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違国日記(1) の商品レビュー

4.4

66件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

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2019/07/30

現在4巻目まで出ているようだけど、1巻目を読んだ段階であまり大きな進展はないタイプの話のようなので、1巻目だけの感想を書く。というのは、気に入ったから。「このマンガがすごい!オンナ編」第4位。 田汲朝(15歳)は、交通事故で亡くなった両親の母親の方の妹と一緒に住むことになる。妹...

現在4巻目まで出ているようだけど、1巻目を読んだ段階であまり大きな進展はないタイプの話のようなので、1巻目だけの感想を書く。というのは、気に入ったから。「このマンガがすごい!オンナ編」第4位。 田汲朝(15歳)は、交通事故で亡くなった両親の母親の方の妹と一緒に住むことになる。妹は高代槙生(35歳)小説家である。1話目は、突然朝が高校3年で出てくるが、2人の日常生活を描いているので、おそらくこの物語は、その3年間の「日常」を描くことなんだろうな、と見通しを立てた。2話目からは、朝を引き取る時の中学生の頃に戻る。 なにが面白いのか。人見知りの一人暮らしの女性の小説家が、女の子を引き取って、初めて「人間」と暮らし始める。その1つ1つがやはり発見の連続。朝の視点と槙生の視点。人間とはいえ、まだ犬ころを拾ったような感覚が槙生にはある。 槙生は小説家なので、言葉を大切にする。朝に日記を勧める。「この先誰があなたに何を言って、誰が何を言わなかったか。あなたが今、何を感じて何を感じていないのか。たとえ二度と開かなくても、いつか悲しくなったとき、それがあなたの灯台になる」。よくわかる。 私も中学生から高校生にかけてずっとつけていた日記があった。数年前にそれを見つけて、何か文章を書こうとしたら、それ以降一度も開けることがなかった。「そうだ、日記は灯台なんだ」まだ私には、必要ないのかもしれない。このマンガが完結した時に、また改めて感想を書きます。 どうでもいい話なんだけど、どうして最近のマンガ家は全部カタカナの名前が多いんだろう(コナリミサト、ヤマザキマリ等々)。そんなにもデジタル化(or記号化)したいんだろうか。

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2019/07/06

無くなった姉の子供を引き取る漫画 涙が出てこない中学生と、コミュ障の小説家。 二人の口から絞りでてくる生の言葉に目が離せない。 うまく言葉にできないがよいマンガを読んだな〜 好きだ!

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2019/06/29

・この先 誰があなたに何を言って…誰が何を言わなかったか あなたが今…何を感じて 何を感じないのか ・わたしは決して あなたを 踏みにじらない ・日記は 今 書きたいことを書けばいい 書きたくないことは書かなくていい ほんとうのことを書く必要もない 槙生語録のなかで一番刺さった...

・この先 誰があなたに何を言って…誰が何を言わなかったか あなたが今…何を感じて 何を感じないのか ・わたしは決して あなたを 踏みにじらない ・日記は 今 書きたいことを書けばいい 書きたくないことは書かなくていい ほんとうのことを書く必要もない 槙生語録のなかで一番刺さったのがこれ↓ ・あなたは 15歳の子供は こんな醜悪な場にふさわしくない 少なくともわたしはそれを知っている もっと美しいものを受けるに値する 泣いた。

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2019/05/16

「へんな人と 暮らしはじめた。 お父さんとお母さんが 死んだので。」 35歳、少女小説家。(亡き母の姉) 15歳、女子中学生(姉の遺児)。 不器用女王と子犬のような姪が おくる年の差同居譚。 手さぐり暮らしの第1巻! 少女小説家の高代槙生(35)は 姉夫婦の葬...

「へんな人と 暮らしはじめた。 お父さんとお母さんが 死んだので。」 35歳、少女小説家。(亡き母の姉) 15歳、女子中学生(姉の遺児)。 不器用女王と子犬のような姪が おくる年の差同居譚。 手さぐり暮らしの第1巻! 少女小説家の高代槙生(35)は 姉夫婦の葬式で遺児の・朝(15)が 親戚間をたらい回しにされているのを 見過ごせず、勢いで引き取ることにした。 しかし姪を連れ帰ったものの、 翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。 槙生は、誰かと暮らすのには不向きな 自分の性格を忘れていた……。 対する朝は、人見知りもなく “大人らしくない大人”・槙生との暮らしを 物珍しくも素直に受け止めていく。

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2019/05/07

35歳の小説家の女性のうちに、両親を亡くした女子中学生が転がり込み同居をはじめるという話。 ふたりの生活をたんたんと描いた地味な話のはずなのに、感情の描写が繊細だから、何かドラマが起きているように読めるのがすごい。今後、オルタナティブな家族の形を提示する話になるのかな。とてもよ...

35歳の小説家の女性のうちに、両親を亡くした女子中学生が転がり込み同居をはじめるという話。 ふたりの生活をたんたんと描いた地味な話のはずなのに、感情の描写が繊細だから、何かドラマが起きているように読めるのがすごい。今後、オルタナティブな家族の形を提示する話になるのかな。とてもよかった。

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2019/05/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

1〜5話 面白い!タイトルからファンタジーかなと思ってたけど、全然違った。 槙生ちゃんめっちゃかっこいい!!こんな大人になりたかった。言うことにいちいちシビれる。 読みたくて読めてない「の、ような。」とちょと設定かぶるね。こっちのが早いけど。

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2019/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

両親を交通事故で亡くした朝とその母親の妹で朝の叔母に当たる眞生。人見知りで不器用な眞生に引き取られ、2人での生活が始まる。 子供が苦手で育てたことがない眞生と、大人になれていない朝が2人で成長していくお話なのかと思う。朝の心が読んでいて心配

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2019/02/24

不思議な関係性というか、これをきっかけに、槙生さんも少しなにかが変わりそうな予感。 これからどうなっていくのか楽しみ

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2019/01/07

「あなたは 15歳の子供は  こんな醜悪な場にふさわしくない  少なくともわたしは それを知っている  もっと美しいものを受けるに値する」 両親を失った15歳と、人見知りの叔母との同居生活を描く。 ヤマシタトモコの物語はいつも最高で最強にエモい。 淡々と語るようで、その実もの...

「あなたは 15歳の子供は  こんな醜悪な場にふさわしくない  少なくともわたしは それを知っている  もっと美しいものを受けるに値する」 両親を失った15歳と、人見知りの叔母との同居生活を描く。 ヤマシタトモコの物語はいつも最高で最強にエモい。 淡々と語るようで、その実ものすごく熱く訴えてくる。 しかもあまりにも唯一無二。 この空気出せる作家ほかにいなくない? 主人公の一人、叔母の槙生は生活面ですっごくダメ人間だけど、子供を守ることが出来る完ぺきな大人だ。 「悲しめなくてもいい、悲しくなるときがきたらそのとき悲しめばいい」 とか 「日記は、いま書きたいことをかけばいい。書きたくないことは書かなくていい。ほんとうのことを書く必要もない」 とか言える大人になりたい。

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2019/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「あなたは 15歳の子供はこんな醜悪な場にふさわしくない 少なくともわたしはそれを知っている もっと美しいものを受けるに値する」 「わたしは決してあなたを踏みにじらない」 というセリフに痺れました。ここで一気にこの作品に引き込まれました。 不器用ながらも朝を尊重しようという槙生の優しさが伝わってきます。

Posted byブクログ