悲嘆の門(下) の商品レビュー
色んな方向からストーリーが進み、ひとつになるまで正直辛かったです。 中巻後半からは自分の想像力を駆使し、集中力を要しました。
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異界の戦士ガラに与えられた力で、犯罪者を粛清し、人間性を失っていく孝太郎。孝太郎とガラのは何を望むのか。 許されざる者を消してしまいたいという気持ちは分からなくはない。刑に服することでは味わえない、苦しみや後悔を感じればよいという気持ちというか。それは自分の身内がというわけでなく...
異界の戦士ガラに与えられた力で、犯罪者を粛清し、人間性を失っていく孝太郎。孝太郎とガラのは何を望むのか。 許されざる者を消してしまいたいという気持ちは分からなくはない。刑に服することでは味わえない、苦しみや後悔を感じればよいという気持ちというか。それは自分の身内がというわけでなくても感じることがあるものだが、やはり自分の正義で、罪でなく人を裁こうとするのは、結局犯罪者の思考と変わらないという。それを自覚して消えた森永はすごい。 最後、少しご都合主義なところもあるが、ガラのお詫びなのかもしれない。
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読み終わった。 他の著作同様、サクっと読めた。 現実世界と異世界をうまく混ぜ合わせた話。 一応ハッピーエンド。 話の流れだと、一番妥当な終わり方だと思う。 解説でわかったが、英雄の書と絡みがあるらしい。 でも、そちらはいいかな。
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山科鮎子殺害犯をガラに葬ってもらってからの孝太郎は、都築の協力の元それ以外の4件の連続殺人を犯した犯人を捜し始める。 学生であり時間的にも金銭的にも厳しい孝太郎は一番近くの戸塚で起こった第4の殺人を、それ以外は都築が受け持つことに。 手始めに始まりの事件の現場を調査していた都築...
山科鮎子殺害犯をガラに葬ってもらってからの孝太郎は、都築の協力の元それ以外の4件の連続殺人を犯した犯人を捜し始める。 学生であり時間的にも金銭的にも厳しい孝太郎は一番近くの戸塚で起こった第4の殺人を、それ以外は都築が受け持つことに。 手始めに始まりの事件の現場を調査していた都築はある結論に達する。 その頃孝太郎も第4の死体遺棄現場で、ガラに借りた左目が犯人の残したドロドロした言葉の残渣を目撃。 そして犯人を追跡し始めた孝太郎はまた独断である行動を起こしてしまう。 もぉここら辺から孝太郎は自分が思っている以上に思考や精神状態が変化しちゃってるよね。 ある意味正義に酔ってしまっている感じ。 都築の忠告には一応耳を傾けはするが聞き入れようとはしない。 仲間であるマコちゃんに協力してもらいたくても、ガラの事や左目の事は話せないのでろくでもない やり方で協力を取り付けちゃうんだもん。 ここから徐々に自分の中でもこのままでいいのかって葛藤は生まれてきて、事件解決を機にある決断をするんだけど、これがまた上手くいかねぇんだわ。 ここまで散々様々な人間の思考や言葉をみてきたのに、なんでこの件についてはそんな軽く考えちゃうのかなぁって思ってはいたから、 やっぱりねとは思ったが、このタイミングで来るとはねぇ。 これまでの事件はどことなく遠い世界の話みたいな感じで読めてたけど、こっちに関しては生々しく想像してしまってものすごく嫌悪感を覚えて息が詰まったわ。 あの発見した時の描写はきつい。 なんでこの状況でこいつらはあんな会話が出来るんだ? こいつらこそ化け物だわ。 そう思った。 このままじゃ救いがねぇ。 孝太郎まじかぁ! そんな訳で、この物語の結末がどうなるかは読んでからのお楽しみつー事で。
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正義とは、悪とは、人を裁くとは。 ファンタジーなんだけど、ファンタジーでは終わらせず、現実世界をきっちり書く宮部さんはさすが。
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英雄の書を読んでからがオススメ。世界観に戸惑うので。 闇も光も幅広く面白かった。 山科社長の「言葉は残る」と言うくだりを読めただけでも価値あると思いました。作家さんだからこそのおもさでしょうか。
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おまえは後悔するー。度重なる守護戦士の忠告に耳を貸さず、連続切断魔の特定に奔走する三島孝太郎。なぜ、惨劇は起きたのか。どうして、憎しみは消えないのか。犯人と関わる中で、彼の心もまた、蝕まれていく。そうした中、妹の友人・園井美香の周囲で積み重なった負の感情が、新たな事件を引き起こす...
おまえは後悔するー。度重なる守護戦士の忠告に耳を貸さず、連続切断魔の特定に奔走する三島孝太郎。なぜ、惨劇は起きたのか。どうして、憎しみは消えないのか。犯人と関わる中で、彼の心もまた、蝕まれていく。そうした中、妹の友人・園井美香の周囲で積み重なった負の感情が、新たな事件を引き起こす。都築の、ユーリの制止を振り切り、孝太郎が辿りついた場所。“悲嘆の門”が、いま開く。
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願いが叶っても叶わなくても次の門番となる。悲しいですね、ガラはわかっていて行った母は強しですか。結局事件はそれぞれ個別のものでサイバーパトロールも読む前に期待したほど今回の出来事に関わる事無く少し消化不良の感じもしますが・・・。
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失踪した同僚の森永を探す三島孝太郎は、西新宿セントラルラウンドビルで元捜査一課の刑事・都築に出会う。悪意による〈物語〉が拡散され、汚濁に満ちた闇が日常へと迫る中、正義と復讐に燃える青年は、ある決断を下す。
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