった。 ドラマティックな書き方はされないけれど、登場人物1人1人にしっかり人生があるのを強く感じる。みんな、幸せも悲哀も力にして一生懸命生きてる。 特に主人公のA.J.フィクリーにとって、決して幸せなだけの人生ではな...

淡々と冷静に言葉を紡ぎながら、じんわりと胸を温かくさせる物語だった。 ドラマティックな書き方はされないけれど、登場人物1人1人にしっかり人生があるのを強く感じる。みんな、幸せも悲哀も力にして一生懸命生きてる。 特に主人公のA.J.フィクリーにとって、決して幸せなだけの人生ではなかったものの、優しさと愛によって支えられ続けた人だったんだなぁとこちらも幸せを感じた。 この本に挙げられているブックリストの本もしっかり読んだうえで、もう一度読みたい。

Posted by ブクログ

2024/05/20

なんとも素敵な本。本好きにはたまらない。本の話だけでなく、プチミステリーとしても面白かった。 読み終わった後は何となく悲しい気持ちもありつつ、けど未来に向けて希望も感じられて、悲しい気持ちと嬉しい気持ちが入り交じった複雑な感情になった。けど、これが世代を越えていくってことよね。 ...

なんとも素敵な本。本好きにはたまらない。本の話だけでなく、プチミステリーとしても面白かった。 読み終わった後は何となく悲しい気持ちもありつつ、けど未来に向けて希望も感じられて、悲しい気持ちと嬉しい気持ちが入り交じった複雑な感情になった。けど、これが世代を越えていくってことよね。 本のことを心置きなく共有出来るパートナーがいる人生は良いな~と思いつつ、現実にはパートナー選びはそれだけですることはないので私のパートナーはほぼ本が読めない人だけど、それでもそれなりに幸せだから、結局本の虫は心置きなく良書を読み漁れる環境があれば幸せになれるんだと思う。本を読まない相手にひたすら読んだ本の啓蒙はしてるけど笑。 本書で紹介されてた本たち、いつか読んでみたいので以下は備忘として記載。 「おとなしい凶器」 ロアルド・ダール 「リッツくらい大きなダイアモンド」 フィッツジェラルド 「ロアリング・キャンプのラック」 ブレット・ハート 「世界の肌ざわり」 リチャード・ボーシュ 「善人はなかなかいない」 フラナリー・オコナー 「ジム・スマイリーの跳び蛙」 マーク・トウェイン 「夏服を着た女たち」 アーウィン・ショー 「父親との会話」 グレイス・ペイリー 「バナナフィッシュ日和」 サリンジャー 「告げ口心臓」 E·A·ポー 「アイロン頭」 エイミー・ベンダー 「愛について語るときに我々の語ること」 レイモンド・カーヴァー 「古本屋」 ロアルド・ダール

Posted by ブクログ

2024/05/18

本を好きでよかった。この本に出会えてよかった。 そんな風に思えた作品。 島の小さな書店を営むフィクリー。妻を事故で亡くした彼は、とても偏屈で、とても孤独だった。ある夜、稀覯本「タマレーン」が盗まれてしまう。傷心の日々のなか、書店に捨てられた小さな子どもを発見し、育てる決心をする...

本を好きでよかった。この本に出会えてよかった。 そんな風に思えた作品。 島の小さな書店を営むフィクリー。妻を事故で亡くした彼は、とても偏屈で、とても孤独だった。ある夜、稀覯本「タマレーン」が盗まれてしまう。傷心の日々のなか、書店に捨てられた小さな子どもを発見し、育てる決心をする、という話。 捨て子のマヤとの親子愛、出版社で働くアメリアとの恋愛、お巡りのランビアーズとの友情。不器用なフィクリーらしい愛のかたち。 本を愛するフィクリーと彼を取り巻く人たち。みんな本が大好きで、書店主フィクリーが大好きで… ほのぼのした作品かと言われたら、少し違う。冒頭から、フィクリーはやさぐれていて。そんな彼を変えてくれたのは、マヤの存在。だから、消えた「タマレーン」の謎も、マヤとの出会いを思うと、これでよかったのだと思ってしまったり。なによりも、フィクリーが幸せそうなのだから、ね。 感性を共有する相手に出会えたこと。それは人生の宝物だね。本を読む行為は孤独だが、そこから広がる世界は、いつでも無限大だ。

Posted by ブクログ

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