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悲嘆の門(下) の商品レビュー

3.4

73件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    3

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2024/06/17

英雄の書の方が好きだったけど、、!!でもユーリが成長してるところが見られて嬉しいし、人間がこの世の怪物だと感じました。

Posted byブクログ

2024/02/23

上巻では日常に迫る不気味な気配にゾクゾクして、勇んで中・下巻を買いに行きました。が、異世界の約束事が展開され、ついて行けなかった。主人公の平穏な日常が侵食されて、言動の変わり方にも違和感。

Posted byブクログ

2023/09/03

「<輪>を生み出し、咎の大輪を回し続けるおまえたちヒトの命の、何と力強いことだろう。そこから生まれ出る<渇望>の、何と大きなことだろう」 ……一つの物語を消費しても、また新たな物語を求め、本棚に収まり切らない本を買い込み抱え込む罪を、私は今後も繰り返していくのだろう。

Posted byブクログ

2023/07/17

ちょっと私にはファンタジー感強すぎたかな。。。 面白くないとかでは無いんだけど、いまいちサクサクは読めなかった。。。ただ本当にアニメにして欲しい。見応えのあるミステリーアニメになる事間違いナシ!!な気がします。

Posted byブクログ

2023/07/10

いよいよ下巻だ。  宮部みゆきはゲーム好きでも有名だが、ファンタジーの使い方が昔からとても上手であり、エンターテイメントとしての相互性をうまく表現しているように思った。  第四章においては、幸太郎の煮え切らない心が現れている様な進捗がおきる。  シリアルキラーによる連続殺人犯を分...

いよいよ下巻だ。  宮部みゆきはゲーム好きでも有名だが、ファンタジーの使い方が昔からとても上手であり、エンターテイメントとしての相互性をうまく表現しているように思った。  第四章においては、幸太郎の煮え切らない心が現れている様な進捗がおきる。  シリアルキラーによる連続殺人犯を分担して追跡する幸太郎と都築。捜査の過程において人間の悪意が如何に醜いものかがわかる。描写がわかりやすく伝わってくる。  連続殺人だと思われていた事件が、それぞれ独立した事件である事が発覚し。幸太郎はガラに取り憑かれた様になり。作中の物語が大きく歪んだように見える。事件それぞれの要様相が明確になってきた中で、真岐の様子も変化。彼への信頼も揺らいでいる。更に森永の父親と対峙する事により、森永の中にある残滓に行きつき、遂にはガラの中の彼とコミュニケーションを取る機会をえるが現実に戻る事を拒否され。  何も納得できず、山科の件や幸太郎が刈った事件の関係者は決して満足する事なく、腑に落ちる事なく生きていく。というのはとても惨虐に思えてしまう。  終章  怒涛の展開だ。この作品はフィクションだが、この物語に当てはめれば存在している世界だ。 単純にミステリーだ何だと軽い気持ちで読書していた、作品と向き合っていた自分にどんな物語にも登場人物がいて、その作品の中で彼らは間違いなく生きているんだ。と突きつけられた様な感覚だ。幸太郎が飲み込まれた後、彼の魂がどうなるのか目が離せなかったが(一度読んだはずだけどなぁ(笑)僕の時間も巻き戻ったのかなぁ。)最後は納得のいく形で集約したのは良かった。残念ながら大団円では無いが(森永の件や幸太郎が刈った人間の件、何より全く意味不明に消えているホームレス達の件)幸太郎が成長し、大人になっていく過程は想像できる結末だ。  幸太郎とユーリ達との関係は残っていて欲しいのだが(作中で言えば今後も幸太郎が暴走する可能性がある為、リアルで言えば、続編の可能性に繋がる為)どうだろう。しかし、最後にマナの存在があれ程重要な鍵になるとは。宮部みゆきの構成力、物語の紡ぎ方は驚嘆すべきだ。実はミステリーとファンタジーはとても相性が良く、漫画やゲームでも取り上げられるし、小説でも米澤穂信の「折れた竜骨」など名作が沢山だ。  筆者はジャンルレスな才能を持っており、僕は彼女のミステリーベースが好きなので新作を心待ちにしておこう。

Posted byブクログ

2023/05/20

実在する存在と現実が絡むミステリーなファンタジー。ファンタジーと知っていたら手に取らずにいましたが、物語りが加速していく部分の読み応えは、まさに宮部みゆきさんの作品でした。

Posted byブクログ

2023/04/13
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ここまでファンタジーだとは思ってなかったのでちょっと白けたところはあるけど、最後に出てきた「始源の大鐘楼」にまつわるコンセプトには結構共感ができた。 「『虚無』から生まれる言葉」、ということは逆さにすると言葉がなければ「虚無」しか残らないということ。 人間がモノに名前(つまりは言葉)を与えて初めて存在となる、認知される。。。これって誰が言ってたっけなぁ。。。 人って言葉があってこそモノをしっかり認知し区別することが出来るようになったり、さらに複雑な思考ができる。こんなことを考えていると、言葉を生み出した人間って宇宙でも極めて稀な奇跡の存在じゃぁないかと思ってしまう。

Posted byブクログ

2023/01/14
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ファンタジー小説。上巻のあたりまでは、この話をどのようにまとめていくのだろうと、自分勝手に、想像していたが、、。下巻は斜め読みしてしまった。

Posted byブクログ

2022/12/14
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読み始めて、おぉ、なかなか面白い。 ドキドキすると、展開を楽しみしていたら、 何だそんな感じかよ…現実世界の話じゃなく、異世界の話はあんまり好きじゃ無いなぁ…あああ、でも何これ、面白い! と夢中になって、上中下3冊を数日で読み終わってしまった。 ミステリーで、この世の物では無い力を使う感じはあんまり好きじゃなくて、何だろう。この世のもので起きたものはこの世のもので解決して欲しいというか。 ミステリーならミステリーであって、ホラーならホラーであって、ファンタジーならファンタジーであってほしいように僕は感じてしまう。 なので、途中の異形のものが現れたときは何だよ…と思ったけれど、それはそれとして楽しめた。 最後に、ハッピーでは無いかもしれないけれど、最悪の事態にはならなくて、気持ちがホッとした。

Posted byブクログ

2022/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻は夢中になって読んだけど 中巻からファンタジー寄りになってしまい、がっかりしながらも なんだかんだ惹かれる物語。 言霊のようなものを信じているので、 言葉が残滓してその後に影響するというのは分かる気がする。 その他の要素 ・本当は連続犯ではないのに、ネットやテレビで作られる〈物語〉 ・それに影響を受ける人々、続く事件 ・主人公の正義感の暴走 ・私刑では救われることのない被害者遺族 ・それでも最後は人との繋がり?

Posted byブクログ