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違国日記(1) の商品レビュー

4.4

66件のお客様レビュー

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2023/02/22

この先誰があなたに何を言って誰が何を言わなかったか。あなたが今何を感じて何を感じないのか。たとえ二度と開かなくてもいつか悲しくなった時、それがあなたの灯台になる。 ぽつーーーんはきっと孤独だね。 だってほら すごく言葉を選んでくれた感じがする。元気?大丈夫?どうなった?いかに...

この先誰があなたに何を言って誰が何を言わなかったか。あなたが今何を感じて何を感じないのか。たとえ二度と開かなくてもいつか悲しくなった時、それがあなたの灯台になる。 ぽつーーーんはきっと孤独だね。 だってほら すごく言葉を選んでくれた感じがする。元気?大丈夫?どうなった?いかにも心配そうに聞くのもなんでもないふうに連絡するのは難しい。最近どう?ってその全部を頑張って詰め込んでくれたみたいなそんな感じがする。 15歳みたいな柔らかい年頃。きっと私のうかつな一言で人生が変えられてしまう。 この漫画は感覚的なことが言語化される快感がある。

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2023/02/19

前にどこかで試し読みをしたのだけれどその時はタイトルも作者も忘れてしまった。 今回10巻の告知で再会できてまとめ買いをした。 誰かを亡くした事のある人に読んでもらいたい。 悲しくていいし悲しくなくていいし後から悲しんでもいいしどんな風に悲しんでもいい。 そう、教えてくれる話だっ...

前にどこかで試し読みをしたのだけれどその時はタイトルも作者も忘れてしまった。 今回10巻の告知で再会できてまとめ買いをした。 誰かを亡くした事のある人に読んでもらいたい。 悲しくていいし悲しくなくていいし後から悲しんでもいいしどんな風に悲しんでもいい。 そう、教えてくれる話だった。

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2023/02/04

さわりしか読んでないけど。 女の中二病って感じだ。 リアリティ等は無い。 小説だったらさらっと読める系で面白いのではなかろうか。字の上を目が滑っていくように読めそう。 漫画だと無駄に情報が多い。リアリティ期待してしまう。

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2022/12/18

繊細で。おもしろい。すごく好きだった。 なんで今まで読まなかったんだろう。 これから、続き買ってくる。 誰かと暮らすのに不向きな槙生ちゃんと素直な朝ちゃんの2人暮らし。 人と一緒にいるのが苦手な私には、こういうふうに生きてる人もいるよねってこころづよくなったり、友達とか前のだん...

繊細で。おもしろい。すごく好きだった。 なんで今まで読まなかったんだろう。 これから、続き買ってくる。 誰かと暮らすのに不向きな槙生ちゃんと素直な朝ちゃんの2人暮らし。 人と一緒にいるのが苦手な私には、こういうふうに生きてる人もいるよねってこころづよくなったり、友達とか前のだんなさんの優しさに、暖かくなったり。 仕事も忙しくて疲れてて、病院の検査結果待ちの今が、1番の読みどきだったんだと思う。 何巻まで出てるんだろう。楽しみできたー

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2022/12/11

言葉は他者と共有するために生まれた一方で、漠然としたこの世の中に細やかな境界線をひいたアイテムなのだな、 LGBTQやADHD、HSPとか今まではスポットライトを当てられなかったものにも否応なしに当ててしまっていて。 新たな言葉ができたことで、理解できる領域は増えたはずなんだけど...

言葉は他者と共有するために生まれた一方で、漠然としたこの世の中に細やかな境界線をひいたアイテムなのだな、 LGBTQやADHD、HSPとか今まではスポットライトを当てられなかったものにも否応なしに当ててしまっていて。 新たな言葉ができたことで、理解できる領域は増えたはずなんだけど、より一層“ふつう”を規定してしまったのでは? 私にはまだ、この物語で語られている孤独が、ハンナ・アーレントの言う寂しさや孤立となにが違うのかわからない。興味関心があるのにわからないのが、いちばん残酷でいて、そして悔しい。

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2024/05/02

9巻まで読んだ。 久しぶりに自分の立っている土壌を揺さぶられるというか、自分の価値観を問い直さないと整理できない感じだった。 槙生ちゃんみたいな人と出会ってみたかった。 自分も彼女とどこか似ているところがあるから、もしかするとずっと一定の距離を保って知り合えない関係かもしれない...

9巻まで読んだ。 久しぶりに自分の立っている土壌を揺さぶられるというか、自分の価値観を問い直さないと整理できない感じだった。 槙生ちゃんみたいな人と出会ってみたかった。 自分も彼女とどこか似ているところがあるから、もしかするとずっと一定の距離を保って知り合えない関係かもしれない。でも何かのきっかけで彼女と話をすることがあったら、私たちすごく仲良くなれたんじゃないかって、そんな妄想

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2022/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

きっと不器用で姉妹感の相性が上手く行かなかった叔母の言葉ひとつひとつが繊細だなと感じる作品。 通夜の時などの姪に泣いてもいという呼びかけや 感情は自分だけのものだから、他人と比べなくても良いというメッセージが、色んな解釈ができて、 姪の視点は純粋に、叔母の視点は奥深い所が 読んでて面白いです。 ただ親族が亡くなった後日談から始まるから 少しシリアス寄りな面白さかなと思います。 絵はまあまあやけど、奥深い作品求める人には良いかも知れません。

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2023/08/15

両親が突然事故死した主人公の朝は、実感もなく普通に高校生活を送る。同居することになった小説家の叔母槙生や、親友えみりとの会話とかから、簡単には言い表せないような自分の感情や感覚を模索してる様がすごく丁寧に描かれてる。 両親が死んで、小説家の叔母と同居して、軽音楽部員としては音楽...

両親が突然事故死した主人公の朝は、実感もなく普通に高校生活を送る。同居することになった小説家の叔母槙生や、親友えみりとの会話とかから、簡単には言い表せないような自分の感情や感覚を模索してる様がすごく丁寧に描かれてる。 両親が死んで、小説家の叔母と同居して、軽音楽部員としては音楽に深みが出そうなものの、薄っぺらいままだということを悩み、そんな悩みもカッコ悪くて人に言えないというのがすごくリアルな高校生の心情だなと思った。 8巻に出てくる「エコー(=反響、影響)」のくだりは、きっと周囲の人たちとのやり取りがあって初めて自分の足元が少しずつ固まってくるということなのかな。

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2022/04/27

人生でふとした時に思い返したくなるような言葉が散りばめられていた。  日記について、槙生ちゃんは 「誰が何を言って 誰が何を言わなかったか。あなたが今、何を感じて 何を感じないのか。」書いてみるといいと言った。 「今書きたいことを書いて、書きたくないことは書かなければいい。本当...

人生でふとした時に思い返したくなるような言葉が散りばめられていた。  日記について、槙生ちゃんは 「誰が何を言って 誰が何を言わなかったか。あなたが今、何を感じて 何を感じないのか。」書いてみるといいと言った。 「今書きたいことを書いて、書きたくないことは書かなければいい。本当のことを書く必要もない。」とも言った。 それらの言葉に衝撃を受けた。日記は正直に、思ったことを全て書かなければいけないとなぜかずっと思っていたから。嘘を書いたとしても、将来見返した時に、自分がなんでそんな嘘を書いたのか、その時の苦しみも悲しみも全て受け止められる時がくるはずと思って日記に残すのも悪くないなと思った。 「言われたこと、感じたこと」に思いが囚われることはあっても、「言われなかったこと、感じなかったこと」は素通りしてしまうことが多かった気がする。誰かが自分のために飲み込んだ言葉、多くの人が感じるけど自分は感じないこと、もっと考えようと思った。

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2022/04/21

『「日記を…つけはじめるといいかも知れない」「日記?」「この先、誰があなたに何を言って…誰が何を言わなかったか。あなたが今…何を感じて、何を感じないのか」』 転生でもやり直しでもないけど、印象としては強くてニューゲームな話。子どもの頃、自分もこんなふうに導かれたかった。

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