きまぐれな夜食カフェ の商品レビュー

古内一絵(著者)

2019/08/05

シリーズを読むほどに、好きだなぁとじわじわと染み渡る様に感じてしまう。
今回はご飯の美味しそうさ（？）よりも、それぞれの話に入ってしまった。
「だからね、大事なのは、先のことをあれこれ気にかけるより、今をできる限り上機嫌に過ごすことなんじゃないかしら。」
はっとした。私の性格からして、先のことの不安が大きくてその備えをしなきゃと思って、どうしても今を満喫できない。だけど、ほどほどにしないともったいない、、かもなぁ。
いや、本当に私もシャールさんに会いに行きたい。

2019/06/22

マカン・マラン第三弾。今回は今までのシリーズの中でも、一番心身ともにお疲れで荒んでいた人々が多かったような...。それでも店主シャールさんの温かさは変わらず、むしろ一層引き立つ。どの話も良かったけど、『風と火のスープカレー』が秀逸！！もうグッときまくり。個人的には前作『ふたたび』より、この『みたび』の方が好き。シャールさんは本当に優しいなぁ。このシリーズ、間を置かずに読んでも全く飽きません。

2019/06/14

シリーズ三作目。今回も読んでいて心がズタズタにされるほど痛々しい人たちが出てきます。それぞれの事情を全て把握するわけでもないのに、そこに暖かさを運んでくれるシャールさんは本当に凄い。スープカレーのラストは特に圧巻です。最終話は終活というそろそろ他人事でない話。私も素晴らしい友達も得たし、終わるために何かすることを考えるだけではなく、毎日新しい自分と向き合えるようになりたいと思いました。シャールさんと同じようにはできなくても美味しくて体にいいものをきちんと選んで。さあ、明日は何を食べましょう。

2019/12/06

今回の4話もとても良かった。
１話目は少し心が荒んだ女性登場で、ちょっと気が重かったけど。
料理人にシャールさんの昔の職場の後輩、そして地主でもある比佐子さんの話はどれも素敵でした。

次の4巻目でおしまいなのがとても残念だけど、また読み返せばいいかな。

2019/05/27

運命を変えるカフェとして、有名になりはじめた「マカン・マラン」。そこに目を付けたのは、ネット世界では有名なディスりの女王。とうとう店を探しあてた彼女に、シャールはこれまでにない対応を…。

シャールに会いたい･･･。

2019/05/26

第3話でとてもびっくりする登場人物？が出てきたのが面白かった。第4話の感覚は、ちょっとなにかもう少し書かれていないものが感じられたらよかったな。

2019/05/04

三たび…というだけあってこちらもペースがわかっているし今回は今までの登場人物が結構絡んでいたのでスッと入ってきてサクサク読めた。
個人的にせっかくのGWに風邪でダウンして、でもそのおかげで一気に読めた。体調も気持ちも弱っていたわたしにとってもマカンマランで少し元気になれた気がした。

2019/03/21

シャールさんシリーズ第3弾。

今回も暖かいマカン・マラン。

第1話 妬みの苺シロップ
第2話 薮入りのジュンサイ冷や麦
第3話 風と火のスープカレー
第4話 クリスマスのタルトタタン

第1話の主人公には、恐怖すら覚えてしまった。
怖い。
でも、寂しい人。
どんな人にも分け隔てなく接するシャールさん。

第3話では、ちょっと驚きのシャールさん。
優しい、懐の広い人。

シャールさんには、男女の性別を超えた人間としての魅力が、人一倍、いや、何十倍もある。
それは、色々な経験をしてきたであろう彼女だからわかることなのだろう。

今回も魔法の言葉をたくさん貰った。

2019/03/21

マカン・マランみたび。
「妬みの苺シロップ」毎日ささくれ立って、楽しいことなんか何もなくて、唯一自分が輝けるのがネット上で他人をディスることだけというディスリの女王。承認欲求と寂しさとで自分の首を絞めていく姿が痛々しくて、読んでいてつらかった。でもシャールさんに出会って、最後は少し前向きになれたようでよかった。裕紀はマナチーと付き合っちゃったけど…どんまい！
「風と火のスープカレー」切なくて泣いた。燿子の好きだった人…やっぱりそうだったんだ。シャールさんはいい女でありいい男なんだなぁ。これは惚れる。彫りの深い180越えの筋肉質…実写化したらシャールさんは阿部寛かなと思った（笑）
今回も滋味たっぷりで癒されました。次の巻で最終巻なんて悲しい。

2019/02/27

図書館より。

読み始めたら、やっぱり止まらなくて一気読み。前の話とか覚えてないけど(笑)、何となく以前出てきた人たちの活躍が知れて嬉しい。イタイ話もあり。終活の話は思わずガン読みしてしまった。これで最後なのかな。さびしいなぁ。