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悲嘆の門(下) の商品レビュー

3.4

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    3

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2021/09/17

上・中・下巻の感想をまとめて。 上巻のあらすじを読んだ時、ミステリーかと思った。宮部作品のミステリーは網羅してるのにな、見落としたかな、と思ったのだけど、結論から言うとミステリーとファンタジーだった。(事件も出てくるけど、ファンタジーの要素が強い) 『英雄の書』と繋がっているみ...

上・中・下巻の感想をまとめて。 上巻のあらすじを読んだ時、ミステリーかと思った。宮部作品のミステリーは網羅してるのにな、見落としたかな、と思ったのだけど、結論から言うとミステリーとファンタジーだった。(事件も出てくるけど、ファンタジーの要素が強い) 『英雄の書』と繋がっているみたいなのでそちらも読む予定。 宮部みゆきが考える、物語と言葉の関係性や人間と物語の関係性が興味深く面白かった。 ファンタジーではあるんだけど、どこかに〈無名の地〉があって〈咎の大輪〉が静かに回されていて、そこから〈物語〉が生まれている…と想像すると、寒気がするような途方もない気持ちになる。 孝太郎が、自分の気持ちの底の底まで向き合って、乗り越えていくところがとても良かった。 鮎子さんの、「言葉は蓄積していく」という言葉、ネットにおいてもそうだし、自分の発した言葉も、例え形には残らなくても、確かに言葉は"残る"ものなんだなぁと共感した。 設定というか世界観が少々込み入っているんだけど、下巻に収録されている、武田徹氏の「解説」が分りやすくまとめられていたので、文庫を手にした方は読んでみてほしい。

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2024/07/22

3冊もの長編であるがすいすい読んでしまいます。中身はエンタメなので特にネタばらしはしなけど、この作者らしく裏切らない内容だった。

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2021/07/18

心底つまらない小説だった。 読者を悪い意味で裏切るファンタジー展開、好きになれない登場人物、とにかく無駄が多い文章。 どうせなら上巻のあらすじに前作のタイトルや【ファンタジー】の文字も入れてくれたら読まずにいたのに。

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2021/03/29

英雄の書を読んでいたからこそ、ここまで読み切れたと思う。最後の方はあっさりと終わりに向かっていった印象。自分を形作るものは言葉、という点は、現実世界に通じる考え方だと思う。

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2020/08/27

主人公の大学生が、そのあとどうなったのか 紡ぎ出される言葉の力は限りなく強かった。 最後の最後で無事に戻ってこれでほっとした。 希望、生きること、プラスのワード なんだか闇をみて反対のことの大切さをより強く感じた。

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2020/08/17

確か「英雄の書」を読んだ時もこんがらがった記憶がある。 「危険な物語」を生きようとすると無名僧になる。 それは本人の物語ではないから。 じゃ、「良い物語」があったとしてそれが本人の物語でなく、それを生きようとしても無名僧なのか? ガラの息子は使命ではない生き方をしたから無名...

確か「英雄の書」を読んだ時もこんがらがった記憶がある。 「危険な物語」を生きようとすると無名僧になる。 それは本人の物語ではないから。 じゃ、「良い物語」があったとしてそれが本人の物語でなく、それを生きようとしても無名僧なのか? ガラの息子は使命ではない生き方をしたから無名僧? ふむ… とりあえず、マイナス思考を口に出すのは極力ひかえよう(^^;;

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2020/08/01

ミステリーとファンタジー。 実は、宮部みゆきのファンタジーが激推しだけど、ミステリーは、そうでもない。 ということで星4かなー。 世の中に溢れるコトバ ネットはなおさら、コトバだけが歩きがち。 暖かい丸いコトバも、人を攻撃する鋭利なコトバも自分から出たコトバは、自分に蓄積されて...

ミステリーとファンタジー。 実は、宮部みゆきのファンタジーが激推しだけど、ミステリーは、そうでもない。 ということで星4かなー。 世の中に溢れるコトバ ネットはなおさら、コトバだけが歩きがち。 暖かい丸いコトバも、人を攻撃する鋭利なコトバも自分から出たコトバは、自分に蓄積されていく。 どんなに、その場のノリで面白くても、ブラックすぎるコトバは、人を蝕んでいくのかもしれない。 正義を盾に、自分で裁こうとするコウタロウ。 どんどん拍車がかかり止まらなくなる=物語を生きようとすること。 それは無名僧になるべく大罪。 でも、最後は身代わりにはなれないと帰されてしまう。 無名僧や無名の地が、出てきたらめっちゃ、テンション上がった。 悲嘆の門の門番が… そこは衝撃だった。 今こそ、もっと沢山の人が、こういう事を読んで コトバの重さを感じれればいーのになぁと思う。

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2020/06/23
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ぼやっとした終わり方ですべてが中途半端な感じで…想像を遥かに超えて残念な終わり方だった…。 クライマックスであろうガラの戦い、悲嘆の門の部分なんて読み飛ばしてしまったほど…。 ふと「デスノートでいいじゃん?」て思ってしまった…。

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2020/05/03

最後のほうはなにを話してるかわからなくなってしまった。 自分の理解力の問題かな。 想像力がないのかなー。 そんなだかはあまり響かなかった。

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2020/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりの宮部みゆきさん。 RPGのような世界観(ほとんどやったことがないけど、多分) ちょっとブレイブストーリーを思い出す。 宮部みゆきさんらしく、すごいな~と思う 途中ちょっと描写が多くて読み飛ばしたくなる。 暗くなるけど、最後はハッピーエンドでよかった。

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